囿とは、区切られた園を表す漢字である。
漢字として
- 意味
- 園、動物のいる園、庭園、囲い、囲いをする、区切られた領域、関わる、拘泥する、ものが集まる場所、見識が狭いという意味がある。〔説文解字〕には「苑の垣有るなり」「一に曰く禽獸には囿と曰ふ」とある。苑も同様の意味の字。〔周礼〕の註に「古は之れを囿と謂ひ、漢には之れを苑と謂ふ」、〔字林〕には「垣有るを苑と曰ひ、垣无きを囿と曰ふ」とある。
- 字形
- 形声で声符は有。籀文は𡈹で、これは象形。
- 音訓
- 音読みはユウ、ウ、訓読みは、その、かこい、にわ。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。
- 声符
- 囿・𡈹を声符とする漢字には、𧅲などがある。
- 語彙
- 囿苑・囿人・囿池・囿游
異体字
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- 0pt