卓球とは、台上の格闘技である。テーブルテニス。ピンポンとも呼ばれる。
概要
直径40mmのセルロイド製の球を台上で打ち合う球技である。室内でも気軽に行える娯楽、スポーツとして人気が高い。
スポーツとしての卓球
気軽にプレイできるイメージとは裏腹に、プロスポーツとしての卓球は非常に激しい。至近距離でピンポン球を撃ちあうため、時速100キロ以上の速度が出るスマッシュが2.7mのコートを抜けるのに0.1秒かからず、体感速度は他の球技と比べてもトップクラスである。
そのため非常に高い動体視力、敏捷性、瞬発力、集中力を必要とし、それを持続する持久力も必要となる。
部活動としての卓球
気軽に行えるスポーツのイメージから、「卓球部といえばネクラ、オタクの巣窟」という偏見を持たれやすい。しかし上記のとおり本気でプレイすると激しいスポーツであり、部活動の内情は学校によってもまちまちである。スパルタ指導で厳しい練習を繰り返して大会優勝を目指している部活もあれば、動く文化部を地で行っている学校もあるだろう。
温泉卓球
娯楽としての卓球を突き詰めた日本独自の卓球の形。ユニフォームは浴衣。ルールもかなりファジーで、むしろガチガチに勝ちに行くのではなく対戦相手との謙遜、遠慮などの駆け引きも含めてコミニケーションを楽しむのが温泉卓球である。
場合によっては賭け事ルールが追加されたり、山手線ゲームなどのパーティーゲームが並行して行われる場合もある。
さらに、温泉上がりの浴衣が運動することによってはだける場合もあり、またそれを卓球台を挟んだ絶妙の距離感で眺めることができるので気になる異性とのコミニケーションに最適。『試合に負けてもなんか色んな意味で俺の勝ちだ!』の心意気である。よしちょっと温泉行ってくるか。(※温泉には気になる異性は付属しません)
試合の基本的なルール
1試合は1ゲーム11点先取の7ゲーム制(4ゲーム先取)、5ゲーム制(3ゲーム先取)、または3ゲーム制(2ゲーム先取)があり、中学では主に5ゲーム制で行う。
10オール(10対10)の場合はデュースとなり、先に2点リードした者が勝ちとなる。ゲームごとにコートチェンジを行い、最終ゲームになった際は一方の選手が5点取ったときにコートチェンジを行う。
サーブは球を16cm以上垂直に投げ上げ打球する。打球は自陣のコートに一回バウンドさせ、相手のコートに2バウンド目が落ちた時点でサーブ成功となる。サーブでネットに掛かって相手コートに落ちた場合はノーカウントでやり直し。何度でもやり直せます。
以降レシーブは直接相手のコートに打ち込む。レシーブ側は自分のコートでバウンドしたものをレシーブしなければならない(バウンド前や自陣での2バウンド目以降はミスとなる)。レシーブでネットに掛かって相手コートに落ちた場合はネットインとなりそのままゲームが続行される。
打球が卓球台の角に当たって変な方向に跳ねた場合はエッジボールと判定され、コートに入っていると判断される。卓球台の横から、台の側面に当たった場合はサイドボールと判定され、コートに入っていないと判断されます。
シングルスではセンターラインは関係ありません。どこに返球してもOK。ダブルスの時のサーブのみ、対角線に打たないといけない。また、ダブルスの場合はテニスと違って、二人が必ず一打球ごとに交互に入れ替わりながら打たなければならない。
卓球用具
スポーツとして始めたい場合は、ラケットとラバーが別々のものを買うことから始めるといいです。初めて買う場合の目安として、ラケットはひとつ五千円くらいから。ラバーは一枚で三千円くらいから。ラバーは専用の接着剤を使って自分で貼りますが、専門店ならラバーを購入した時に貼ってもらえるので頼むと良いでしょう。
ラケット
大きく分けてペンとシェイクになる。好きなほうを選べばいいのだが、それによって戦型も変わってくるので、迷う人は下記「戦型」の項も合わせて選ぶと良い。
- ペンハンド
- グリップにコルクなどでできた出っ張りがあり、ペンを握るようにして持つ。日本式ペン、角ペンとも呼ばれる。指先を使った細かい動きがやりやすいため、台上の処理に優れるほか、力強い振り抜きによる強烈なフォアハンドが特徴。基本的には裏面にラバーを貼らない(=裏面で打球しない)ため、バックハンドが苦手。
- シェイクハンド
- 両面にラバーを貼り、テニスのようにグリップする。ヨーロッパの選手はほとんどこれ。ペンと違って腕で打つようなイメージで、テニスなどに近い感覚で打球できる。裏面にもラバーを貼って打球するので、バックハンドが打ちやすいのが最大の特徴。また表と裏に違う種類のラバーを貼ることで、戦略にも幅が出来る。様々な戦型をこなせる安定性の高いラケット。
- 中国式ペン
- 日本式ペンと違いグリップに出っ張りが無く、グリップがやや短いシェイクハンドのような形をしている。持ち方はペンと一緒。丸ペンとも呼ばれる。名前のとおり中国人選手がよく使用する。
- その他
- 近年では、ペンハンドのバックハンドの弱点を埋めるために中国式ペンの裏面にもラバーを貼って、両面打法で戦うペンハンド選手も増えてきた。また、日本式ペンの両面にグリップの出っ張りがついていて、両面にラバーを貼ることで素早くラケットを反転させ、状況に応じて二種類のラバーを使い分ける「反転式ペン」や、グリップの形がピストル型になっている「ハンドソウラケット」など珍しい形のものも存在する。
ラバー
ラバーとは卓球のラケットの打球面に貼られている赤や黒のゴムのこと。両面に貼る場合は赤と黒で違う色のものを貼らないといけない。通常はゴムとラケットの板の間にスポンジが入る構造になっており、スポンジが厚いほうがよく跳ねるラバーになる。ゴムの部分の種類も多種多様にあるが、代表的なものを下記で紹介する。
- 表ソフトラバー
- ツブツブした面が表に来ているもの。スピードが出やすく、相手の回転の影響を受けにくいかわりに、回転をかけにくい。
- 裏ソフトラバー
- ツブツブした面が裏になり、ツルツルした面が表になったもの。摩擦が大きいため回転がかかりやすいが、相手の回転の影響も受けやすい。高摩擦高弾道と呼ばれるスピードと回転を兼ね備えたものと、粘着系と呼ばれる回転をかけることに特化したものがある。
中には、回転がほとんどかからない「アンチ」と呼ばれる裏ソフトラバーも存在する。 - 粒高
- 通常の表ソフトラバーよりもツブが細くて高いもの。特殊な回転を生むため相手を翻弄することが出来るが、扱いが難しく上級者向けと言われる。
- テンション系
- 近年、接着剤によりラバーの張りを持たせることがルールで禁止になったため登場した、ラバーそのものに張りを持たせたラバー。非常によく弾むため強力な打球を打つことが出来るが、値段が高く、寿命は従来のラバーよりも短い。
ピンポン球
- ★★★(スリースター)
- 試合球。最も精度が高く高価。
- ★(ワンスター)
- 練習球。スリースターより少し精度が低い球。少し安い。
- 無印
- 最も精度が低い練習球。ワンスターよりさらに安い。
- ラージボール
- 通常の40mmの球より4mm大きい44mmのピンポン球。野球やテニスの硬式に対しての軟式のような位置づけで、ラージボール卓球をする際に使用する。球が大きいことでスピードが出ないため、初心者でもさらに気軽に卓球で遊ぶことができる。
尚、ラージボールでは表ソフトラバーしか使ってはいけないというルールがある。
戦型
主な戦い方のタイプ。代表的な選手は漫画『ピンポン』がわかりやすいのでここから紹介。
- ドライブ主戦型
- 裏ソフトラバーを貼り、前陣および中陣からのドライブ(トップスピンの打球)を主軸として攻めるタイプ。シェークハンドのドライブ主戦型はオールラウンド型にも近く、現代では最も主流の戦い方であると言える。ペンハンドのドライブ主戦型はシェークハンドのそれよりも攻撃的で、フットワークを生かして回りこみ強力なフォアハンドドライブを軸に攻めこむ戦型になり、通称「ペンドラ」などと呼ばれる。「ピンポン」で言うとチャイナがペンドラ。
- 前陣速攻
- 台から離れずに素早く打球を打ち返すことでスピード勝負に持ち込む戦型。台から離れないということは守らなければならない範囲が狭くなるということではあるのだが、そのぶん高い動体視力と反射神経を求められる。相手の回転を無効化するために表ソフトラバーを貼り、スマッシュで戦う。「ピンポン」で言うとペコ。
- オールラウンド型
- 状況に応じて様々な技術を使いこなし、前陣・中陣・後陣すべてにおいて戦うことができる選手の戦型。シェークハンドでないと厳しい。「ピンポン」で言うとドラゴン。
- カット主戦型
- 台から離れ、中陣・後陣で相手の打球を拾い続けて相手のミスを待つ守備特化型の戦型。返球する際、強力なカット回転(下回転)をかけることで相手のミスを誘う。非常に難しい戦型なのでかなり稀な存在である。相手のスマッシュ、ドライブをひたすら広い続ける姿は卓球に詳しくない人でも感銘を受けるだろう。「ピンポン」で言うとスマイル。
- その他
- 片面に粒高ラバーを貼り、表裏を反転させて相手を翻弄する異質型やひたすらロビング(山なりに返球する守備打球)を上げる変わった戦い方などもあるみたいです。
卓球選手
卓球を取り扱った作品
関連動画
関連コミュニティ
関連商品
関連項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E5%8D%93%E7%90%83


ページ番号: 4201177
リビジョン番号: 1485980
読み:タッキュウ
初版作成日: 09/11/08 01:18 ◆ 最終更新日: 12/03/31 00:27
編集内容についての説明/コメント: ラバー等追記
記事編集 / 編集履歴を閲覧 / Twitterで紹介





JASRAC許諾番号: 9011622001Y31015
ヘッダー:固定
ヘッダー:追従