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概要
奈良県北部の笠置山地（桜井市側）に発し、大阪湾に流れ込む、流域面積1,070km2・全長68kmの一級水系の川。
その昔、江戸時代のはじめごろまでは、現在の長瀬川を本流に網の目のように枝分かれしていた。
そのため、たびたび洪水をおこし、人々の生活に大きな影響を与えていたと言われている。
それが、今から300年ほど前、宝永元年(1704年)に、江戸幕府によって現在の流れに付け替えられると、
それからは洪水の被害もなくなり、さらに旧大和川の川底は新田に開発され、綿栽培を開始。
地域の経済を潤すこととなった。
以後、昭和30年代ごろまで、魚が泳いでいたり、子供たちが川遊びをしたりと、広く親しまれていたが、
高度経済成長期に入ると住宅地として流域の開発が進み、生活排水や産業排水によって水質が悪化。たびたび水質事故も起こされている。そして、「日本一汚い川」とも言われた（国土交通省による全国一級河川の水質の調査でワースト1が続いていた時期があった）。
近年では、水質が大幅に改善され、環境基準レベルをクリアするほどに
（平成22年、23年の国土交通省「過去10年間で水質が大幅に改善されている河川」で連続全国第1位。
水質調査ワーストも2、3へと良い転落へ。ただし、他の河川もどんどん綺麗になっているため、ランキングをより上げる下げることができていないのが現状）。
関連動画
関連リンク
- 国土交通省近畿地方整備局 大和川河川事務所
- 大和川水系河川整備計画/奈良県公式ホームページ
- 大阪府／大和川水系の河川整備基本方針・整備計画
- 【Live】大和川 佐保川 曽我川（YouTube：国土交通省近畿整備局）
- 国土交通省大和川河川事務所（YouTubeチャンネルページ）
- 国土交通省 大和川河川事務所（Twitter/X）
関連項目
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