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北海道&東日本パスとは、JR北海道・JR東日本が取り扱う乗車券（トクトクキップ）である。
概要
JR北海道、JR東日本の他、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、北越急行線の普通列車・快速列車が7日間乗り放題になる切符である。普通列車指定席やグリーン自由席への乗車は、指定席券やグリーン券を購入する必要がある。
原則として特急・新幹線の乗車は出来ないが、以下の例外がある。
- 特急券不要の特例が存在する区間（新夕張 - 新得間、ならびに青森 - 新青森間で特急利用区間が完結する利用で、自由席を利用する場合）については、北海道&東日本パスでも特急券なしで利用できる。
- 北海道新幹線の新函館北斗 - 新青森間で新幹線利用区間が完結する利用の場合：乗車駅から下車駅までの特定特急券を別途購入することで乗車可能。ただし新幹線利用区間が新青森駅以南に跨る場合は全区間の乗車券が必要となる。（新青森駅で改札を出るのであれば「新青森以北の特急券」+「新青森以南の乗車券と特急券」でよい。ただし改札を出ないのであれば、たとえ別の新幹線に乗り継ぐのだとしても乗車券が全区間で別途必要。）
- また青春18きっぷとの違いとして、急行列車の場合は急行券・指定券・寝台券を別途購入することで乗車可能である。ただし、「はまなす」を最後に定期列車の急行列車は消滅しており、この特例が適用されるのは臨時列車のみとなっている。
価格はおとな10,850円、こども5420円。JR北海道・JR東日本のみどりの窓口、びゅうプラザ、ツインクルプラザ、旅行会社で購入できる。
有効期限が利用開始日から連続7日間となっている為、青春18きっぷのように分割利用や、1枚の切符で同一行程の複数人利用はできない。
過去の制度
- 2010年春までは、有効期限が5日、運賃はおとなこども区別無く1万円であり、急行はまなすの自由席の乗車に急行券は不要であった（JR北海道プレスリリースより
【pdf】）。また2016年春については、北海道新幹線の開業前と開業後で有効期間が分割され（その前後で制度も変更）、開業前まではおとな10,290円・こども5,140円となっていた。 - 2015年度までは富士急行線も利用可能路線に含まれていた。
乗車できる列車
凡例 ○：乗車可能 ▲：運賃のみ有効 ×：乗車不可 ※：一部可（概要を参照）
| 新幹線 | 特急 | 急行 | 普通・快速 | ||||||||
| G | 指定 | 自由 | 寝台 | 指定 | 自由 | 寝台 | G指定 | G自由 | 指定 | 自由 | |
| × | × | × | ※ | × | ▲ | ▲ | ▲ | × | ▲ | ▲ | ○ |
期間設定
発売期間および利用期間は、例年青春18きっぷとほぼ同じ時期から始まるが、北海道＆東日本パスの方が設定期間が少しだけ長い。
| 利用期間 | 発売期間 | |
| 春季 | 2018年3月1日-2018年4月22日 | 2018年2月20日-2018年4月16日 |
| 夏季 | 2018年7月1日-2018年9月30日 | 2018年6月20日-2018年9月24日 |
| 冬季 | 2018年12月10日-2019年1月10日 | 2018年12月1日-2019年1月4日 |
2016年春季については北海道新幹線の開業とそれに伴う旅客列車全便運休（3月22日-3月25日）に伴い利用期間が変則的となり、3月20日-3月25日は利用可能期間から外され、前述の通りこの前後で特例の扱いも変更された。
青春18きっぷとの比較
同様の切符に青春18きっぷがあるが、相違点もいくつかある。目的地や用途に応じて使い分けると便利。
| 項目 | 北海道&東日本パス | 青春18きっぷ |
| 料金 | 1万850円 | 1万1850円 |
| 利用できる路線 | JR北海道、JR東日本、青い森鉄道 IGRいわて銀河鉄道、北越急行、 各社の全線 |
JRグループ全線、宮島航路 |
| 本州～北海道間 の取り扱い |
特定特急券購入で 北海道新幹線に乗車可能 |
オプション券別途購入で 北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅～木古内駅間 及び道南いさりび鉄道に乗車可能 |
| 急行列車の乗車 | 別途急行券等購入時のみ可 | 不可 |
| 有効期間・人数 | 連続する7日間 （個人使用のみ） |
任意の5日間または5回分 （一枚で複数人での使用可） |
| 自動改札の利用 | 可能 | 不可 |
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関連項目
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