反正天皇
(はんぜいてんのう 336年?~410年2月12日)とは、第18代天皇である。
概要
仁徳天皇の第三皇子として生まれる。第一皇子の履中天皇と第二皇子の住吉仲皇子(すみのえなかのおうじ)は同母兄。弟は後の允恭天皇。
天皇家にとって所縁の深い(仁徳天皇も行幸した事がある)淡路島の生まれで、容姿端麗で歯並びが美しく、瑞歯別とも呼ばれていた。また、古事記には身長が約4メートルあったと記されている。
実父の仁徳天皇がお隠れになられた後に、実兄の履中天皇を、実兄の住吉仲皇子が焼き殺そうとする事件が発生した際に、履中天皇の命をうけて住吉仲皇子を殺害した。そして履中天皇が即位すると立太子された。
405年に履中天皇がお隠れになると、すでに壮年期ではあったが即位した。そして、河内の丹比に都を定め、戦乱や天変地異のない天下泰平な治世を送り、在位5年の410年に60歳でお隠れになられた。
反正天皇と言う諡号は、漢風諡号を持たない神武天皇から元正天皇までの44代(弘文天皇と文武天皇を除く)に対して、奈良時代の文人「淡海三船」が漢風諡号を一括撰進して以降呼ばれるようになったもので、古事記では水歯別命(みずはわけのみこと)、日本書紀では多遅比瑞歯別尊(たじひのみずはわけのみこと)と呼ばれている。
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関連項目
17代 | 18代 | 19代 |
履中天皇(りちゅうてんのう) 400~405 |
反正天皇(はんぜいてんのう) 406~410 |
允恭天皇(いんぎょうてんのう) 412~453 |
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