司馬炎とは、三国志の時代から西晋の時代にかけての人物。
晋の武帝であり、呉を滅ぼして三国時代に終止符を打った事で知られている。
概要
西晋の初代皇帝(在位265~289)。司馬昭の長子で司馬懿の孫。
265年、元帝曹奐から禅譲を受けて晋王朝を開いた。この時代の禅譲というのは実質クーデターである。
司馬炎は、一族に兵力と土地を分け与えることで晋の基盤強化を図るために一族を各地の王として配置した。これは、魏が一族に権力の移譲を行わなかったことで滅亡を早めたことを考慮してのことであったが、逆に晋の滅亡を呼び込むこととなる。
279年に賈充や楊済と共に大挙して呉を攻め、翌年に呉を滅ぼし、統一を達成した。
統一前までは非凡な指導者であったが、統一後は総勢一万人の女性を搭載した巨大な後宮を建設し政治への興味を失う。流石にこれだけの女性が居ると本人では選べないため、夜伽を羊に決めさせていたという。羊に引かせた車に乗って、止まった部屋の女性と夜を共にした。そこで、頭の良い愛妾が部屋の前に塩を盛った。この塩を舐めるために羊が止まるのである。こうして、何度も寵愛を受けた愛妾は見事に子を成した。このエピソードから、料理屋などでの「盛り塩」が始まったと言われている。
また、死後に後継者問題で八王の乱が起き、五胡十六国時代の幕開けを招く結果となった。
漫画・ゲーム等の司馬炎 関連動画
孔明死去や蜀滅亡で話が完結している演義作品が多いので、司馬炎含め三国末期そのものを扱う作品は少ない。
コーエー「三国志」シリーズ
古い作品では蜀滅亡直前シナリオまでしかなく、目撃すること自体が難しいとされていたが、昨今の作品では英雄集結シナリオもあってか司馬家として目に触れる機会は増えている。最近の作品では統一した事を評価され、能力は高い。
コーエー「真・三國無双」シリーズ
6作目にて後期が取り扱われ、両親の司馬昭と王元姫が無双武将化した為、ストーリーモードの晋シナリオのエンディングにて後ろ姿のみだが出演する。
クロニクルモードにもモブ武将として登場するが、顔は両親に似付かわない髭有り文官風になっている。
無双OROCHI2でも司馬昭が再び主役の一人になった為か、父が登場するステージで司馬昭が操作キャラの場合の代理武将として参戦したりと出番が多い。遠呂智軍により壊滅寸前の序章でも父の配下に居てなかなか敗走しなかったりとタフさを見せている。
こちらでは髭なしの若い文官風モブの外見。
セガ「三国志大戦3」
前作にも登場していたが、3ではver3.5になってようやくの初登場となる。計略は「祖父譲りの明察」で相手の出した計略を無効&即殺&消費士気3というとんでもない内容となっている。曹丕ファン涙目な程の良スペックでver3.5稼動早々、注目の的となっている。それもそのはず、イラストはさとうふみやでまんま金田一少年なのだから。
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