古谷拓哉単語

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古谷拓哉（ふるや たくや、1981年7月14日-）とは、北海道北見市出身の元プロ野球選手（投手）である。現在は千葉ロッテマリーンズの球団職員。

概要

駒大岩見沢高校ではエースとして2年夏と3年春の甲子園に出場。しかし3年夏は南北海道大会決勝で自らの暴投でサヨナラ負け。

駒澤大学に進んでからは一時野球から離れ、遊びで軟式野球サークルに所属していたが、途中から硬式に復帰したという変わった経歴を持つ。

社会人の日本通運では、都市対抗で5回無失点の投球を見せたのがボビー・バレンタイン監督の目に留まり、2005年の大学生・社会人ドラフト5巡目で千葉ロッテマリーンズに指名され入団。背番号27。

ロッテ時代

2006年（1年目）は8月に一軍初登板・初先発するが、2回3失点で敗戦投手になり一軍登板はその1試合に終わる。二軍では主に先発として10勝5敗、防御率2.51という好成績をマークしイースタン最多勝・最優秀防御率・奪三振王の三冠に輝いた。

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2007年は二軍で防御率5点台と不振に陥り、翌年は3点台に改善したが2年連続で一軍登板なしに終わる。

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2009年も4試合の登板に終わった。

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2010年、4月に一軍昇格すると、5月3日の北海道日本ハムファイターズ戦でプロ初勝利。そのまま貴重な左の中継ぎとしてシーズンを通してフル回転し、58試合に登板して3勝0敗11ホールド、防御率2.91の好成績を挙げる。日本シリーズでも4試合に登板した。

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2011年は防御率5点台と不振で21試合の登板に留まる。

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2012年も10試合の登板で5点台と、影が薄くなった。

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2013年、斉藤明雄コーチの勧めもあって二軍で先発に転向。5月30日のイースタンリーグ・横浜DeNAベイスターズ戦で、イースタン史上23度目のノーヒットノーランを達成。そして6月26日のオリックス・バファローズ戦でシーズン初登板・プロ初登板以来の先発マウンドに上がり、9回2アウトまでノーヒットという快投（8回2死まではパーフェクト）を見せる。28人目の打者・坂口智隆に三塁打を打たれ、史上初の「1シーズン中に一軍と二軍の両方でノーノー」を阻止されたが、1安打1四球でプロ初完封をマークした。そのまま先発ローテーションに定着し閉幕までローテを守り、15試合で9勝1敗、防御率2.73という好成績を挙げた。

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2014年は先発として開幕を迎えたが、交流戦で調子を落とした後は中継ぎに配置転換された。後半戦では先発に戻ったが、8月26日に左肩を痛めてシーズンを終えた。

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2016年は開幕を二軍で迎え、5月に一軍登録。左手の故障と全治3ヶ月を要する手術もあり、5試合の登板に留まった。

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2017年は一軍での登板がなく、戦力外通告を受け引退を表明。

引退後

ロッテの球団職員となり、営業部に配属。ロッテで引退した選手が現場スタッフやスカウト以外の球団職員になったのは古谷（と同年に引退した黒沢翔太）が初めてだとか。

2021年からは二軍管理兼メディカル担当として現場に復帰した。

成績

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
2006年	ﾛｯﾃ	10	1	0	0	0	1	0	0	.000	2.0	1	1	3	3	13.50
2009年		4	0	0	0	0	0	0	0	.---	5.1	4	3	7	7	11.81
2010年		58	0	0	0	3	0	0	11	1.000	55.2	30	52	19	18	2.91
2011年		21	0	0	0	1	0	0	3	1.000	19.0	9	14	16	12	5.68
2012年		10	0	0	0	0	0	0	0	.---	9.1	6	2	6	6	5.79
2013年		15	15	1	1	9	1	0	0	.900	89.0	29	76	28	27	2.73
2014年		23	17	1	1	7	5	0	0	.583	101.1	44	68	53	49	4.35
2015年		11	11	0	0	3	4	0	0	.429	53.0	28	39	27	26	4.42
2016年		5	4	0	0	0	4	0	0	.000	18.1	11	6	19	18	8.84
NPB：9年		132	48	2	2	20	15	0	0	.741	281.2	123	216	132	122	3.90

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関連コミュニティ

関連項目

• プロ野球選手一覧
• 2005年度新人選手選択会議
• 千葉ロッテマリーンズ