同人ゲームとは、アマチュアのクリエイターや同人サークルが趣味で開発したゲームである。「同人・インディーズゲーム」と呼ばれることもある。テレビゲームといえばゲーム会社が作っていたようなイメージを持ってしまいがちだが、現在ではパソコンとソフトと知識があれば、簡単なものは個人でも製作できる。
ニコニコ動画では、ニコニコ御三家の一角である「東方Project」が代表的な同人ゲームとして知られており、東方の二次創作のゲームだけ「東方二次創作ゲーム」という記事が作られるほどである。
特徴
同人ゲームはその特徴として、一般のゲームショップや家電量販店では購入できない点がある。そもそも、一般に流通に通していないのだから「同人」と呼ばれているので当然ではあるが。そこで、手に入れるには秋葉原にあるような同人ショップの店頭や通販サイトで購入したり、製作者のサイトで購入する必要がある。ただし、作品によっては無料で発表されていることもある。そういうときは、ダウンロードするだけで良い。FLASH形式のゲームは作者のサイトで遊べるようになっているものもある。こうした無料のゲームは、「フリーゲーム」と呼ばれている。
同人ゲームの製作者の中には、プロになったり企業したりする人もいる。「月姫」を製作したTYPE-MOONはサークルから企業になり、そこのシナリオライターの奈須きのこは作家業も行うようになった。「ひぐらしのなく頃に」の作者である竜騎士07も、自身の作品が口コミで徐々に知れ渡り、最終的にはメディアミックス(アニメ化・ゲーム化・漫画家・実写映画化)によって知名度を爆発的に広めることに成功した。加えて、元々同人ゲームだった自身の作品が商用のゲームソフト(DS、PS2等)として再度発売されている。
また、現存する有名なゲーム会社の中にも、元々は創始者のアマチュア活動の結果として設立されたものもある。ハドソンやエニックス(現スクウェア・エニックス)やチュンソフ トが代表例である。ただし、こうした後に有名になるゲーム会社が設立された頃は、まだアマチュアとプロの作品に大きな差がなかったり、ゲーム産業が伸び盛りだったいう時期的な要因が成長を後押ししたことも否めない。
また、iPhoneといったゲーム機やパソコン以外のコンソールが登場していることから、作品を発表できる場は増えている。
種類
ゲームショップの店頭で売られているような、基本的なジャンル(アクション、STG、格闘ゲーム、RPG等)のゲームは既に出揃っている。また、選択肢の無いビジュアルノベルといったゲームなのか小説なのかの判断がつきにくいジャンルの作品もある(ひぐらし等)。18歳未満プレイ禁止のエロゲー作品も多数ある。
問題点
高品質なゲーム製作の難しさ
前述したように、現在は開発機器やソフトの値段も下がったことで個人や少人数のサークルでも自力でゲームを製作することは難しくない。しかし、ゲーム会社が作るような作品の製作となると話は別である。
大手のゲーム会社が製作するようなアニメーション・3DのCG・声優を使ったフルボイス・美麗なイラストを使った超大作ゲームの製作は今でも不可能に近い。そんな大手のゲーム会社でさえ、プログラムの一部を下請けに出さないと製作できないし、アニメーションの製作に至っては外部に発注しなければ到底製作できない。エロゲーを製作しているサークルには、アマチュアやセミプロの声優を雇ってキャラクターに声をつけているところもあるにはあるが、一部のFLASHゲームを除いてアニメーションはさすがに使っていない。
高くなる敷居
さらに、同人ゲームの製作活発化したことで、新規参入の敷居が高くなっていることも挙げられる。
情報やツールが簡単に手に入るようになった傍らで作品に求められる完成度も上がり、かつてのように簡単な作品ではユーザーが満足しなくなっているからである。その昔、裸のフロッピーディスク数枚で価格が何万円もしていた時代とはえらい違いである。その為、開発期間に1年以上を費やしたり休日を全て製作に充てるサークルも存在し、かつてのように手軽にゲームが作って発表することは出来なくなった。
また、ネット上で非常に高い品質のゲームを多く目にすることで、若い人が最初からゲーム制作を諦めてしまう現象が起きている。その結果、若い人の新規参加が減り、ゲーム制作者の平均年齢が徐々に上がっている。
コンシューマー
ゲーム会社とは違い、コンシューマー機(PS3、X-BOX、ニンテンドーDS等)で作品を発表することはできない。高価な開発用機材を購入し、審査をパスし、ハード機メーカーへライセンス料を払い、流通に乗せなければいけないからだ。 よって、製作者はインターネットや同人ショップを通じてパソコン用のソフトしか発表できないでいる(かつて任天堂DS用のソフトを無断で製作したサークルは、任天堂から警告を受けてソフトの発売を中止している)。
ただし、iPhone(携帯電話)ではApp Storeを通じてTeam Eye maskやtalestuneといったサークルがゲームの配信を行っている。
著作権の問題
そして、一部の製作者はアニメや漫画のキャラを使った二次創作ゲームを頒布しているが、そういった作品の中には18禁のものも含まれている。
なお、二次創作ゲームの中には、著作権者からの警告により配布停止となった事例が複数存在する。また逆に、同人ゲームではあるものの、あまりの出来の良さから著作権者の公認を取得しているケースも存在する。
大百科に記事がある同人ゲームの一覧
フリーゲームの一覧⇒「フリーゲーム」
「東方Project」の二次創作ゲームの一覧⇒「東方二次創作ゲーム」
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解説など
一次創作の同人ゲーム
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関連項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E5%90%8C%E4%BA%BA%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0


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読み:ドウジンゲーム
初版作成日: 10/09/08 17:11 ◆ 最終更新日: 12/05/02 22:31
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