四大学連合とは四校の国立単科大学によって2001年に結ばれた協定『四大学連合憲章』およびその協定により創設された教育研究プログラムを指す用語である。
概要
の四大学で結ばれた協定である。これらの四大学は専門家育成を目的に創設された在京国立単科大学という共通項を持つ。
そして、各々の専門分野においてトップクラスであるが、学際的・複合的とされる教育・研究に不得手という弱点を持つ。そのため、お互いの強みを持ちこみ複数の大学による教育プログラムを作成したのが経緯である。一時期、東京藝術大学も入るという話もあったがそれは立ち消えとなった。
受験用語として難関の大学群扱いされることもある。しかし、難易度で括ったものではないので、受験で用いられるような大学群とは意味あいが異なる。大学の難易度を語る場で使用を控えた方がいいのかもしれない。
具体的内容
2002年に結ばれた「四大学の学部間における複合領域コース及び大学院研究科間における学生交流に関する協定」の内容は、
である。
複合領域の内容として「総合生命科学」「生活空間研究」「医用工学」「技術経営」「国際テクニカルライティング」「医療介護経営」などの学問横断、文理融合型の研究教育プログラムとなっている。コース在籍者は所属大学と受け入れ先の大学の成績、学習計画などによるAO入試形式によって編入学が可能である。複数学士号とはコース在籍者がこれらの複合領域をもっと学びたい人向けに5,6年かけて二つの学士号を取得できるシステムである。
コースに所属するには出願する必要があり、場合によっては所属大学で面接もありうる。出願条件は二年生以上である。他大学の授業を取る際は、そちらの大学に履修届を出さなければいけない。またコース修了要件と大学の卒業要件が異なるので、それぞれを満たす必要がある。とにかく制度が複雑なので希望者はよく調べること。
2006年より「大学院学生の教育研究交流」も行われている。これは協定先の大学の教員に研究の指導や授業を受けられ、また共同研究に参加できるものである。
関連項目
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