吾輩ハサーバルデアルとは、『ゆかれいむで駅巡り』シリーズのまいばら氏が制作する
けものフレンズの二次創作動画である。
概要
あらすじは基本的にけものフレンズ原作の物語と変わらないのだが・・・
題名から想像できるように作風は『吾輩は猫である』を思わせる雰囲気、すなわち明治小説風の文体で綴られている。
それ以外にも、語り手の心境も多く描写され本編と一味違った雰囲気を楽しめたり、
有名どころの二次創作ネタを随所に散りばめたりと、単純に原作をなぞるだけでない丁寧な作りで飽きさせない仕上がりとなっている。
また、初回は話数がない事から出オチ単発作品かと思われたが、年末年始を除いて週1本のペースで次々続編を投稿し視聴者を驚かせた。(さらに、氏は別シリーズも継続的に投稿している)
あと重要な事で『へし』は『石』誤植や誤記の類ではありません。
そんな事を氏が書くものだから、タグに『夏目漱へし』なるハイセンスなモノが登録されたりされなかったり
主要登場人物
サーバル
単純でない思考や気の利いた言い回しができたり、文字が読めるような描写もある事から原作より大幅に賢いと思われる。(ただし、知識量はそこまででもない模様)
自己申告では、文才がそんなに無いらしい
また本家『吾輩は猫である』や他夏目漱石作の小説の引用をすることがあり、窮地に陥った際は念仏を唱えよとしたりもした。(あと、捉えようによっては本家の猫に呆れるような描写もされたり・・・)
鞄(かばん)
最初期はサーバルに新参者と呼ばれていたが、背嚢を鞄と称したので以後『鞄』と呼称することになる。
原作より周囲が大幅に賢くなっているが、それでも知識・知恵・発想は存分に発揮されている。
また何故か英語が読める(これまた何故か、サーバルも"true"という単語は知っていたようだが)
鞄も語り手になる事が多いが、サーバルに比べ冷静で消極思考となり、場合によっては辛辣とも捉えられる語りになる。
尚、名前が『鞄』や『かばん』とぶれる事があるが、これは本家の表記揺れ再現と考えられる
アライ
パークの危機には人一倍敏感で正義感は強いが、結構な自己嫌悪思考の持ち主で
フェネックの忠告も無視して無駄骨を折った時は自らを強く恥、追っている泥棒が無実の可能性が浮上した時は心が砕けかけていたりもした。
・・・と、ここまで書いたが最大の特徴は彼女が語り手の時は太宰治風、つまり『走れメロス』風になる。
その結果、誰がとなく彼女の事をこう呼ぶようになった『ダザイさん』と。
新崎お兄さん等、様々な弁士
解説者の口調(文体)は様々で、弁士風・上方商人風・茶屋看板娘風など多岐にわたる。
また、原作で海外の方が解説していたところは漢詩風に綴られている。
初期の頃は長い時間を掛け解説していた(特にジャガーは呆れる程長い)が、現在は原作とほぼ同じ長さにまとめられている。
その他
前記のフレンズや人物だけでなく、客員出演するフレンズの口調も独特な個性がある。
これも本シリーズの魅力の一つなので、いくつか抜粋して以下に紹介。
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関連項目
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