勇者の活躍はこれからだ!とは、Y.A氏が小説家になろうにて連載していたWeb小説である。
日本とアメリカという国名以外は全て架空であるが、時事ネタを取り入れている(最近ならハゲーとか白鵬関連)
ストーリー
どこにでもいる高校入学直前の少年御影達也は、ある日突然異世界に召喚され、『異世界の勇者』として魔王討伐をする羽目になった。
苦節十五年、ようやく魔王討伐に成功し、王様から褒美を貰って日本に帰還するも……「中卒、三十歳、職歴ナシ、住所ナシ…これは酷い」
向こうの世界で得た功績など日本で役に立つはずもなく、というか信じてもらえるはずもなく、さらに両親は既に亡くなっており、達也は孤立……していなかった。
「何とかなるっすよ」「クィーーー」
日本についてきてしまった、向こうの世界の勇者にして達也付き人であるアサシンの少女アンリと、偶然懐かれてしまった「ハイクラス火水竜」であるモモ。
二人と一匹……ではなく三人は、日本に頼らず己の力で生きていこうと決意するのであった。
キャラクター
- 御影 達也(みかげ たつや)→タツヤ・ミカゲ
- 本作品の主人公である
- 15年異世界にいたため実年齢は30歳近く?である
- 両親は異世界にいる間に死去していた。遺産は親族が食いつぶしていたが帰還後に請求し半分だけ貰うことが出来た(実際には息子であるため遺産は全額でないとおかしいが達也自身がどうでも良いとして半分になった)
- その後就活するも当然の如く撃沈
- 廃村にアンリとモモと共に隠れ住み農業をしていた
- 途中で従妹である伊織にバレて一緒に行動することになった
- 末期ガンの伊織の友人に竜酒を与えて回復したことにより鷹野健一郎に目を付けられ、伊織共々死んだにことにされた(健一郎及び健一郎の孫の一は達也によって殺された。健一郎の財産も全て達也に奪われた)
- 無人島で生活していたが聖リリタール王国が転移してきたことにより、そちらに住み、国籍も取った(死んだ事にされたので達也や伊織に日本国籍は無い)
- アンリと伊織を妻にした
- 日本に対しては優遇も何もする気は無い(曰く勝手に死んだことにされたのに健一郎の協力者の責任も曖昧なのに国籍復活と言われても困る)
- アンリ・ミカゲ
- 達也を兄ぃと慕っている16歳の少女
- アサシンとして達也と行動していた
- 達也の帰還の際に着いてきた
- 達也と共にリリタール王国の国籍をとって達也と結婚した
- ちなみに伊織を重たい女と称したが伊織にアンリも重たい女と反撃され凹んだらしい
- モモ
- ハイクラス火水竜で孵化したときに偶々達也がいたため懐いた
- 達也にしか懐いていないためワイム王国の王様の方が連れていってくれとお願いして帰還についていった
- サイズをある程度変えれるが小さくなると何故かぬいぐるみみたくなる
- 竜酒を作れるが達也がいないと作らない
- 達也ほどでは無いが伊織にも懐いている
- 達也とは念話で会話出来るが他の人達とは念話はしていない(可能性が高いのは伊織とアンリ)
- 現在は未来に向けて下級ドラゴンの育成をしている
- 香川 伊織(かがわ いおり)→イオリ・ミカゲ
- 達也の従妹
- 勇者召喚の候補であった影響で魔法が使える
- 達也は武の方に能力が偏っているが伊織は知の方に能力が偏っており、記憶力が良く、魔法の威力も高い。理解力も高いが錬金術の才能は無かったもよう
- ちなみに召喚候補になったのは三歳の時である
- 家族仲はかなり悪く伊織自身も見限っている
- 商業高校に無理矢理通わされているがそれなりに頑張っているようで達也達が出来ない事をしている(本人達が伊織に丸投げしたともいうが)
- 達也と共にリリタール王国の国籍をとって達也の妻となった
聖リリタール王国
- リリエンタール七世
- 名前の通り聖リリタール王国の女王
- 女王として動いているときは凛々しいのだが、反動からか元からかは不明だがプライベートではだらけきっている
- 約二千九百万トンもの金に頭を悩ましている(しかも近くに金脈があるため増えることはあっても減ることはない)
- デキタン・ワット
- 王国の宰相
- リィナ・レンブルク / ミィナ・レンブルク
- 親衛隊の双子の少女。リィナが姉でミィナが妹
- リィナは熊野とミィナは広末と結婚した
地球
- 香川 洋一(かがわ よういち)
- 伊織の兄
- 将来ビッグになると言いふらしているが伊織未満の成績で課金ゲーム三昧
- 伊織が聖リリタール王国の人間となって通商が始まった後は唆されて両親共々利用されている(もちろん伊織や達也は完全無視)
- 一応大卒だが名前が書ければ合格するレベルの大学である
- ゲーム三昧の他に出会い系にハマって大金を請求されたり、マルチ商法で損害を出したりしている
- 亜美(あみ)
- 末期ガンで入院している伊織の友人
- 竜酒のおかげで完治した
- 鷹野 健一郎(たかの けんいちろう)
- 日本を裏から操っていた男
- 寿命を延ばす為に達也と伊織を死んだことにして竜酒を手に入れようとするが逆に達也に殺され、隠していた通称『鷹野資金』も全て奪われた
- ちなみに不正を事細かく記された『鷹野ノート』も達也に奪われている(達也自身は公表する気は無い)
- 鷹野 一(たかの はじめ)
- 健一郎の孫で日本産業の代表取締役
- アンリと竜酒を手に入れるために達也を誘拐して拷問したが拷問していたのはただの人形であることに気付かずに魔法で護衛共々一瞬で焼き殺された
- 自分では全てを兼ね備えていると思っているがアンリはキモい、達也は小者と評した
- 三海(みかい)
- 鷹野側近の一人で総務会長をしている
- 鷹野資金を達也から奪おうとするも魔法により懐疑心を奪われ拷問も一と同じく幻影魔法で人形に行っていた
- 未公開株などを使い様々な人間から資金を調達していた
- 眠ったところで達也に全ての資金を奪われた
- その後は秘書や家族諸共殺された(殺されたのは彼に関連している人物だけで無関係の人には一切手を下していない)
- ターナー
- アメリカの少将の一人
- 政府高官のこちらの第七艦隊と戦ったらどうなるかの問いにこちらは全滅、向こうには犠牲が出れば良いですねと回答している
- 勝てる方法はあるのかという問いには戦術核を使うのが一番確率が高いと回答した
- 安芸(あき)
- 総理大臣
- アホな政治家達に足を引っ張られまくっている苦労人
- リリタールの女王すらも哀れんでいるほど
- 彼自身に達也を利用する気は無いが利用する気満々なアホな政治家達のせいで貿易拡大が出来ないでいる
- リリタール王国の政治体制をきちんと把握している数少ない日本人
- マイク・デービス
- アメリカの諜報機関の人間。もちろん偽名
- 熊野 隆志(くまの たかし)
- 日本人で達也が唯一友人と認識している。ちなみに彼以外の友人を名乗る人物は全てただの同級生レベルで達也は顔や名前を覚えていない程度の関係
- 万通商事の社員だが、達也の知り合いということでリリタール支部の支社長になった
- 達也のおかげで錬金布を輸入することが出来るようになった。熊野のも達也に日本の食品を回したりしている
- 達也の様々な事情についてはある程度把握したが詳しく聞く気はない
- 国籍をリリタールに移してリィナと結婚した
- 広末 裕樹(ひろすえ ゆうき)
- 日本人で熊野の部下
- 多少の野心はあるが熊野を蹴落とそうとするほどの野心は無い
- 熊野と同じく国籍をリリタールに移してミィナと結婚した
用語など
- 聖リリタール王国
- 達也が召喚された世界の国だが、達也達が帰還してから千五百年後の国である
- 内需率はほぼ100%のため貿易に関しては無理にしなくても良いのでしたくない国とはしない方針をとっている(実際戦争を仕掛けてきた『あの国』とはしていない)
- 普通の国民でも走ればウサイン・ボルト以上の速さで走れて、相撲をとると体格自体は力士の方が上だが投げ飛ばされる事は無い。そのためオリンピックには興味は一切無い
- なおリリタール王国自体にも竜装甲を使ったレースや闘技(安全は考慮された戦い)といったスポーツが存在する
- 『守りの壁』
- リリタールの女王のみが使える魔法で王国を包み込むマジックバリアーを展開する
- 常時展開は出来ないが障壁自体はかなり強固なもよう
- 竜機甲
- 王国が所有する兵器
- 武装はクロウとブレスとマジックバリアーのみ
- 飛行速度はマッハ3を超えるが乗っている人には影響はない
- 潜水も可能
- 改良を加えたことによりレーダーには引っかからず、熱探知はそもそも熱を発しないため意味が無い
- 目視による攻撃だと当たる可能性はあるがマジックバリアーによりダメージを受けた描写は無い(威力はあったのかマナの消費は大きかったらしい)
- 『王への信仰』
- リリタールの王族のみに発現する能力で発現した者が死ぬまでは受け継がれることはなく、受け継がれる人物も王族の中から完全にランダムとなっている
- 発現したと同時に王となる
- 効果としては信仰されればされるほど魔力が上がるというもの
- 信仰は国内限定、国民限定というわけではないようでネットなどで人気が出ても魔力は上がるもよう
- あの国
- 軍事力を誤解したまま聖リリタール王国を占領しようとするがあっさりと返り討ちにあい、空母は全て沈められ、民兵も敗戦後にアメリカや日本に助けられた僅かな生存者を除いて全滅した
- その後も難民などを装って上陸しようとするも悉く失敗する(上陸しようとした民兵は国に送り返されるか魔物に食われるかの二択)
- 暗礁に建設していた滑走路や軍事基地も全て破壊された
- 具体的な国名は伏せられているが、モデルは中華人民共和国の事だと思われる
- アメリカ
- 聖リリタール王国の軍事力や政治体制をキチンと把握しており、敵対することを極力避けて交渉している(リリタール側もアメリカを警戒している)
- そのおかげで一番早くリリタール王国と貿易を開始している
- 日本
- 達也と伊織が元いた国
- 総理や一部の人以外は『達也は元日本人だから仲介して当然』という考えに凝り固まっており、かなり遅れてリリタール王国と細々と貿易を開始した
- 貿易を開始した後もアホな政治家やマスコミなどが邪魔をして貿易拡大が出来ないでいる
- 熊野や広末が国籍をリリタールに移すときにも騒動を起こした(日本政府は書類がしっかりしており、本人が望むなら事務的に処理すると発表した)
関連項目
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