匕は、右向きの人、さじ、小刀を表す漢字である。ヒ、七、𠤎とは別の字。
漢字として
- 意味・字形
- いくつかの異なるものを象った字が、一つの字形となった。
- 〔説文解字〕には「相ひ與(とも)に比敘するなり。反人に從ふ」と、右向きの人の形の象形で、並ぶというような意味があると解説する。また「匕、亦た比を用(もつ)て飯を取る所以なり。一名、柶」とし、さじ・しゃもじの象形による意味を紹介する。ほかに匕首の意味があって、さらに妣の初文であり「亡きなり」という意味がある。ほかにも牝の匕は女性器とする説もある。
- 音訓
- 音読みはヒ、訓読みは、ならぶ、さじ、あいくち。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第2水準。
- 部首
- 匕は部首匕部を作る。匕のほかに𠤎を持つ字を含む。匕、𠤎は、〔説文〕では独立した部首であったが、現在は同じ部首とされている。
- 𠤎(カ)は〔説文〕に「變ずるなり。到人に從ふ」とあり人を逆さまにした字で、化の初文。人の死を表す。
- 意符
- 匕を意符に持つ漢字には比、北、匙などがある。
- 声符
- 匕を声符とする漢字に牝、尼(会意説もある)などがある。
- 互換文字
- ⼔はUnicodeにおいて匕と互換とされる字で、部首としての匕を表す。
- 語彙
- 匕首
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読み:ヒ
初版作成日: 10/10/03 12:36 ◆ 最終更新日: 11/05/17 01:25
編集内容についての説明/コメント: 整形、互換文字追加
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