宇宙の騎士テッカマンとは、タツノコプロ制作のSF変身ヒーローアニメである。
「新造人間キャシャーン」、「破裏拳ポリマー」に続くタツノコ作品で、放映当時には不人気により打ち切りになった。しかし、他のタツノコ作品同様にファンの評価は非常に高く、特に詳細に練られた設定や宇宙の無重力感を重視した演出は、現代に語り継がれてきている。
後にタツノコにより、「宇宙の騎士テッカマンブレード」が制作され、TV放映された。
しかし、設定の一部を共有はしているが、前作との関連性は極めて希薄であり、別の作品である。
概要
宇宙の騎士テッカマン(1975年制作/NETTV系放映/全26話)
あらすじ
時は近未来、公害や戦争の影響で地球は滅びかけていた。地球環境を復元するための「クリーンアース計画」も凍結され、地球はあと3年で滅びると予想されている。そこで、宇宙開発センターは太陽系外に「第二の地球」を求めて宇宙船「スペースエンジェル号」を送り込んだ。しかし、突如太陽系へと飛来した「悪党星団ワルダスター」にスペースエンジェル号は破壊され、乗員も全員殺されてしまった。
スペースエンジェル号艦長の息子・南城二は父の敵を討つために宇宙船「ブルーアース号」に乗り大気圏を脱出、ロボット「ペガス」の「テックセットシステム」を使い「テッカマン」に変身、見事に敵円盤群を撃退する。
宇宙開発センターの天地局長はテッカマン=城二、局長の娘のひろみ、それに謎の青年アンドロと、ミュータントのムータンを加え「スペースナイツ」を結成した。彼らはテッカマンを中心にワルダスターの地球侵略に立ち向かって行く。
また、それと同時に、光速を越えて宇宙を航行する「リープ航法」の解明も急がねばならない事案である。第二の地球へとたどり着くことが出来なければ、やはり人類は滅びてしまうからだ。
登場人物
人物名(声の出演) という形で表記する。
- 南城二(森功至)
- 主人公。テッカマンに変身することのできる青年。
- 父親をワルダスターに殺されてしまったために、異星人を強く憎んでいる(それが災いしてワルダスターとは無関係である異星人が乗った船に襲いかかるというヒーローにあるまじき行為をしでかしたこともあった)。しかし、サンノー星人のアンドロとぶつかり合ったり、地球人と敵対していない異星人達に出会うことによって、全ての異星人を憎むことはなくなった。
- スペースナイツのリーダーだが、テッカマンに変身できることから指揮官というよりは戦闘隊長に近い立場である。
- 天地ひろみ(上田みゆき)
- 城二の恋人。とても化粧が濃い。一時期タツノコ公式サイトにもこのことが書かれていた。
- アンドロ梅田(山田康雄)
- 謎の金髪アフロ男。その正体はサンノー星からやってきた異星人である。変身能力らしきもので地球人の姿をとっている。
- クールでニヒルなキャラで、地球人を見下すような言動が多いことから城二と喧嘩になることもしばしば。
- 序盤はサンノー星に帰るためにワルダスターの宇宙船を奪わんとして独断専行をすることも多かった。
- 超能力やワルダスターに関する知識でスペースナイツを幾度となく危機から救う。
名前の元ネタは「アンドロメダ」。 - ムータン(小宮和枝)
- サンノー星のミュータント。可愛い格好して目からビームを発射することができる。
- ペガス(徳丸完)
- 天地局長の作ったロボット。城二(テッカマン)の相棒である。ひろみよりもよっぽどヒロインに相応しい。
- テッカマンに変身するためのセッタールームを脚部に備えている。
- 戦闘時はテッカマンを乗せて宇宙を駆け、共に攻撃し、息のあった見事なコンビネーションを見せる。
- 致命的な傷を負ってでも城二を守ろうとする非常に相棒思いの素晴らしいロボット。
- 天地局長(内海賢二)
- 宇宙開発局の局長。ひろみの父親でもある。優れた科学者であり、テックセットシステムやペガスを開発した。
- 城二の父親とは昔からの知り合いで、彼の息子である城二のことを気にかけている。
ナレーションも担当。 - ランボス(滝口順平)
- 悪党星団ワルダスターの団長。毎回作戦に失敗してはドブライに怒られて、土下座&お仕置されている。
- そんな彼もこの数年後に泥棒の神様になり「おしおきだべぇー」という立場になるとは予想もしていなかっただろう。
- 宇宙帝王ドブライ(桑原たけし)
- ワルダスターの帝王。悪の親玉である。打ち切りの影響により詳しいことはあまり解説されなかった。
ゲーム「タツノコファイト」にてようやくテッカマンと戦う事ができる。その際は自らテックセッターを施すなどオリジナル要素も加えられている。
テッカマン
テッカマンは元々、人間が宇宙で作業する為のものとして開発された。しかし未完成故に
など、宇宙作業用として利用できるものではないことが分かる。
南城二はこれらのデメリットを知りながらも、ワルダスターの野望を砕くために、テッカマンに変身して戦うのだ!
変身プロセス
「テッカマンに変身したい!」という子供が少ない理由は変身プロセスにある。
テッカマンに変身するにはペガスに「テックセッター!」と叫び、ペガスの脚部にあるセッタールームに入る。そして「パワーラップ!」と叫ぶことでプロテクターが装着されテッカマンへの変身を完了する。
……と、書けばごく普通のヒーローの変身のように思える。しかし実際には「パワーラップ!」と叫んだあとに
という、非常に苦痛に満ちたプロセスを経なければ変身することはできない。実際に、変身シーンでの城二の声は明らかに苦痛を訴えていた。
宇宙の騎士テッカマンブレード(1992年制作/TV東京系放映/全49話)
前作と同一の名称が一部使われているが、オリジナル新作となるTVアニメである。
こちらでは、テッカマンが複数存在し、敵テッカマンとの戦闘などが描かれている。
謎の生命体ラダムの突然の地球侵略に対して、人類は打つ手もなく、地球軌道上を占拠されてしまう。
そんな時、宇宙開発機構に謎の若者が現れ、テッカマンに変身しラダムと戦う。
Dボウィと名付けられた彼は、宇宙開発機構改めスペースナイツの一員としてラダムと戦っていく。
詳細は「宇宙の騎士テッカマンブレード」を参照。
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関連項目
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読み:ウチュウノキシテッカマン
初版作成日: 08/06/09 20:32 ◆ 最終更新日: 11/07/21 02:00
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