全駒とは、\(^o^)/オワタである。
ボードゲーム、とりわけ将棋において使われる用語で『取られたら負けの駒』以外全てかっさらうことを言う。
やられればこの上ない屈辱。
人と指す場合
対人戦において狙う場合はまず相手との棋力にとんでもない差があるというのが前提になる。
しかし投了または回線切断(ネット将棋)がいつでも発生しうるため、なかなか達成できる機会はないだろう。
例え全駒をやりきったとしても「弱者いじめするなよ」などと人から白い目で見られることもある。
道場なんかであんまり調子に乗ってると席主の息がかかった強くて怖い人に成敗!されたりするかもしれない。
さらにネット将棋ではチャットで罵詈雑言を浴びせられ粘着されIDを晒されるなどといった逆恨みを受ける可能性も充分ある。(逆に勝った側が悪口を飛ばしてくるパターンもこれまた多い)
総じて人を相手に全駒するのはマナーや礼儀の問題が大いにつきまとう。
そもそも勝てるなら普通に勝った方が後腐れなくていいんじゃなかろうか。
コンピュータと指す場合
ソフトまたはブラウザ将棋相手に指す場合は何も悩む必要はない。存分にチャレンジしてみよう。
ただし余計な駒に執着する癖がつくと、いざ勝負の局面!というときに大事な読みを間違えたりする…かもしれない。
短手数で取りきることを目標にするなど、読みを手抜かないようにするといいだろう。
だらだら300手400手かけて駒を集めても意味はない。
ちなみにソフト将棋は水平線効果(損を先延ばしにする演算)によって終盤無意味な王手ラッシュをかけてくることがよくあるため「ふひひ全駒してやろうか」と思わず釣られそうになる場面に数多く遭遇する。
この場合の先延ばししたい「損」とは負けのことであり、玉より価値の低い駒は全てこちらにぶつけて敗勢を打開しようとしてくるため捨て駒の連発が発生するのである。
「王様取られて負けるくらいなら飛車でも角でもあげるよ!助けて!」という一生懸命の行動を起こすコンピュータさんに
対して、こちらははっきり勝ちが見えているのにその手を指さないのだからかなり危険な状態と言える。
かわしきるまで油断は禁物。
…さて、数々の困難を乗り越えてようやく駒台を満たしきった時、あなたはふと思うだろう。
飽きた、なにコレ と。
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