大宇・マティスとは、GM大宇(旧:大宇自動車)が1998年から2011年まで生産していた小型車である。
概要
韓国国内では「軽車」クラスに属する小型車で、同国内における軽自動車のイメージを一変させた車。
2011年には韓国国内での大宇ブランド廃止に伴いシボレーブランドへと以降、名称も世界各国と同じ「スパーク」へと変更された。
歴史
初代(1998年~2001年)
1998年発売。
ボディデザインはイタリアのジョルジェット・ジウジアーロ率いる「イタルデザイン」が担当、デザインのベースとなったモデルは1992年に発表されたコンセプトカー「IDチンクチェント」と1993年に発表されたコンセプトカー「ルッチョラ」であり、元はフィアットに供給される予定だったという。
エンジンは直3 800cc M-TEC(52馬力)を搭載、組み合わされるトランスミッションは5速マニュアルとクラッチレスのセミオートマチックが用意されていた。
1999年には一部改良を実施。
トランスミッションに無段変速機の「E3-CVT」を追加。
グレードに専用のエアロなどを装備した「スポーツ」、1997年にコンセプトカーとして発表されたモデルを市販化した「d'Arts」が追加された。
フェイスリフトモデル "マティスII"(2001年~2005年)
2001年にフェイスリフトを受け、名称を「マティスII」に変更された。
2003年には一部変更を実施、ツートンカラーが新しく設定された。
2005年にはモデルチェンジを実施。
2代目 "オールニューマティス"(2005年~2011年)
2005年発売。
初代モデルとの区別から発売当初は「オールニューマティス」と呼ばれていた。
エンジンは800cc M-TEC II(52馬力)を搭載、トランスミッションは5速マニュアルと、CVTと採用していた先代とは違い一般的な4速オートマチックが設定されていた。
2006年には一部改良を実施。
ツートンカラーを新たに設定、ツートンカラーを選択した場合は外装デザインが若干異なり、クロスオーバーSUV風の外装となった。
2008年には新グレード「スターエディション」、「オレンジエディション」を追加。
2009年には3代目となる「マティスクリエイティブ」が発売されたが、こちらのモデルも併売された。
ただし、装備が省略され1グレードのみとなり、名称も「マティスクラシック」に変更されている。
3代目 "マティスクリエイティブ"(2009年~2011年)
エンジンは軽車基準の改定に伴い排気量を拡大、1000cc(70馬力)が搭載された。
2011年には大宇ブランドの廃止に伴いブランドを廃止、名称が「シボレー・スパーク」に変更された。
関連項目
- 0
- 0pt