国鉄特急色とは、旧国鉄時代から特急列車に使用されてきたクリーム色に赤のラインが入ったカラーである。
概要
旧国鉄時代に製造された車両のうち、クリーム色の車体に赤のラインが入った車両は「国鉄特急色」として1958年の登場以来親しまれてきた。
国鉄制定色のうちクリーム4号(小麦色)と赤2号(えんじ)と呼ばれるカラーの組み合わせは、鉄道ファンだけでなく多くの人々に思い出深いものである。
189系車両の国鉄特急色に塗装された最後の特急列車が引退することになり、2018年4月27日のラストランには多くの人々が詰めかけた。
東京都日野市のJR豊田駅発長野行きの乗車ツアーには定員の約5倍の1541人が応募した。
そのうち幸運な約300名の乗客を乗せた最後の列車は、警笛を鳴らして長野駅へ向けて出発したのである。
列車を見送る約600人のファンは、一斉にシャッターを切り最後の別れを惜しんだ。
「国鉄特急色」は東京・大阪、神戸間を走るこだまに使用されて以降、多くの特急に採用された。
明るく優しい色合いは、これからも旅や鉄道を愛した人々の心に残り続けるであろう。
・・・と思ったら2019年春にいなほから出戻りで水戸支社に戻ってきたE653系がこれまで纏ったことの無い国鉄特急色を纏ってイベント列車や波動用輸送を担当しだした・・・。水戸支社曰く「新しさとノスタルジーを兼ね備えた地元の方々に愛されるデザインとしました」との事(まるでRailWars!の世界だぁ・・・)
そして国鉄特急車として最終章に差し掛かった381系やくもがリバイバルで2022年に国鉄特急色になり最期の活躍をしている。
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関連項目
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