「大文字隼」(だいもんじ・しゅん)とは、東映の平成ライダーシリーズ第13作「仮面ライダーフォーゼ」に登場する天ノ川学園高校のキングである。名前は「仮面ライダー2号」こと「一文字隼人」のアナグラムで、「一」と「人」をあわせて「大」の字になっている。
演:冨森ジャスティン
キングの気に入らない概要は排除する!
天ノ川学園高校に通う高校三年生男子で、アメリカンフットボール部の部長及びクォーターバックを務めており、
と言うハイスペックぶりから、学校ヒエラルキーではトップ集団「ジョックス」の中でもトップの「ジョック」に位置し、学園のトップに立つ者「キング」と呼ばれている。
第1話登場時から、父「大文字高人」の「利用できるものはとことんまで利用する」と言う帝王学の成果か、
- アメフト部員をとりまきにして歩き、部員の三浦俊也をカバン持ちにしてアゴでこきつかう
- 如月弦太朗をトラッシュ(=ゴミ)と呼ぶ自信過剰且つ唯我独尊な性格
- 自分の意に反する如月弦太朗を、城島ユウキを人質にとってまで痛めつける
- ゾディアーツスイッチを使って自分に報復しようとした三浦俊也を突き飛ばし、嫌味な眼差しをむけながら退部宣告
といった演じる冨森ジャスティンすら
学園のキングであり、権力者であり、キザで傲慢な少し嫌なやつ。
しかしその反面、キングとして威勢を張りつつも臆病なところを見せたり、クィーンフェスでの乗り換えに大失敗したり、”あれは大文字じゃない大惨事だ”な事を引き起こす等、ダディャーナザァーンや753や5103やウヴァさんの系譜に連なるネタキャラかと思われるような失態を繰り返したりもしたが、第8話にてその評価は逆転する。
自分が気に入らないからといって妨害を繰り返していた如月弦太朗ら仮面ライダー部に対し、父の期待に応えようと背負っていたものの重みに潰れそうになっている事を吐露して涙しあう等お互いに認め合い、仮面ライダー部員の誰もがその操縦に苦心していたパワーダイザーを駆ってアスリートとしてのスペックの高さを見せつけると、「大文字△」と評価が逆転し、仮面ライダー部入部後は、憑き物がとれたかのようにキングにふさわしいナイスガイとなった。
大惨事さん
第1話にて、食堂の中央に座る如月弦太朗を片手で掴んで投げ飛ばし、
騒ぐな。ゴミをゴミ箱にいれただけだ。
と言って引き連れていたアメフト部員をけしかけ、如月弦太朗に部員が蹴散らされると、城島ユウキを人質にして外に連れ出し、自らのタックルの的にしていたぶるという、嫌味なキャラとして登場したキングだったが、オリオンゾディアーツが出現すると、決めポーズを取りながら早々に撤退した。
その後、「ずっと俺をゴミ扱いして!」と言うアメフト部員の三浦俊也がゾディアーツスイッチを使って報復しようとした際に、スイッチを押すことをやめさせようと説得に入った如月弦太朗と三浦のやりとりに対して
なんなんだ。その猿芝居は!
と三浦を突き飛ばし、
そんなスイッチで何ができる?
クズはクズ同士仲良くするんだな。
お前は退部だ。三浦。
倒れこんだ三浦の顔をのぞきこむように嫌味な目線をあびせながら挑発と、アメフトが好きだ言う三浦にとって死刑宣告にもとれる言葉を吐いた為に三浦はオリオンゾディアーツと化し、その姿に驚いて腰砕けになり、如月弦太朗が仮面ライダーフォーゼに変身してオリオンゾディアーツを止めている間に、城島ユウキや野座間友子ら女子生徒に壁向こうに連れて行かれて隠れ、
俺は 何も見なかった。後はお前達に任せる。
その他にも、
- クィーンフェスで恋人の風城美羽が暴露映像により最下位になると、あっさり別のクィーン候補に花束を持参して鞍替え
- その後、風城美羽が逆転の名スピーチで人気回復を果たすと、まるで「あれ俺の彼女」といわんばかりに愛想を周囲にふりまく。
- 自分の楽しくないアメフトが原因でアメフト部員と口論になって暴力を振るい補習をうける羽目になる。
- 風城美羽に袖にされて別の女生徒と付き合っていたが、仮面ライダー部と一緒にいたのを見られて三行半を叩きつけられる。
と言う嫌味なヘタレキャラっぷりを見せ、挙句の果てには、如月弦太朗ら仮面ライダー部員と共に補習をうけていた際にハウンドゾディアーツが出現すると、
- ハウンドゾディアーツとの戦闘に急行しようとする如月弦太朗にタックルをかまして妨害。
- ハウンドゾディアーツと戦闘中のフォーゼがリミットブレイクしようとするところにアメフトのボールを投げ妨害。
5103か!
といったアンチ仮面ライダー部な行動に出たうえ、ロケットモジュールで飛行中のフォーゼにタックルをかまして、一緒に空を飛び、ハウンドゾディアーツとの戦いを妨害したあげく、共に撃墜されると言う”大文字じゃない大惨事だ”な驚きの行動に出た為、視聴者からは「大惨事さん」「大惨事先輩」と言う平成ライダーシリーズ恒例のネタキャラ枠な呼び名がつけられてしまったのだった。
大文字△
大惨事をおこした大文字隼だったが、第8話においてその評価は逆転する。
再度のハウンドゾディアーツとの戦いにスコーピオンゾディアーツが参加してフェーゼが苦戦したところに、元恋人のクィーン風城美羽が激しい消耗を伴うパワーダイザーにのって他人の為に戦う姿を見た大文字隼が補習に戻ると、友達になりたいが気持ちがわからないという如月弦太朗が、かたちから近づこうとまったく知らないアメフトのユニフォームを着込んで現れ、クォーターバックについて歌星賢吾から作戦指揮官だと聞いて、
隼は指揮官には見えねえぞ。
自分で何かを決めてる感じがしねえよな。
自分で何も決めない指揮官がいるか。
と言った。そして、自分で決めていない事を見抜かれてしまった大文字隼の口から
- クイーンだからという理由で風城美羽とつきあった事
- 学園一の人気部だからアメフト部にはいった事
- アメフト部員が楽しくないと酷評した戦術を勝利の為に採用した事
- アメフトへの情熱はあっても下手だった三浦俊也を外した事
等はすべて尊敬する父・大文字高人の受け売りで、父の期待に応える為にこれらの指示をうけいれていたものの
と言う結果につながったことから、
父さんの言うとおりにすると・・・みんな俺から離れていく。
なのにお前らは・・・あんなに楽しそうにみんなで支えあって・・・。
俺だってできることならそんなアメフト部にしたかった。
なあ・・・。
俺のしてることは間違いだったのか・・・?
と、父の指示を全うしようとすると周りが自分から離れていく事が涙ながらに告白して泣き崩れ、自分達以外は利用すべきと言う父の信念の犠牲者な姿を見せた。
大文字隼の真意を聞いた如月弦太朗が、涙を流して「父親の望む人間になりたい」気持ちは悪くないと言うと、憑き物が落ちたのか城島ユウキの補習理由に皆で笑いあい、ハウンドゾディアーツが出現すると、歌星賢吾が自らの虚弱な体を省みずにパワーダイザーを操縦しようとするところに駆けつけ、
保健室の常連やチアリーダー部には重過ぎる道具だ。
運動部のお手本を見ろ!
と大惨事を起こした人物とは思えない覚悟を決めた凛々しい顔をしてパワーダイザーを見上げた。
そしてCM明け
パワーダイザーに乗り込み、「うぉー!」と言う咆哮をあげてダッシュからのタックルでハウンドゾディアーツとスコーピオンゾディアーツを吹き飛ばすと、フォーゼ=如月弦太朗から、自分の意思で自由に戦える仮面ライダー部に入るよう提示され、自由に戦える理由が密かに学園や街をまもる陰の名誉=俺達だけの勲章しかないからだと聞かされると、
俺達だけの勲章か・・・悪くない。
と言って、フォーゼですら大苦戦したスコーピオンゾディアーツを圧倒しつつ、フォーゼをキャッチしてハウンドゾディアーツへ向けてスローイングするという大活躍を見せた。
※この戦闘時から、「如月」ではなく「弦太朗」と呼ぶようになった。
ハウンドゾディアーツを倒した後、パワーダイザーに乗り込んだままの大文字隼は、
ひとつやっておきたい事がある。
と言って、アメフト部の地区大会三連覇にかこつけて、父が息子の名誉の為だけに寄贈した彫像を叩き壊し、自ら呪縛を解き放った。
大惨事さんとまで呼ばれた大文字隼の変わりように、第8話放送終了後、演じる冨森ジャスティンは
初めて隼と一つになれた気がしました。
そして隼がますます大好きになりました。
とブログに心境を投稿し、視聴者からは「大文字△」と大惨事さんを払拭する高評価を得た。
その後、アメフト部員名古屋雄二が「俺には見合わない」として振った岡村雅美といざこざをおこしている場面に遭遇した大文字隼は
耳が痛いな。
俺もついこないだまではあんなだった。
と虚勢をはっていた頃の自分を思い出しつつも、
おいよせ。
栄光のアメフト部員が、こんなところでレディーに恥をかかせるな。
と部員に注意する大文字隼がいた。その後名古屋と一緒に焼け死にそうになったけど
※仮面ライダー部入部時に、月面で二人きりになった際に風城美羽に復縁を申し出たが断られた。しかしその時の大文字隼はそれで良いとでも思っているような納得した顔をしていた(原因自分だし)。
おいよせ、栄光のニコ厨が、こんなとこで関連動画を荒らすな。
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「嫌よ。アタシは関連項目じゃ落とせない。」
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