四日市駅とは、以下の駅のことである。1、2、3は三重県四日市市に、4は大分県宇佐市に存在する。本項では1の事を説明する。
- JR東海(関西本線)の四日市駅。近鉄四日市駅より2kmほど離れており駅周辺が閑散としている。こちらの駅を指す場合は「JRの四日市駅」とJRを付けないと思い違いが発生しやすい。伊勢鉄道への直通電車も発車する。
- 近畿日本鉄道(近鉄名古屋線)の近鉄四日市駅。市街地の中心である事から、地元民が四日市駅といえばこの駅を意味する。
- 四日市あすなろう鉄道のあすなろう四日市駅。近鉄四日市駅に併設されている。
- JR九州(日豊本線)の豊前善光寺駅の旧称。
概要
JR東海の関西本線の駅の一つ。敷地が広大な割には施設などがほとんど無く、窓口も時間帯によっては閉じているときがある。以前は併設されているJRツアーズで購入することができたが、2012年に入り閉鎖されてしまった。一応キオスクはあるが、閉まるのがやたらと早く、周辺にコンビニもないため注意が必要である。また最近ではその広大な空きスペースを利用してレンタル自転車をやっている。
かつては津駅や桑名駅のようにJRと近鉄の駅舎が並立していたが、1956年に近鉄の駅が現在地に移転したため(詳しくは近鉄四日市駅の項にて)、当駅での両線の接続はなくなった。
乗客は近鉄四日市駅の方が圧倒的に多いが、特定区画運賃を採用しているため四日市・名古屋間は近鉄と比較すると2019年現在で150円も安い(関西本線が470円に対し、近鉄名古屋線は620円)。また快速みえは特別料金を要さない列車でありながら、名古屋まで約30分と近鉄の特急並の速度を誇る(ただし先頭1車両目は全席指定席)。
ただし時間あたりの本数が少なく、普通列車(各駅停車)では単線区間があり、対向列車の待ち合わせや度々遅延などが発生するため、四日市・名古屋間の所要時間は50分~1時間程度となる。
JR東海所属の関西本線ではTOICAが利用可能な最南端駅であるため、利用者は注意が必要である。
また快速みえ利用時にこの駅より南下する場合は、伊勢鉄道を経由するためその区画の運賃が別途必要となる。そのため青春18きっぷなど企画乗車券の多くでは伊勢鉄道の乗車運賃が含まれておらず、別途精算する必要がある。
旧四日市港へ向かう側線には現在唯一現役の跳開式可動鉄道橋梁で重要文化指定となっている末広橋がある。コスモ石油専用線やいわゆる貨物駅としての機能が強く、一般路線の倍以上ある。
意外と知られていないようだが、敷地内にはJR貨物が取り扱う月極駐車場があるため、JR関西線で定期利用する場合は大変便利である。ただしそこまで台数が多くないため空きがない事もしばしば。当然ながら敷地内とはいえ改札を通る必要がある。
バブル期には四日市駅を高架化し、中央通りから23号線へ接続する道路を建設する計画も持ち上がっていたが最近とんと聞かなくなっている。その代わり近鉄が近鉄四日市駅から川原町間の高架化を進めている。
また四日市駅そばの踏切は貨物列車が通る際、かなりの時間を待たされる事となる。
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関連項目
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