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増田大輝(ますだ だいき、1993年7月29日-)とは、徳島県出身のプロ野球選手(内野手・外野手)である。現在は読売ジャイアンツに所属。
概要
読売ジャイアンツ #0 | |
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増田大輝 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 徳島県徳島市 |
生年月日 | 1993年7月29日 |
身長 体重 |
172cm 68kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 内野手、外野手、投手 |
プロ入り | 2015年育成ドラフト1位 |
経歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
小学校から軟式野球を始める。小松島高校では1年から内野のレギュラーを獲得。2年夏は県大会決勝で敗退、3年夏は投手に回り、エース兼キャプテンを務めチームを牽引したが、県ベスト4で敗れ甲子園出場はならなかった。3年夏の大会後に高校四国選抜代表としてハワイ遠征に参加している。
近畿大学に進学するが、僅か3試合に出場しただけで2年で中退。地元の徳島に帰り、鳶職に就いて休日に草野球をする生活を送っていた。しかしそこで野球好きの女性と出会って交際を始め、高校時代の監督の勧めもあって野球への情熱を取り戻す。四国アイランドリーグのトライアウトを受け、2014年に徳島インディゴソックスに入団する。
徳島時代
1年目から二塁のレギュラーに定着しチームの独立リーグ日本一に貢献。彼女にプロポーズするも、年俸わずか60万円ということもあり彼女の父親から猛反対を受ける。今度こそ野球を辞めて定職に就こうとするが、彼女に説得されて「あと1年だけ頑張ります、ダメだったら諦めます」 と彼女の父親を説得して結婚した。
2年目の2015年はアイランドリーグ選抜チームの一員として北米遠征に参加。同年のドラフト会議にて、育成ドラフト1位で読売ジャイアンツに指名され念願のプロ野球選手となった。背番号015。
巨人時代
2016年(1年目)は三軍監督の川相昌弘に「成長株」と認められ、二軍でも44試合に出場。
2017年(2年目)はオープン戦での出場機会も得て、登録期限近くの7月28日に支配下登録を勝ち取った。背番号98。この年は一軍昇格はならなかったものの、二軍で主に遊撃を守り、打率3割を記録した。
2018年は二軍では主に二塁を守り11盗塁を記録したが、打率.230と打撃で結果を残せず一軍昇格はならなかった。オフに背番号を63に変更。
2019年は二軍で打率.347を記録して4月19日に一軍初昇格し、同日に守備で途中出場しプロ初出場。23日の東京ヤクルトスワローズ戦でプロ初打席初安打となるタイムリーを放った。
以降、代走兼内野の守備要員として一軍に定着。勝てば優勝となる9月21日の横浜DeNAベイスターズ戦でもいつも通り代走から途中出場し、延長10回に優勝を決める決勝点となるタイムリーを放ってヒーローとなった。そのまま閉幕まで一軍でプレーし、75試合に出場、チームトップの15盗塁をマークした。オフに背番号を0に変更した。
2020年は開幕を一軍で迎える。前年同様に代走・守備要員として起用される中、8月6日の阪神タイガース戦で8回裏に登板した堀岡隼人が1死しか取れず7失点と大炎上、0-11の大差になったところで、まさかの投手としてプロ初登板[1]。直球は最速138km/h、スライダーを織り交ぜて、江越大賀に四球を出したが近本光司と大山悠輔を打ち取って2/3回を無失点に抑えた。NPBで野手登録の選手が投手として登板したのは2000年の五十嵐章人(オリックス)以来20年ぶり。
10月に盗塁時に右膝を痛めて抹消されたものの2週間弱で復帰しほぼシーズンを通して一軍でプレー。74試合に出場し、打席数は少ないながらも打率.297、そしてリーグ2位の23盗塁を記録した。
2021年4月11日の広島東洋カープ戦でプロ初ホームランを記録した。56試合の出場で打率.136、1本塁打、2打点、8盗塁に留まった。
2023年8月18日のヤクルト戦でプロ初のサヨナラタイムリーを記録した。33試合の出場で打率.300、1打点、4盗塁に留まった。
プレースタイル・人物
- 二塁・三塁・遊撃・外野を守れる内外野のユーティリティプレイヤー。50メートル5.9秒の俊足を武器に、代走・守備要員として起用されている。
- 172cm68kgと、プロ野球選手としてはかなり小柄で細身。
- 前述のプロ入り前の奥さんとのエピソードは、2018年にTBSの「壮絶人生ドキュメント プロ野球選手の妻たち」で特集された。
- なおドラフト前には長男も誕生しているが、巨人では妻子を地元に残して単身赴任の寮生活をしている。初のお立ち台では「パパやりましたー!」と絶叫した。
応援歌
球団 | レス | No | プレイヤー |
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巨人 | セントラル・リーグの応援歌のピコカキコ一覧#158 | 18777 |
成績
- (2023年終了時点)
年度別打撃成績
年度 | 球団 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019年 | 巨人 | 75 | 58 | 50 | 20 | 10 | 2 | 2 | 0 | 6 | 15 | 2 | 0 | 6 | 0 | 11 | 2 | .200 | .286 |
2020年 | 74 | 48 | 37 | 30 | 11 | 2 | 0 | 0 | 2 | 23 | 0 | 0 | 11 | 0 | 12 | 1 | .297 | .458 | |
2021年 | 56 | 25 | 22 | 13 | 3 | 1 | 0 | 1 | 2 | 8 | 1 | 0 | 2 | 0 | 6 | 0 | .136 | .208 | |
2022年 | 58 | 22 | 20 | 14 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 11 | 1 | 0 | 1 | 0 | 5 | 0 | .150 | .190 | |
2023年 | 33 | 13 | 10 | 4 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 | 4 | 2 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | .300 | .364 | |
NPB:5年 | 276 | 166 | 139 | 81 | 30 | 7 | 2 | 1 | 11 | 61 | 6 | 0 | 21 | 0 | 37 | 3 | .216 | .319 |
年度別投手成績
年度 | 球団 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020年 | 巨人 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | 0.2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0.00 |
NPB:1年 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | 0.2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0.00 |
通算守備成績
機構 | 守備位置 | 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
NPB | 一塁手 | 3 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
二塁手 | 49 | 48 | 84 | 3 | 10 | .978 | |
三塁手 | 42 | 6 | 14 | 0 | 0 | 1.000 | |
遊撃手 | 80 | 31 | 49 | 4 | 10 | .952 | |
外野手 | 89 | 33 | 1 | 3 | 1 | .919 | |
投手 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- |
関連動画
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関連項目
脚注
- *このとき巨人のベンチには中川皓太、大竹寛、鍵谷陽平、大江竜聖の4人の投手が残っていたが、全員勝ちパターンのリリーフであり、敗戦処理で使う面々ではなかった。本人や宮本和知投手コーチによれば前年からこういった起用の可能性を考えて、投手経験者に話が行っていたらしい。ちなみに「敗戦処理での野手登板」はMLBでは珍しくないが、逆にMLBでは野手登板が増えすぎたため「延長戦か6点差以上のみ」という規制が2021年から導入予定。
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