外印とは、
- 律令制において太政官が使用した印のこと。内印というものもあった。基本的に外印は重要度が低い書類などに使われた。
- 外印(るろうに剣心) - 漫画『るろうに剣心』に登場したキャラクターの一人。
- 外印(生放送主) - ユーザー生放送配信者
概要 るろうに剣心
人形師の家系に生まれた人形使い。夷腕坊の中の人。黒装束の黒子に髑髏を描いた頭巾をかぶっている。キャラのネーミングの由来は実在した墓荒らし、エド・ゲインから。
夷腕坊の登場は志々雄編からだったが、その際には中の人は出ないまま戦闘能力はあるが知能は低い夷腕坊という人物を演じきった。中の人の登場は次の人誅編からとなる。
人間の死体を使った人間と区別がつかないほど精巧な人形を作るのを生業としているほか、やはり自作の特殊なゴムと機巧を組み合わせて作る戦闘人形『夷腕坊』を使った戦闘や、あるいは斬鋼線を使った生身での戦闘にも長けている。
作中でも屈指の洞察力を持っているはずの志々雄真実すら欺くほどの技術力と演技力を持つ。また、自ら心眼と言い切り、筋肉のきしむ音すら聞き分けると豪語していた魚沼宇水も夷腕坊がからくり人形だと気がついた描写は無かった。
(ただし、両者とも見てみぬ振りをしていた可能性はある。)また、親しい人が殺されるという極限状況の中とはいえ、志々雄と同じく洞察力に優れている緋村剣心と医者である高荷恵をして死体人形を本物の薫だと誤認させた。
黒子衣装の下の素顔はすでに老齢に差し掛かり始め、老いが明らかな描写となっている。このことに関して『仮面の下のハンサム顔』を期待していた読者と、『醜いから隠すんだろ、JK』という考えの作者との間でのギャップが生じ、読者からは批難が殺到したといわれている(ちなみに同じようなことは御庭番衆編の般若の際にも起こっていた)。
最後は自ら『最高傑作』と豪語する神谷薫の死体人形を回収しに墓場に赴いた際に待ち伏せしていた四乃森蒼紫により討ち取られた。
再筆版
完全版に収録された再筆版(17巻カバー内表紙記載)では設定が大幅に変わり、元御庭番衆の一人で人誅編の同士たちの首謀者として、そしてイケメンに修正されている。
実写版
演じたのは綾野剛。
外印という名前を与えられているものの、その設定は『るろうに剣心』の他のキャラクターから設定や使用武器を拝借して作られたほぼオリジナルキャラクター。
元士族でありながらその誇りを捨て武器商人武田観柳の下で護衛役を務めている。顔についた火傷の跡をマスクで隠し、短銃や鋼線を武器として剣心と戦うが、マスクを外してみれば火傷があっても金髪(銀髪?)のイケメン、さらに多彩な武器を使っても最後に頼るのは小太刀という近接武器という何ともロマンと魅力あふれるキャラクターになっている。
仮面をかぶるのは醜い顔を隠すためという設定は御庭番衆の般若から、最も得意とする武器が小太刀という設定は同じく御庭番衆の四乃森蒼紫から採られていると思われる。
死体をつぎはぎして人形を作るのを生業としていた外印が、今度は自分がつぎはぎされるというのは因果は巡るということか。つぎはぎされた中に原作で倒された蒼紫が入っていることが余計にそれを際立たせる。
キネマ版
実写映画公開に合わせてジャンプスクエアにて連載されていたキネマ版でも実写版と同じく武田観柳の配下として登場。
再筆版の設定を流用しており、隠密御庭番衆の裏切り者であり、武田観柳の下で剣心と戦う目的は己の技量を知らしめるためというキャラクター。仮面の下はもちろんイケメンとなっている。夷腕坊などのからくり使いの設定はオミットされ、最初から鋼線をメイン武器としている。
斎藤一と戦闘となり、鋼線で斎藤を束縛し動きを封じたと思われたが、斎藤は力任せにその拘束を破り"右”片手一本突きにて外印は敗れた。その後は武田観柳ともども警察に拘束された。
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関連項目
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