孔伷とは、三国志に登場する人物である。
概要
字は公緒。兗州陳留郡(現在の河南省開封市)の出身。
董卓が政権を掌握した際、名士を優遇して様々な官職に就けさせる策を採った。彼もその一人として起用され、豫州刺史に任命された。
しかし、孔伷は董卓の元から逃げてきた許靖(許劭の従弟)を匿っただけでなく、劉岱や橋瑁らと反董卓連合軍を結成、挙兵する(後に袁紹が盟主となる)。
その後の孔伷の消息は不明で、許靖が江南に去り、後任の豫州刺史の人事を巡って袁紹と袁術が対立したとあることから、その頃までに何らかの理由で故人となったことが考えられる。
なお、董卓に対し議郎の鄭泰が語った孔伷の評価は「孔公緒は清談(老荘思想の話)が得意で、まるで枯れた木に花を咲かすようですが、軍事は不得手です」(『魏書』鄭渾伝より。原文:孔公緒能清談高論、嘘枯吹生、無軍帥之才)である。
このことから、ニコニコ歴史戦略ゲー界隈では「花咲か爺さん」と呼ばれている。
各メディアにおける孔伷
三国志演義
コーエー三國志
IIIから君主として登場。最初は70あった武力もシリーズを経る度に下がっていき、IXではついに10台に。
君主としては配下がいない(or乏しい)わ曹操など強力な君主と接しているわ孔伷自身の能力がアレだわで、苦難をお望みな上級者向けプレイ用君主といえよう。
ニコニコ動画における孔伷
関連項目
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