北斗の拳(ゲーム)とは、漫画「北斗の拳」を原作として作成されたゲームである。
原作である漫画、及びアニメの高い人気もあって、連載当時から、連載終了20年以上たった現在まで
多くのメーカーからさまざまなゲームが発売されている。
北斗の拳(PC-88、エニックス、1986年5月発売)
初の北斗の拳のゲームは、コマンド入力と特定の秘孔を突いて倒すアドベンチャーゲームだった。
北斗の拳(セガマーク3、セガ、1986年7月発売)
北斗の拳のゲームでは数少ない名作の一つ。プログラマーはソニックの生みの親、中裕司氏。
なお、2004年3月にはリメイクとして余計な事をしでかす事で有名なSEGA AGESでフルポリゴン版が発売されたが、あまりに酷い内容だった為オマケで収録されていた本作(※ポケモンショックの影響で一部変更あり)がメイン呼ばわりされる事に。
WiiのVC配信ソフト、PS4『北斗が如く』にも収録されている。
北斗の拳(ファミコン、東映動画、1986年8月発売)
東映動画とショウエイシステムがタッグを組んだクソゲー版権物シリーズ第1作。
地味に150万本以上の売上を記録した為に調子に乗って続編を濫発することに・・・
「あべしを取ってパワーアップ」「左スクロール」「変なポーズで飛び回るシン」など、突っ込みどころ満載。
北斗の拳2 世紀末救世主伝説(ファミコン、東映動画、1987年4月発売)
基本的にシステムは前作と同じだが、右スクロールになった。天帝編が舞台。
以降シリーズ名物となる東映捏造奥義を取り入れた作品。
ブロンザがなぜか無想転生を会得している。
北斗の拳 新世紀末救世主伝説(メガドライブ、セガ、1989年7月発売)
北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝(ファミコン、東映動画、1989年10月発売)
今作から何故かRPGに。原作序盤からカイオウ戦までを網羅している。
しかし、初期状態でケンシロウの攻撃力がバットより低かったり、海が枯れている筈なのに大海原が広がっているなど、やはりツッコミどころ満載。本作以降、黒夜叉推しが露骨になる。
これでもPS版北斗が出るまで一番北斗を再現していた。なお、BGMはかのJ-WALKが担当。
北斗の拳 凄絶十番勝負(ゲームボーイ、東映動画、1989年12月発売)
実はゲームボーイ初の対戦格闘ゲーム。何とキャラクター育成モードまである。
北斗の拳4 七星覇拳伝 北斗神拳の彼方へ(ファミコン、東映動画、1991年3月発売)
北斗RPG第2弾で完全オリジナルストーリー。原作終了から10年後の世界が舞台。
本作から武論尊氏がストーリー監修しており、北斗ゲーでは珍しいラオウの息子リュウが登場するなど、設定は良い。BGMは前作同様J-WALKが担当。
ところがやはり中身はクソゲー。何で東映側がジャギの名前を間違えるんだ(ジャキになっていた)・・・。
北斗の拳5 天魔流星伝 哀★絶章(スーパーファミコン、東映動画、1992年7月発売)
北斗RPG第3弾。オールスター登場のパラレルワールドで、オリジナルストーリーが展開。
その内容はもはや何故北斗を題材に使った・・・と言わんばかりの内容。
北斗の拳6 激闘伝承拳 覇王への道(スーパーファミコン、東映動画、1992年11月発売)
今作から対戦格闘ゲームになり、オフィス恒環が関わる。なお、このコンビは同年4月に、かの「摩訶摩訶」の開発を担当していたりする。しかも何の偶然かBGMもJ-WALKが担当。
内容的には原作の設定を無理矢理取り入れたゲーム(何故かゲージを溜めれば夢想転生をしょっぱなから使えたり、黒夜叉がリハクのセリフを言うなど)で、下段攻撃が出来ずしゃがみガードもない。中でも「決してしゃがまないラオウとハート様」は有名(ラオウに至っては説明書にまでその件が書いてあった程)。
北斗の拳7 聖拳列伝 伝承者への道(スーパーファミコン、東映動画、1993年12月発売)
シリーズ最終作にして、最悪の核爆弾。前回に引き続き対戦格闘ゲーム。
誤字と捏造奥義のオンパレードだったり、ケンシロウがしょっぱなから剛掌波と夢想転生を使えたり、コマンド入力しても技が出ない(しかも奥義をださないとKO出来ない)、無想転生したら30秒間無敵など、すべてがおかしい。スピード感も大幅に損なわれており、結果ファン(の心)に七つの傷を付けたシリーズはこれで終わりを迎える。
北斗の拳(セガサターン、バンプレスト、1995年12月発売)
「ケンシロウが歩くシーンを延々と眺める」ゲームとして注目を浴びた作品。
武論尊氏監修の筈であったが、性懲りもなく東映動画も介入していた為、筆舌に尽くしがたい程の大不評だった。
その後、何を血迷ったのかプレイステーションにも移植されたため、バンダイの北斗がより神ゲー扱いされる事に。
北斗の拳 世紀末救世主伝説(プレイステーション、バンダイ、2000年10月発売)
東映動画一味の蛮行により長らく不毛のジャンルだった北斗ゲーの中でも最高傑作と名高い、3Dアクションゲーム。
当時の技術、しかも初代PSと言う中での3Dながらも非常によくモデリングされており、OPからゲームの内容まで北斗愛溢れる内容で、神ゲーと称された。
しかし高評価の決め手となったのは、イベントムービーの台詞を自由に組み替えることが出来る「世紀末シアター」モードにあり、一時期これを使って場違いなセリフを入れる遊びが流行した。
ニコニコ動画でも、多数の作品がアップされている。→世紀末シアターでタグ検索
開発はナツメが担当。レイ役の塩沢兼人がこの年の5月に急逝した為、レイ役としての最後の作品でもある。
北斗の拳(アーケード、サミー、2005年12月稼動開始)
北斗の拳(アーケード)を参照。一部のキャラクター(主にトキ)の性能が高すぎるうえ、数々の即死コンボ(特定条件下で最悪開幕1秒で終了など)やバグ技が存在するなど、格闘ゲームとしてはあまりにぶっ壊れたバランスであるため、「もはや格ゲーではない。世紀末アクションスポーツゲームだ」などと呼ばれるに至った。
詳しくは「北斗の拳(アーケード)」「ジョインジョイントキィ」「中野TRF」などを参照。
北斗の拳 〜北斗神拳伝承者の道〜(ニンテンドーDS、スパイク、2008年2月発売)
タッチペンで秘孔を突いて、デジタルコミックを鑑賞するソフト。
北斗の拳ONLINE/北斗の拳ONLINE HEROES(MMORPG、ガンホー)
世紀末を生きるMMORPG。
MMORPGとしてはアクション性の高い戦闘がウリで、
大型アップデート後のHEROESでは、抽選でケンシロウやラオウ、アミバなどに変身することができた。
2008年7月24日より正式サービスを開始したが、
2009年9月30日をもってサービスを終了。
量産型MMORPGらしく、ニコニコ動画にも広告を出していた。
北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王(プレイステーションポータブル、2009年1月発売)
コミックバンチ版『北斗の拳』のスピンオフ作品。
至って普通の3D格ゲーであるが、ストーリーがペラッペラな上にCPUが弱い為か、2009年版(携帯機版)クソゲーオブザイヤー次点に選ばれている。
北斗無双(プレイステーション3・Xbox360、コーエー、2010年3月発売)
無双シリーズとコラボレーションしたアクションゲーム。
2010年12月には、さまざまな追加・変更を加えたインターナショナル版も発売された。
詳しくは「北斗無双」を参照。
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