夏の終わりの殺人鬼単語

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『夏の終わりの殺人鬼』とは、グラシアス氏によって制作されたサイコホラーBLゲームである。

概要

――これは、夏の終わりの物語。
一夜限りの、悲劇。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（紹介ページより）

2015年 10月11日、夏の終わり頃に発表。
サイコホラーというジャンル通り、猟奇的な表現が多く含まれている。
残虐成分が強いためか、R-15 指定。
おそらく配布ページのサンプル画像から、どういう内容なのか想像はつくだろう。

キャラクター

深森　奏（ふかもり　かなで）: おとなしめな主人公。先輩である操のことが好き。
どういった意味の好きなのか、BLゲームということからもお分かりの通り、そういう意味である。
幼い頃から異性に対して恋愛感情が抱けず、反対に同性に対してそれを抱いていた。つまり同性愛者。
周りにはそのことを打ち明けず、隠している。まあ難しいよね。
簡単にカミングカウトできるわけが・・・できた人が身近にいたんです。
カズマが初恋の人、なのだが今では諦めている。と思いつつ、現在も好意は持ってる模様。
夏樹　カズマ（なつき　かずま）: 奏の幼なじみ。大柄で金髪。
一見不良のようだが、根は真面目。三人で一番飲酒しそうなのに、むしろちゃんと咎める。
奏と操の二人についてくる形で、夏祭りに興じる。
いろいろと奏のことが心配だったのだろう。うん、いろいろと。
長いつきあいになる奏によると、幼いころは泣き虫だったらしい。
奏を大切に思っているが、一方で操をなぜか敵視し冷たい態度をとる。
黒崎　操（くろさき　みさお）: 先輩。この作品の象徴といえる人物。
不思議で独特な雰囲気を身にまとっており、強烈な性格をしている。
出会ったばかりの奏に自分は同性愛者だとカミングアウトした、カズマも知ってた。すごい。
このことで奏は先輩を同士と認識し、惹かれることとなる。
作中の猟奇シーンはほとんどこの人のせい。というか全部じゃないかな。
獲物を誘い出すための方便もあったのだろうが、言動や行動から本当にその気もあったご様子。
特殊な生い立ちによるものか、人間観が非常に冷めた発言が多く、凶行に至る行動原理も吐き出される。