催眠(さいみん)とは、本来の意味は「眠気を催す」こと。眠くさせること。催眠させる薬は催眠薬・催眠剤と呼ばれる。
しかし、現在では「催眠術」のせいで「暗示を受けやすい意識状態」の意味で使われることが多い単語である。
催眠術とは眠気を催すことも主体であるが、人に暗示をかけ操ることも行う。この人を操るといった内容は印象に残りやすいので「催眠術=暗示をかけ人を操る術」の様な意味でも使われるようになり、催眠という言葉の意味も変化して使われることが多くなった。
以下、この記事ではそういった変化した意味の「催眠」に付いて解説する。
曖昧さ回避
- 松岡圭祐の小説作品。催眠シリーズとしてシリーズ化。
- 1.を原作とした日本映画。1999年公開。
- 2.の続編となるTVドラマ。2000年にTBS系列で放送。
- ハワイ発祥のラーメンによく似た麺料理のこと。
- あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
概要
現在では催眠とは、暗示を受けやすい意識状態(変性意識状態)のことを指すことが多い。
又、その状態に導くための技術のことを催眠術と呼ぶ。催眠状態の例えとして
等がよく引き合いに出される。こうしたいわゆる催眠状態は暗示を受け入れやすい状態にあり、ストレスの解消などの心のケア、あがり症の改善、スポーツ分野におけるイメージトレーニングなどに利用されている。
催眠術の技術を持った者の手によってそういった状態に誘導することができ、自分でそこに持っていくことを自己催眠という。
(所謂、催眠術師が被験者に催眠をかけることを他者催眠と呼ぶが、これは被験者の自己催眠を術師が誘発しているに過ぎない)
催眠術
一般的に催眠術といえば、紐にぶら下げた五円玉を目の前で左右に振りながら「あなたは段々眠くな~る」と繰り返し、やがて被験者が意識をなくしたかのような状態に陥るのがイメージされると思う。一昔前のテレビ番組などではこういった場面がよく見られたが、それらはパフォーマンス的な要素が強くあくまでショー目的である。(ただし前述の五円玉の振り子は実際の催眠誘導にも有効な手段)
もしくは漫画やアニメで見られるような、念ずるだけで相手を意のままに操る超能力・魔術のようなものを想像するかもしれない。しかしながら現実の催眠術はそういった超常的な能力ではなく、心理学や脳科学などの知識および理論を用いた技術であり科学である。そのため個人差はあるが誰でも使うことができる。例えば喋りかけるときの声のトーンやテンポ、相手にいかに不安を抱かせないかなども重要なファクターとなる。
とはいっても道行く人を自由に催眠状態に持っていけるわけではない。催眠状態になるということはそれだけリラックスした状態にならなければいけないということなので、催眠する者される者の間に信頼関係がなければならない。つまり催眠状態になるというのは両者の共同作業であり、相手がこの人なら安心できるから催眠にかかってあげようと思っていなければならないのである。また催眠のかかりやすさも人によって違い、被催眠性も一種の才能だといえる。
また、いわゆるショー催眠など、客をステージ上に引っ張り出して被験者とする場合、「初めて会った術師を信頼しろ」というのには無理がある。 上記の「信頼関係」とは似て異なるが、「拒否されることを解除してもらう」事が大事と言えるだろう。
繰り返して書くが、催眠にかかったら意識が無くなって好き放題に操られる、と言うことは通常あり得ない。ちゃんと被験者には自分の意識があり、そして防衛本能が備わっている為、被験者はあまりにもむちゃくちゃな暗示には拒否できる。
ただし
いわゆる向精神薬や麻酔薬等の薬剤、精神的拷問(不眠刑・絶食刑など)をミックスするとかなり強力な催眠状態にすることができる。
(これを入信や信者堅持に利用したのがいわゆるニューエイジ系宗教団体…分かりやすく言えばオウム真理教などである。)
とはいえ、それらも結局のところ地獄のような苦しみから相対的にリラックスさせているだけなので、「精神薄弱になり、ロボットのように好き放題に操れる」ということにはならない。そういう場面ではより意識が強く保てるマインドコントロールを利用することが多い。
余談:催眠を利用した自慰(催眠オナニー)
パソコンの前に立ってこういったことを読む/書くというのは、実は暗示をかけやすい状態にある。
- 意識が1点に向いており、外部のアクションがなければ他に意識を向けなくなる。
- ヘッドホン等により閉塞的な音声再生も可能である。
- 思考以外の肉体的行動を必要としない。
- リラックスしやすい環境であり、突発的アクシデントも制御できる。
これを利用した催眠系――わかりやすく言えば中毒性――動画や音声もいくつかあるが、これを利用して精神変性状態下で性的興奮…有体にいえばセックスしている暗示をかけ、オーガズムまでもっていくプレイを「催眠オナニー」という。
主に音声を主体として暗示をかけるが、その性質上ノイズなどで容易に意識が賦活するので、上質のヘッドホンなどが必要となる。
他にも、ネットワーク越しに他者の音声(Skypeなど)による暗示を元に催眠誘導、催眠プレイなどを行う事が見受けられるが、被験者の安全確保を行う事こそが何よりも大事とされる中、果たしてどのようにして安全を確保する事が出来るのか疑問になる事を考えると、推奨される行為ではないだろう。
自己暗示
上記催眠とは別に「自身で何か強いイメージ等を抱き、それにより自身に暗示をかけること」または「現実はそうでないが、自身の意識によって自身の精神状態をそれに合わせること」を自己暗示という。
たとえば、寝る前に「明日はいい日になる」と強く念じてから寝る。すると周りの状況にかかわらず自身の精神状態は「いい日」になる。
この理屈をよく考えれば、子供であればあるほど催眠にかけやすいのが納得できるだろう。
フィクションとしての催眠術
上で述べたように現実の催眠術は万能の超能力でもなんでもない。やりようによっては洗脳クラスの暗示をかけることも可能ではあるが、それにしても専用のプロセスと精神改造に要する長時間、違法性の高い薬物や手段に訴える必要がある。
が、フィクションでは一部の超能力や精神感応能力により迅速に催眠状態を引き起こすことを可能としている。
「もし透明人間になれたら」「もし時間が止めれたら」と並んで男性が一度は妄想するのが「催眠術で人を自由に操れたら」というものであり、いわゆる男性向け作品にもたびたび取り上げられる。
関連動画
関連商品
まずは、一番左端のピンク色の本を買って読むと良いだろう。 2冊目、3冊目は1冊目を読み解いて、さらに興味が深まってから買えば良い。
関連コミュ
関連項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E5%82%AC%E7%9C%A0


ページ番号: 4526109
リビジョン番号: 1363740
読み:サイミン
初版作成日: 10/12/18 20:51 ◆ 最終更新日: 11/11/27 22:32
編集内容についての説明/コメント: 催眠剤についてなど加筆
記事編集 / 編集履歴を閲覧 / Twitterで紹介






JASRAC許諾番号: 9011622001Y31015