劉宗武とは、蒼天の拳に登場する人物である。
概要
北斗劉家拳伝承者。平和を嫌い、戦乱の世を望む男。ヘッケラーと手を組んで色々と悪さをしている。また、人から命令されるのを嫌う性格で、命令した者を殺害し病死扱いにする節がある。
夏文麗の元夫。親の敵に杜天風がいて、そいつを倒すために生きてきた孤独な男でもある。拳志郎の「あたぁ」に該当する独特の掛け声があるのも特徴。
初登場は第百三十七話。ゾンマーの下で働くように上から言われるが、ゾンマーが自身を奴隷のようにこきあつかおうとしたためゾンマーを殺害し病死扱いにした。その後、飛燕を倒したのが拳志郎と聞き、いずれ戦う宿命にあることを悟る。その後、平和を望む鮫島義山を殺害した。それによって日中戦争を止める手段がなくなり平和を失ったと嘆く北大路の意を組んだ拳志郎から挑戦状を送られ、それを受けギーズの墓で待ち伏せする。
拳志郎と対面して早々、ギーズの墓を破壊するなどの挑発行為をし、それに激怒した拳志郎と死合いを繰り広げる。
死合い序盤は宗武優勢であったが、拳志郎が無想転生を出したところを境に互角の勝負になり、結果相打ちになる。まだ死合いを続けようとする二人であったが飛燕に国民党がやってきてることを理由に制止された。それは珍が国民党に命を狙われてる拳志郎の居場所を密告したためであり、それを知った直後に珍を殺害し、拳志郎にこの場は見逃してやると言いつつ気絶する。
太湖幇編
気絶してる時に親の仇の夢を見る。文麗からその男の名前が杜天風であることを聞くと、その男を倒すために行動する。その前に自身を文麗と飛燕に殺させなかった借りとして拳志郎に酒を飲ませた。
その後、自身の家に見舞い目的でヘッケラーがやってくる。ヘッケラーのその行動を疑問に思う宗武。その後ヘッケラーによって一斉銃撃をされる。宗武は屋根に張り付いて回避し、ヘッケラーが見舞いに持ってきたワインを使って血塗れのふりをして理由を聞く。杜の仕業と知るとヘッケラーを殺害し、地獄すら生ぬるいと言って杜を狙う。手始めにヘッケラーの死体を杜に送り、それを見て逃げる杜を追いかける。その後も車を蹴る、杜の策略にわざと乗って返り討ちにするなどをやるがヤサカの不意打ちによって復讐は失敗に終わる。拳志郎から西斗月拳のことを聞いた後、青幇の船爆破にその船がなんなのかもよく分からぬまま協力する。後に太湖幇の船で杜が乗っていたことを知り怒るが仇を取れたんだからいいだろと拳志郎に言われ、大人しくなる。その後船から脱出していた杜が宗武の目の前に現れ、杜と対決する。杜の秘孔防止装置(電気を纏った鎧)にやや苦戦するが電気を通さないブーツで反撃し、自滅させた。これにより親の仇は取れ、性格も次第に穏やかになっていく。
天授の儀編
拳法家として拳志郎と闘いたくなる気が高ぶり、文麗の自身への憎しみが心地いいと感じる。その後、北斗劉家拳先祖代々の菩提寺である泰聖院に赴き、そこの墓で拳志郎と闘うこと、それには死を覚悟しなければならないことを報告した。
その後、子供の頃乞食で師父のくれる小銭でやっと飯が食えたこと、そんな生活をしてる中で出会った文麗、師父を倒せなかった頃の悔しさ、そんな経緯で我が父と慕った師父の最期、自身と文麗の間に死して産まれた子などを思い出す。そして、自分がいかに小物であったかを悟り、頭を文麗に丸刈りさせる。
自身を正攻法で襲ってきたヤサカを返り討ちにする。その際、宗武が拳志郎を倒すかもしれないとヤサカに思わせ、天授の儀を傍観することにヤサカは決める。その後、拳志郎と死合う前の余興として花見をする。それから暫く後、五爪の龍が出現、拳志郎が無想転生を繰り出した際、その闇の中に仄かな光を見つけたことなどを語った後、北斗天帰掌を交わし拳志郎との死合いを始める。
死合いはほとんど互角。しかし蒼龍天羅を拳志郎が出したことでお互いに先が読めるようになり、どちらが死んでもおかしくない状況になった。拳志郎の拳を封じるなど善戦するが紙一重の差での敗北となった。最後に負けを認め、拳志郎の止めの一撃を受けようとするが女人像がそれを阻止、宗武は生かされた。宗武にとってこれは生まれて初めての敗北であり、己にも誰にも恥じず何とも快い負けであることを悟った。そして、この死合いをきっかけに文麗とも和解できた。
その後は拳志郎の鎮魂の塔との対話を見届け、ヤサカの拳志郎殺害の動きを阻止したりした。ヤサカの改心後は文麗を抱えながら拳志郎、太炎、ヤサカ、故老人、美福庵主と共に花見をした。
登場期間
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関連項目
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