天外魔境とは、1989年に発売されたPCエンジンCD-ROM2のゲームソフト、およびそれに端を発するゲームシリーズである。
概要
原作:P.H.チャダ
原案:広井王子・あだちひろし
絵師:辻野寅次郎
中世日本をモデルとした架空世界『ジパング』を舞台に、火の一族の主人公たちの戦いを描いたRPG。
第一作である『天外魔境ZIRIA』は世界初のCD-ROMを媒体とするRPGであり、声優による音声を付加されたキャラクター、動画を用いたイベントシーンなど、第五世代(プレイステーションやセガサターン)以降のRPGをはじめとするゲームで当たり前となる演出の先駆けが見られた。
「海外から見た間違った日本観」が世界観のコンセプトであり、日本の神話・民話や史実などから題材が採られている。
なお原作のP.H.チャダ(P.H.Chada)は実在の人物ではなく、広井王子とあだちひろしの名前を組み合わせたアナグラムという説が濃厚(※)。
(※)Colorful Pieces of Game:補足(1)天外世界の創造者
シリーズ作品一覧(RPG)
天外魔境 ZIRIA
1989年6月30日発売。対応ハードはPC-Engine CD-ROM2。元々はアニメの企画であった。ジパングの坂東地方(日本の東北・関東・中部地方)が舞台。邪教・大門教と火の一族の戦いを描く。主人公の自来也(じらいあ)・綱手・大蛇丸は元々講談や歌舞伎の脚本である『児雷也豪傑譚』から取られたもの。後述するXbox360でのリメイクの他、携帯電話のアプリにも移植された。『天外魔境コレクション』に収録。ゲームアーカイブス配信中。
天外魔境II 卍MARU
1992年3月26日発売。対応ハードはPC-Engine Super CD-ROM2。ジパングの大和地方(中部・近畿・中国地方)が舞台。根の一族と火の一族の戦いを描く。前作のヒットを受け、より大作らしく仕上げられた作品で、シリーズでも一二を争うファンがついた。後にゲームキューブ、PS2、ニンテンドーDSに移植された。『天外魔境コレクション』に収録。ゲームアーカイブス配信中。
天外魔境風雲カブキ伝
1993年7月10日発売。対応ハードはPC-Engine Super CD-ROM2。IIの人気キャラカブキ団十郎を主役にすえ、ジパングとロンドンの二国を舞台に大門教ことデーモン教との戦いを描く。『天外魔境コレクション』に収録。
天外魔境ZERO
1995年12月22日発売。対応ハードはスーパーファミコン。それまでの作品と異なり、全く架空の世界として太古のジパングを描いている。ニニギと地獄の軍団を倒すべく、永遠の火に選ばれた少年、ヒガンが立ち上がる。PLGSという現実時間と対応したリアルタイムイベントがウリであった。SFCということもありプレイ人口が多く、現行機への移植を望む声も高い。
天外魔境第四の黙示録
1997年1月14日発売。対応ハードはセガサターン。当時発売が遅れていた「III」の後のシリーズということで「第四」と名付けられる。「日本から見た間違ったアメリカ」をコンセプトに19世紀のアメリカを舞台とする。『ZERO』と同様にPLGS対応。暗黒教団に席捲されるアメリカを、ジパングより渡ってきた火の一族の子孫たちが救う。PSPに移植された。
オリエンタルブルー 青の天外
2003年10月24日発売。対応ハードはゲームボーイアドバンス。東南アジア風の架空の世界が舞台。青の一族である主人公の旅を描く。加入する仲間やクリアするイベントを任意で選ぶことができ、比較的自由にプレイすることができる。
モバイル天外魔境
2004年4月5日にiアプリで配信が始まったMMORPG。舞台は江戸のほか、銀座や池袋といった東京の都心を切り出したもの。NPCとしてそれまでのシリーズの主人公も登場。
天外魔境III NAMIDA
2005年4月14日発売。対応ハードはPS2。ジパングの九洲地方(日本の九州・四国・沖縄地方)が舞台。九洲を我が物にせんとするアミの野望を、ナミダと壱与を中心とする主人公らが阻止する。
天外魔境ZIRIA~遥かなるジパング~
2006年3月23日発売。対応ハードはXbox360。ゲームオンデマンドでDL購入可能。『天外魔境 ZIRIA』のリメイク作品。ZIRIAで没にされた要素や、ノベライズで開示されていた設定などを元にシナリオが大きく改変されている。『天外魔境ZIRIA Premium Edition』として携帯電話のアプリに移植された。
シリーズ作品一覧(対戦格闘)
カブキ一刀涼談
1995年2月24日発売。対応ハードはPC-Engine アーケードカードCD-ROM2。『風雲カブキ伝』のキャラクターを中心にした対戦格闘ゲームだが、菊五郎やみこしと言ったIIの人気キャラも登場している。『天外魔境コレクション』に収録。
天外魔境真伝
95年に出たアーケードの対戦格闘ゲーム。ZIRIAとIIの主人公が登場、敵にはZIRIA編のボスが揃っている。家庭用としてネオジオ/ネオジオCD版が出ている(1995年7月28日/12月8日発売)。技コマンドが複雑の一途を辿っていた当時にあって、非常に簡単なコマンドで技が出せることが特徴的。またゲームバランスも良く一定数のファンがついた。
天外魔境 電脳絡繰格闘伝
1995年7月28日発売。対応ハードはPC-FX。同ハードのロンチタイトル『バトルヒート』のシステムを簡略化した、全編ムービーで進行する対戦格闘ゲーム。
その他関連作品
- 天外魔境 自来也おぼろ変
- OVA作品。上巻、下巻の二巻が発売された。東京ムービーONLINEで視聴可能
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- OVA作品。上巻、下巻の二巻が発売された。東京ムービーONLINEで視聴可能
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関連動画
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読み:テンガイマキョウ
初版作成日: 09/01/21 01:56 ◆ 最終更新日: 12/05/22 21:23
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