吉備線とは、JR西日本岡山支社の路線である。
平成28年3月より、桃太郎線の愛称が使用されている。
概要
山陽本線岡山駅と伯備線総社駅を結ぶ路線で、全線非電化単線である。
元々は津山線と共に中国鉄道という私鉄によって開業した路線であったが、1944年6月1日に国有化された。路線記号は「U」。
当初の区間は岡山駅~湛井駅であったが、総社駅(現在の東総社駅)~湛井駅間は1925年2月17日に廃止され、総社駅~西総社駅(現在の総社駅)間が同年8月7日に開業している。
なお、かつては支線として稲荷山線(備中高松駅~稲荷山駅)があったが鉄材を供出する為に1944年に廃止されている。
ちなみに、井原線は元々吉備線の延長路線として計画されていた。両路線は総社駅で路線としては接続しているが、直通運転はない。
運転される列車は全て吉備線で完結しており、備中高松駅までで打ち切られるものも数本設定されている。
富山港線(現:富山ライトレール)と共にJR西日本からLRT化の構想が発表されたが、現実に開業にまで至った富山のケースとは違い、吉備線のLRT化は未だに構想の域を出ていない。路線が未だに全線非電化のため、電化設備の負担が重いのもその理由の一つであろう。
一応、2018年に10年後(2028年)を目処にしたLRT化計画は発表されているが、コロナ禍によるJRの減収などにより協議は中断したまま遅々として進んでいない。
2015年9月17日に、JR西日本より「吉備線の愛称を桃太郎線とする」ことが発表された。駅や車内に掲出している路線図・停車駅案内や、駅構内の案内表示などの路線名は愛称名のみの表記とするという。
なお、駅番号は岡山駅を起点に全線で付加されている。
駅一覧
駅名 | 駅番号 | 備考 |
岡山駅 | JR-U01 | JR西日本:山陽新幹線・SW山陽本線・L宇野線・T津山線・V伯備線・N赤穂線 岡山電気軌道:東山本線 |
備前三門駅 | JR-U02 | |
大安寺駅 | JR-U03 | |
備前一宮駅 | JR-U04 | |
吉備津駅 | JR-U05 | |
備中高松駅 | JR-U06 | |
足守駅 | JR-U07 | |
服部駅 | JR-U08 | |
東総社駅 | JR-U09 | |
総社駅 | JR-U10 | JR西日本:V伯備線、井原鉄道井原線 |
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関連項目
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