塩原恒夫とは、厨二病&ポエム全開の口上で定評のあるアナウンサーである。元フジテレビアナウンサー。
概要
県立会津高校から国立埼玉大学を経て、1987年フジテレビに入社。以来、スポーツ番組を中心に活躍。
その実況スタイルは独特なもので、とにかくポエム(※下記参照)全開の口上から始まる。特に競馬やF1、フィギュアスケート中継で見ることが出来、"ポエマー"の名でその名を知られる。
例えばF1、他のアナウンサーはスタートシグナルの点灯の様子などを実況するが、塩原はそれを実況せず、口上とレース名を組み合わせたポエムを披露する。
勿論、競馬でもポエム全開。1991年の朝日杯3歳S(現・朝日杯フューチュリティステークス)にて初G1実況。日本ダービーは2005年から2012年まで担当し、凱旋門賞も2014年と2015年の2回担当。
このG1実況キャリアの中で、1998年11月1日に開催された天皇賞(秋)で発生したサイレンススズカの故障事故を、"沈黙の日曜日"と実況したのも塩原であり、そのフレーズは、現在も同レースを形容する言葉として用いられている。
フィギュアスケートでも、2014年2月のソチオリンピックでの実況を任され、羽生結弦の金メダルの瞬間を伝えた。
2017年7月1日付でBSフジに広報局専任局次長として出向し、2018年4月30日付で編成局広報担当局長に転出。この時期をもって競馬やフィギュアスケート実況からは離れ、アナウンス業務は特別番組の司会やナレーション、BSフジ独自の野球中継の担当程度のみとなっていた。
その後フジテレビが行った早期退職に応募し、2022年3月31日をもって退職。翌4月からは地元福島のフジテレビ系列局・福島テレビ「エキサイティング競馬」の土曜司会を担当している。
趣味は映画館での映画鑑賞だという。とにかく多くの本数を観ており、幅広いボキャブラリーが実況ポエムに生かされていた。
※ポエム…馬名などに謎掛け的なメタファー技法を用いて紹介・実況すること。ポエムにありがちな表現手法であることから、このような異名が付けられた。
関連動画
競馬
実況
ポエム集
沈黙の日曜日
左:実際の実況
右:MAD動画(ウマ娘プロ実況リンク)
フィギュアスケート
カーレース
「湯切り大失敗」と呼ばれたレースの実況。用意したポエムがスタート直後のクラッシュで台無しになり、リスタートで即興の2回目ポエムをこしらえてぶちこんだ職人芸。
野球
「ショートの土橋が、ライトに回っています」から始まる動画がYoutube誕生前から拡散されており現在に至るまで非常に有名。
関連項目
- 3
- 0pt