又とは、副詞、接続詞の「また」に当てられる漢字である。ヌは別の字。
漢字として
- 意味
- 右手、手、右、許す、また、も、そうなると今度は、さらに、再び、助ける。現在では右手などの意味では使われず、もっぱら副詞・接続詞「また」の意味で用いられる。
- 字形
- 右手の象形の字であり、右の初文である。
- 〔説文解字〕には「手なり」、「三指なるものは、手の列多きも略して三に過ぎざるのみなり」とあり、5本の指全部を書くと多いので、略して三本にしているとある。又の反文は𠂇で、左の初文。
- 音訓
- 音読みはユウ、ウ、訓読みは、また、ふたたび、たすける。
- 規格・区分
- 常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 部首
- 又は部首、又部を作る。又に従う字や筆画として又を含む字が収められている。
- 意符
- 又は意符として、手、手に持つ、助ける、などを表し、会意字によく用いられる。友(又+又)、右(又+口)、取(耳+又)、反(厂+又)、史(中+又)、殳(𠘨+又)、攴(又+卜)、有(又+肉)、丈(十+又)、廾(𠂇+又)など。
異体字
互換文字
関連項目
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