『妖怪リモコン隠し』とは、日本古来から民話などにより伝わる妖怪の一種である。家庭のリモコンを隠してしまう特性を持つ。
概要
妖怪リモコン隠しとは、妖怪の一種である。
その歴史は古く、729年に発表された『妖古記』にもその存在が書かれている。ただ、昔の表記は『妖怪 李喪今』と書かれた。(読みは方は、りもうこん・りもんころん、などと発音されていた。)
妖怪リモコン隠しの特徴は、身の回りの物を隠してしまうという恐ろしい性質を持つ。
種類によっては背中にある大きな袋の中にその物を入れてどこかへと旅立ってしまう。
これによって平安時代は、『りもこん』を隠されて『てれびじょん』が見えなくなった農民や貴族が後を立たなかった。
江戸時代には、全国のりもこんが隠されるという大事件がおき、これを『天保の大りもこん飢饉』と呼ぶ。
当時の農民はりもこんを隠されることによって、不満がたまり、武士や貴族などは大量のリモコンを隠し持っていたことから、農民達が団結し全国で謀反を起こした。
これはのちに『りもこん一揆』と呼ばれる。なお、上に描かれているの妖怪リモコン隠しの絵は江戸時代に『葛飾南斎』によって描かれた物。
現代でも、リモコンが部屋から無くなった場合はこの妖怪の仕業かもしれない。
妖怪リモコン隠しの特徴
妖怪リモコン隠しは、非常に足が早く、ほどんどの人間は見ることができないとされる。
中でも体の大きさが手のに乗るような小さなものから、山を超えるほど大きなものまで存在する。小さなものは「一寸隠し」大きなものは「でいだらかくし」などと呼ばれている。
男の姿や女の姿など、種類もさまざまである。
また、民話に伝わる『お伽噺桃太郎』の中で、桃太郎の旅のおともに「犬」「猿」「リモコン隠し」がいた事でも有名である。その時のリモコン隠しは空が飛ぶことが出来たと伝えられている。
その他の言い伝えでは『徳川埋蔵金』を隠したのはこの妖怪リモコン隠しだと言われている。
かの徳川家康が埋蔵金と一緒にリモコンを保管してしまったために、妖怪リモコン隠しは埋蔵金をリモコンごと隠してしまったとされる。そのため現在でも徳川埋蔵金は見つかっていない。
妖怪リモコン隠しの仲間
妖怪リモコン隠しの仲間は全国にたくさん存在する。日本の妖怪は八百万、つまり無限に存在するが、以下が一例である。
- 妖怪診察券隠し
- 妖怪さいふ隠し
- 妖怪目覚まし時計隠し
- 妖怪予定隠し
- 妖怪くるまのきぃ隠し
- 妖怪けいたい隠し
- 妖怪じてんしゃのかぎ隠し
- 妖怪存在感隠し(赤座あかり)
- 妖怪ぱすわーど隠し
- 妖怪大切なふぁいる隠し
- 妖怪あいぽっど隠し
- 妖怪あいふぉん保護ふぃるむ空気入れ
- 妖怪内定隠し
- 妖怪DSのたっちぺん隠し
- 妖怪microSD隠し
- 妖怪USBけいぶる隠し
- 妖怪あの曲の曲名隠し
- 妖怪ゆだの福音書隠し
- 妖怪不祥事隠し(東電)
- 妖怪儲けたお金隠し(脱税)
- 妖怪新潟県沖の油田隠し
- 妖怪国家の問題隠し(霞が関)
- 妖怪年金隠し(社会保険庁)
- 妖怪生活保護隠し(某お笑い芸人)
- 千と千尋の神隠し
- 妖怪ツメキリ隠し
- 妖怪ミミカキ隠し
関連商品
関連項目
- 32
- 0pt