概要
天人の住む異界の桃源郷、それが天界である。
多分非想非非想天に位置する。そしてこんな単語を使っている事からも分かる通り、住民は当然の様に仏教に強い。
天界は詰まる所理想の具現であり、厳しい修行を積み「天人」として相応しくある人間のために用意された場所である。
そのため危険などは一切無く、歌って、踊って、遊んで暮らすだけのまさに理想郷と言った様相を呈している。
一昔前の、戦乱や貧困に喘ぎ、この世の苦味を舐め尽した世代ならばこその、理想郷である。
その辺りを経験していない者が天界に来た場合、ここはただの退屈な場所と化すだろう。
天界は妖怪の山上空をずーっと昇っていけば辿り着く事が出来るが、妖怪の山上空に存在しているわけではない。
天界は冥界のどこかしらに存在しており、現世とは離れた所にある。
また、天人になり天界に住むようになると、輪廻転生の輪から外れる。まさに異界である。
ただし、輪廻転生の輪から外れるのは死後成仏することによって天人となった者だけであり、
生きたまま天人となった者は、寿命を不正に伸ばしているため地獄からの迎えに襲われて死ぬこともある。
月の都とどちらが清浄なのかは不明。 ただし、月の都より前に作られたことは確実である。
ついでにここは桃源郷でもある。多分中国の方の思想と融合したのだろう。桃が名産。とても美味しい。はず。
この桃、食べると身体を丈夫にする効果もある。食べ続けるとナイフも通らなくなるほど。最早ドーピングコンソメピーチと言っても過言ではあるまい。
天人になればこの桃は食べ放題だが、天人になるにはまずその欲望から捨てなければならない。
全てを捨てた者が全てを手に入れる・・・そうどこかの女の子が言ってた気がする。
関連静画
関連項目
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