概要
「GENERATION FORCE」(2011年4月16日発売)で登場。
効果モンスター
※「GENERATION FORCE」収録のカード(GENF-JP029)による
星2/風属性/魔法使い族/ATK 600/DEF 400
自分のメインフェイズ時、このカードと同じレベルのモンスター1体を
手札から特殊召喚する事ができる。
この効果はこのカードがフィールド上に表側表示で存在する限り1度しか使用できない。
通常ならレベル2のモンスターを特殊召喚することになる。ただ単に特殊召喚するだけなら「切り込み隊長」の方が呼び出せる範囲が広く使いやすいので、こちらはランク2のエクシーズモンスターを狙うときに用いることになる。
登場時点ではランク2自体がほとんどいなかったが、幸い、2014年以降から「神騎セイントレア」・「キャット・シャーク」といったランク2の有能なエクシーズモンスターが続出しているため、このカードとも相性のいいカードが出てくる可能性もあるだろう。
同じくランク2のエクシーズ召喚に使えるライバルとしては「深海のディーヴァ」や「創造の代行者 ヴィーナス」が存在し、それらはデッキからモンスターを出すのでこのカードより手札消費が少ない。風属性や魔法使い族の素材縛りを持つランク2も今のところない。
こちらの利点は召喚時でなくとも使え、レベル2ならば何でも出せること。また、相互にサポートしあえる「見習い魔術師」や、特殊召喚で効果を発動でき、チューナーなのでレベル4のシンクロモンスターにつなげられる「ナイトエンド・ソーサラー」など、相性の良いカード自体はいろいろある。
特殊召喚できるのは「このカードと同じレベルのモンスター」なので、何らかの効果でこのカードのレベルを変更すれば、レベル2以外のレベルのモンスターを特殊召喚できる。「ギブ&テイク」や「ネクロの魔導書」なら大幅にレベルを上昇させられるので、上級・最上級モンスターの特殊召喚も容易になる。
コンボとして覚えておくと良いだろう。
「表側表示で存在する限り1度しか使用できない」効果は、同パックで登場した「ゼンマイ」カテゴリのモンスターに類似する。
イラスト関連
イラストでは埴輪を特殊召喚している。遊戯王OCGにも「はにわ」が存在するが、それとはあまり似ていない。一方で、「調星師ライズベルト」のカードイラストには、このカードが特殊召喚している埴輪と酷似したものが映っている。
「はにわ」のレベルは2なので、このカードから出すことも可能。
「召喚師ライズベルト」のフレーバー・テキストによると、ライズベルトはセームベルの兄らしい。セームベル本人も「召喚師ライズベルト」のイラストに描かれている。テキストは以下の通り。
《召喚師ライズベルト》
※「クラッシュ・オブ・リベリオン」収録のカード(CORE-JP002)による
ペンデュラム・通常モンスター
星3/風属性/サイキック族/ATK 800/DEF 800
【Pスケール:青2/赤2】
(1):1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルを1つ上げる。
【モンスター情報】
妹セームベルをとても大事に想っている、心優しき兄ライズベルト。
昼下がりの午後に妹と一緒に魔術書を読む時間は毎日の日課になっており、
そんな二人の仲睦まじい様子に周囲の人々は自然と心が癒されてしまう。
ライズベルト自体は「召喚師ライズベルト」以前にも「調星師ライズベルト」、「覚星師ライズベルト」という形で登場しており、特に前者はイラストにこのカードのものとよく似た埴輪が描かれていることから、何らかの関連があると見られていた。「召喚師ライズベルト」の穏やかな姿に比べて、前記の2枚のイラストに描かれるライズベルトはまがまがしい姿をしている。
さらに登場した「揺れる眼差し」、「揺るがぬ絆」、「醒めない悪夢」のイラストを見るに、ライズベルトは「ヒュプノシスター」によって催眠術のようなものをかけられていろいろあった末に、前記のようなまがまがしい姿になったのかもしれない。「揺れる眼差し」、「揺るがぬ絆」のイラストには、ライズベルトの記憶のような形でセームベルの姿も確認できる。
また、このカードのイラストをよく見ると、履いているブーツに一つ目の顔が描かれている。
その他
バックストーリーの事情もあるのだろうが、派生形が存在するライズベルトと異なり、今のところこちらにそのようなものはない。
ライズベルトシリーズが初出時はノーマルレアであるのに対して、こちらはただのノーマルなので、シングルでの入手は容易(収録パック自体は絶版になっている)。
ライズベルトシリーズは共通してレベルを上げる効果を持っており、このカードと組み合わせるとレベル2以外を出せるようになるので効果自体の相性は良い。ただし、ライズベルトシリーズはサイキック族なので種族サポートを共有できない、「召喚師ライズベルト」のペンデュラムスケールは2なのでこのカードをペンデュラム召喚できないなど、兄妹なのにかみ合っていないところもある。
「セームベル」は「same」(同じ)と「level」を組み合わせたものだと思われる。ただし、英語名はSaambellとなっている。
「セームベル」だけあって、イラスト下部の動物共々、ベル(鐘)を身につけている。また、よく見るとこのベルの中に星型の部品がある。遊戯王ではレベルが星で表されることからだろう。
ライズベルトの英語名はライズベル(Risebell)となっており、このカードとの関連をうかがわせるものになっている。
エクシーズ召喚導入(マスタールール2施行)後、最初のパックで登場していたこともあり、登場時点でこのカードからエクシーズ召喚できるランク2のモンスターは「ガチガチガンテツ」しかいなかった(ほどなく「ダイガスタ・フェニクス」などが登場したが)。
現在はランク2もそれなりに多くなっている。
関連動画
関連静画
関連商品
関連項目
- 2
- 0pt