宇宙世紀3大悪女単語

14件
ウチュウセイキサンダイアクジョ
1.5万文字の記事
  • 24
  • 0pt
掲示板へ

宇宙世紀3大悪女とは、動の宇宙世紀を生きた3人の悪女の事である。
宇宙世紀以外のいわゆるアナザー作品を含め、ガンダム3大悪女と言われる事もある。

概要

長きに渡る宇宙世紀の時代。富野由悠季監督らによって生み出された一も二もある沢山のキャラクターの中には、当然悪女と評される人物もまた存在する。
その中でも一層際立っているとされるのが…

この2名である。

3人については後述するが、補者が数多くあがっており確定していない。それほどこの2名のインパクトが強すぎるので2大悪女でもいいのでは?とも言われるが「あと1人はか?」という形で話題になることが多い(3大〇〇はだいたいそんなのばっかりである)。

悪女と呼ばれる理由

ニナ・パープルトン

機動戦士ガンダム0083」に登場。ガンダムシリーズ悪女と言えばっ先に思い浮かぶ人も多い。通称「紫豚」。

役機である「ガンダム試作一号機(GP01)」及びライバル機の「ガンダム試作二号機(GP02)」の専属エンジニアとして登場。GP02奪取時に「私のガンダムが!」と絶叫するなど、当初から非常識的な面を見せていたが、紆余曲折を経て主人公の「コウ・ウラキ」と仲になる。しかし、同時にコウライバルで昔の人「アナベル・ガトー」に深い未練を抱いており、物語終盤でコウを裏切って敵であるはずのガトーい、コウに対して威嚇の発までしている。

終盤での裏切りがあまりに衝撃的であった為か、彼女デラーズフリートによる北へのコロニー落としを援護したと解釈してしまう者も現れたが、それは誤りである。実際には彼女コロニーに辿り着いた段階で既に阻止限界点は突破されており、彼女ガトーによるコロニーの軌修正を阻止しようともしていた。

しかしながら、随所で見せる自身が担当する兵器ガンダム」へのフェティシズムな言動や行動は、当時のファンの反感を買うきっかけとなった。また、ラストシーンで再登場した際は表情のみでセリフ等の演出が一切なされず、コウへの裏切りに対する反省や後悔などの態度がほとんど読み取れなかった点も、悪女のふてぶてしさのイメージを助長していると思われる。あんまりと言えばあんまりなラストシーンに「キースはその女ぁゲルググで踏めよ!!」と絶叫した視聴者もいたとか……
尚、映画版ではラストシーン省略され、以後の消息も不明である。

ちなみに、ガトーとの過去は、監督交代後の後半以降にとってつけたように作られた設定であった。事実第1話ガンダム強奪時にニナガトーの顔をしっかりと見ているが「よ、あれ?」とつぶやいている(まあ、元カレの顔も忘れたビッチという悪評を産んでしまうのだがテロリストとして活動するガトーとの関係性を悟られない為とすっとぼけとも取れる)。そのため、物語前半と整合性が取れていない部分が多く、それがニナの不可解な行動の要因でもある事を付け加えておく。
後発の小説版においては、最後の裏切りも『コウ抵抗ガトーを射殺させたら、彼は一生後悔することになると考えた末の行動』という、較的好意的な解釈がなされ、コウとの和解も描かれている。

カテジナ・ルース

カテジナ・ルース

機動戦士Vガンダム」に登場。ニナとは違う意味で最悪の女=悪女認定される女性
作中最大の加害者であり被害者でもある。通称「カテ公」。

物語序盤、主人公ウッソ・エヴィン」が憧れる「利発で優しいお姉さん」として登場。敵に人質として攫われてから士官「クロノクル・アシャー」に惹かれ接近、急速に敵軍に関わっていき、もが思い描くヒロイン像から大きく乖離していくことに。を束ねて再登場した際には既に別人のようなキャラになっており、当時の小学生達を驚かせた。
中盤以降、序盤の「お姉さん」という面はまるでくなり、冷酷で狂気じみた悪女に変貌を遂げて主人公らの前に立ちふさがるようになる。特に所属するザンスカール帝国地球クリーン作戦と称して地球に住む人々へ虐殺行為を働く組織であったが、それに関して何とも思ってないような素振りすらしている。

更に物語が終盤へと向かうと、行動はどんどんエスカレート。人の死をなんとも思わない冷行動と言動、ネネカ隊水着姿の生身でモビルスーツMS)と戦わせるなどの常軌を逸した非作戦揮し、仲間として行動していたはずのオデロやシュラク隊をいとも容易く殺し、ウッソの反逆にも狂ったような高笑いを上げるなど正気の沙汰ではなくなっていく。
最終的にはクロノクルをも手篭めにして操りウッソと殺し合わせるまでに至り、戦争の最期の最期まで圧倒的な存在感を放った。

戦争狂気代弁者のようなキャラであり、その悲痛なラストシーンには擁護・同情のも高いが、総合的に判断してやはり「最悪」であったと言えるだろう。

ちなみに、ザンスカールペスパにて、MS操縦訓練に行して強化人間手術を受けたとする説がある。敵軍に攫われて宇宙に上がってから、再度登場するまでにかなり空白の時期がある事、序盤ではMS操縦に対して特筆するような描写はかったが、再登場時にはすでに士官クラスMS操縦技術を身につけていた事(最終的には両軍エースであるウッソクロノクルに匹敵するまでに成長)、そして時を経るごとに顕著になる狂気の片鱗がその由来である。ゲームや書籍等でも意見の分かれるところであるが、小説版においては、戦闘時に負った重傷を治療すると共に強化手術を受けている。

3人目の悪女

3人補は多く、ファンの間でも意見が分かれるところである。先述した通り2大悪女として良いのではないかという意見もある。また、3人をあえて不詳に留める事で、ガンダム作品における「悪女」という存在の深さを表現しているとも言える。

以下、作品開順に記載する。

キシリア・ザビ

機動戦士ガンダム」に登場。

ジオン公国を統べるザビの長女にして軍官。野心で知略に富み、一年戦争開戦以前から様々な陰謀や謀略に関わってきた。とにかく冷酷な人物として描かれる事が多く、一年戦争を描いたゲーム作品などではキシリア直属の特殊部隊が多数登場し、そのどが悪役であることも彼女の印をますます悪くしている。

後発の漫画機動戦士ガンダム THE ORIGIN」では補・変更された箇所も多い。

見たからは女性的な魅から離れた熟女という印が強く(といってもTV版当時は24歳の設定、ORIGINでは30代前半)、悪女というよりも悪役、「鉄の女」であり、男を弄ぶという印は薄い。
ただし実のであるギレン・ザビを(彼がその前に実を焼いたとはいえ)冷酷に頭を撃ち抜いて殺した事、それが原因で指揮官不在の隙を突かれア・バオア・クーにおけるジオン敗の遠因を作り出した、他にもニュータイプ戦争利用しララァを始めとした少年少女戦場に駆り立て数々の悲劇を生み出した原因であると、所業として悪女要素は多い。

レコア・ロンド

機動戦士Zガンダム」に登場。仲間であったが裏切り敵対する、というガンダムにおける裏切り者キャラのはしりのような存在。

物語序盤、エゥーゴの中核メンバー女性士官として登場。その潜入手腕は見事だが、アーガマクルーであるファ・ユィリィには自分が何の義も持ってなく何のために戦っているかも分からない事を明かしている。
中盤以降、敵艦への潜入作戦ティターンズ頭領であるシロッコに見逃されたのをきっかけに彼へ惚れた事でティターンズに投降、シロッコ直属の手駒として主人公達の前に立ちふさがる。
不本意ながらもサイド2:21バンチへのガスによる虐殺作戦揮。内心はアーガマ隊が阻止してくることを期待していたが、間に合わず作戦通りガスにより市民を大量に殺した事で吹っ切れてしまう。
最終的に自分が女性であることを根拠に自己正当化を行い戦場へ明け暮れる男性への恨み(内容としては半ば逆恨みともいえるような事)を吐きながら、同じく女性であり自分の倫理と信条に従ってエゥーゴについたエマとの対決に敗れ戦死する。

一方で空っぽであった自分の心を埋めるように現れたクワトロ・バジーナにその心を察してもらえなかったどころか実質的な告白をしても軽くあしらわれたことが裏切りへと至る心の変化の遠因になったこと、裏切りはしたものの彼女の中でもがあり、主人公カミーユに後に虐殺にも使われるコロニーレーザーグリプス2の完成を教えたり、元仲間のファをって味方であるはずのティターンズMSを撃墜したり、意識のうちにシロッコより仲間カツおうとする描写があったりする点が、悪女になりきれない可哀想な一面を覗かせる。

ハマーン・カーン

機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムZZ」に登場。通称「ハマーン様」。

グリプス戦役と第一次ネオジオン抗争において重要な役回りを果たした女性

グリプス戦役介入時には、第三勢として様々な策謀を巡らせ、ジャミトフを暗殺しようとしたりアクシズをグラナダに降下させる作戦揮したりもした。
グリプス戦役終盤、三つの最終決戦から離脱して戦を温存したハマーン率いるアクシズは、その組織名を「ネオジオン」と称、戦後混乱の隙をついて各サイドに制圧部隊派遣して地球圏を握、第一次ネオジオン抗争を引き起こす。

ダブリンへのコロニー落としの決行しダブリンでの虐殺を行ったり、忠実な部下で情に溢れるマシュマーを狂った強化人間にするなど、冷酷で非な面も多い。

しかし、前述のキシリアと同じく軍の導者としての行動であると言う点と、心であるグレミーに裏切られてなし崩し的に追いつめられてしまうところや、最終的に心しジュドー希望を見出して死ぬところ、そして彼女の方がシャアメロメロだったが裏切られたり泥臭くジュドー粘着し続けた等、ハマーン自身が男に振り回されていたように見えてしまう点などが悪女としての印を薄くしていると思われる。

ガンダム3大悪女としての3人目

アナザー作品を含めた場合、以下のキャラクターも3番補に上る。

ネーナ・トリニティ

ネーナ機動戦士ガンダム00」に登場。

初登場時はただのかわいいといった印だったが、初登場時から2話後に本性を現す。
殺戮を楽しんでいるようであり、「もう、たまんない!」とか言い出す。
さらに、MSでの移動中にに入った結婚式場に対し「自分たちがお仕事してるのに天気に遊んじゃって!」という理由のため襲撃。リア充粛清
生身の民間人にビームライフルをぶっ放し大量虐殺するというカミーユもびっくりな悪行をした。(カミーユは私ティターンズ憲兵に対して足元にバルカン射撃を行っており、驚かす程度であった。)

兄弟を殺されて4年たった2期でも全く心しておらず、消し飛んだ町を見て「もう、たまんない!」とか言っている。そして4年間仕えてきた王留美を「あんたが大嫌い」と言ってもろとも射殺。
最期は結婚式場の一の生き残りでと左腕を彼女によって失わされたルイス・ハレヴィの手によって葬られた。

あまりの悪行に、ファンの一部からは、「同情の余地はネーナ」と言われる始末。あえて言わせてもらうとすれば、ニイニイズのであるアリー・アル・サーシェスを殺せなかった事、小説版でそのに「支配と屈辱を与えられた(強姦されたとも解釈できるが詳細不明)」くらいだろうか。

いうまでもなく行いは補の中でもトップクラス悪女であるが、いささか小物過ぎてほかにべ格が足りないとの意見もある。

プロスペラ・マーキュリー

機動戦士ガンダム 水星の魔女」に登場。

主人公スレッタアスティカシア高等専門学園へと推薦した「シン・セー開発社」のCEO。
その一人だけあからさまに怪しい仮面を被った貌をしている事から水星の魔女放映当初から注されてきた。

『機女』意!

その正体は主人公スレッタ・マーキュリーであり、彼女同級生であるミオリネデリング・レンブランと共に一大プロジェクトクワイエット・ゼロ」を内密に取り仕切る者である。

出自それ自体が人体を蝕む事で強戦闘を手にするGUNDを使用するモビルスーツGUND-ARMを手掛けたエンジニア集団の生き残りの一人という事もあり、当初から人を惑わし手に掛ける「魔女」だと噂されていたが、その評は遠からず当たっており度々起こした怪しい行動への疑義を巧妙な論点逸らしや詭弁すれすれの弁舌で上手く躱す様子が描写された。
スレッタに対しても的のために利用するような口ぶりをし始めてからは「彼女は"悪女"である」という視聴者からの評も立ってきた。

特にヒートアップしたのは水星の魔女12話からで、彼女らがいたプラント・クエタがテロリストらに襲撃された際に、囲まれるスレッタを助けるためにテロリストなく殺した場面。この事変はそれまで試合としてでしか戦闘が行われなかった水星の魔女において非常にショッキングな事態であり、スレッタの前で人が死んだという事実ショックを受けていたが、そんな恐怖に震えるガンダムに乗って敵を打倒す事、その為には人を殺す事が許される事をこれまた巧みな話術とスレッタの弱い自に教え込み、まるで洗脳されたかのようなをして吹っ切れたスレッタガンダム・エアリアルを駆って戦場に飛び出していった。
修されたエアリアルによって圧倒的火力を見せつけ命を奪うまでもなく敵を撤退させたスレッタであったが、施設内で想い人であるミオリネが残っていたテロリストにより危機に陥りつつある事をエアリアルにより察知するとエアリアルで施設に突入。今にも撃たれそうであったミオリネを助ける為に、スレッタエアリアル腕部でテロリストいた。そして人を殺傷した事よりもミオリネを助けれた事に喜びながらコクピットから出てきたスレッタは、テロリストであったものに足を滑らしながらも笑顔でミオリネに手を差し伸べてしまうのであった。
このあまりに狂った情に、一度はスレッタ自身に強い言葉を投げかけて批難したミオリネもその疑いを育てのであるプロスペラに向けるが、論点を殺行為そのものの是非にすり替えそうでもしないとレンブラン子が助からなかった事、そして秘密義のデリング秘密を明かす事でさらに有耶耶にした。その後スレッタコミュニケーションを通して倫理観が決定的に狂ってしまっている事を確信し再びプロスペラを糾弾した時には、今度は自分らがデリングの数十年前の行いにより被害者であるというミオリネにとって衝撃的な事実を明かす事で話をすり替え、スレッタを大事に思うミオリネの心理を利用して自分がスレッタに今後関わらない事を条件に自分の計画に協する事をミオリネませたのである。このあまりに見事な政治劇に彼女が"悪女"である事をこの時点で確信した者も多かった。

その約束を守り試合中エアリアルの機を停止させるバックドアエアリアルに仕込み事で、ミオリネスレッタの自尊心を壊すよう仕向ける形でスレッタと別れさせた。エアリアルの中に遺るエリクト・サマヤを通してスレッタエリクト復活させるために造られたに過ぎない存在である事や同じように11人も"姉妹"が造られてエアリアル内に取り込まれた事も明かされ、その際に自分の敬愛していたから突き放す形でスレッタとも別れたのである。
さらに、ミオリネに関しても地球の脅威を排除するために紛争を誘発させる具として利用する。相手の兵装をエアリアルハッキングマッチポンプによりベネリットグループの総裁となったミオリネの前で彼女責任になるよう虐殺を引き起こさせた。これによりミオリネは今までにないショックを受け、ミオリネが推し進めようとした地球在住者アーシアンとの融和も破談となってしまう。

ミオリネをも踏み台にしたプロスペラは再び宇宙に上がり、計画の要である巨大戦略兵器クワイエットゼロを起動させ、前述の地上及び同時期に起こった学園でのテロ事件を受けて武行使を行おうとした宇宙議会連合の艦隊の殲滅をエリクトに命じ、クワイエットゼロガンドノードによるハッキングにより戦闘を奪って抵抗の敵推定数千名を一方的に殺してみせた。
その後議会連合の第二も屠り地球握の為に動くプロスペラであったが、彼女を止める為協して立ち向かう事を決心したミオリネスレッタ、そして地球寮などにより組織された"ベネリットチーム"により彼女の野望は潰えたのであった。

このように闇の能登とも呼ばれる声優量も相まって元の意味の"魔女"のように説得を持って振舞ってきた彼女だが、一方でスレッタを安全圏に遠ざけることにあっさり同意した事や、エアリアルの"解放"が進み自分で事を進められるようになってからはスレッタを巻き込ませまいとしたという情は間違いなくあった事、彼女が過で急進的な行動に走ったのは数十年前に殺された仲間の意思を継ぐという使命に駆られた"呪い"であるのと最エリクトらせ争いのい安息の地に住まわせるという他の悪女悪女補に多い動機である私欲ではかった事、彼女が示唆するように彼女の素振りは数十年前にデリングによって生み出された"置き土産"でありその責任は実際の所デリングらにある事、事が終わった後に彼女の最エリクトがさらに大きい謀略に巻き込まれエアリアルごと焼かれかけた事により本気で悲哀の叫びをした事、作中全くの別軸から陰謀を企てていた者がその罪を被る事を買って出た事で世間的には許された事、彼女一番の当事者であるスレッタミオリネ彼女を赦した事、最終回を迎えてから数カもすると擁護のしようもないまごう事無き悪役女性キャラクターガンダムシリーズに登場したから、放送終了後後彼女悪女として挙げるは少なくなっている。

ただし前述のような事を引き起こしたのは結局彼女自身であり、プロスペラが最後作品的に特に分かりやすく裁かれず生存して物語が幕を閉じた事は如何なものかと、水星の魔女という作品自体を批判する者もいる。

アウラ・マハ・ハイバル

劇場版機動戦士ガンダムSEEDFREEDOMに登場。
幼い少女の見たをしながら新興国ファウンデーション女王
劇場版ビジュアル開された際は宇宙世紀シリーズに出てくる幼少期のミネバ・ラオ・ザビのように摂政に飾り立てられて意のままに扱われてそうな少女という印であった。

画『機ムSEED FREEDOM』ネ意!

その正体は50歳の元科学。非倫理的な遺伝子改造による人造人間実験が行われていたつきの場所コロニーメンデルにて研究していたメンバーの一人であり、数十年後のSEEDFREEDOMにおいて彼女の造った"新人類"アコード子どもたちと巨大ビーム戦略兵器レクイエム」を以てして世界征服を企んだ。

その外見は遺伝子研究の果てに若返りを実現したのか、それとも本人はとうに死に、現在彼女記憶を別の体に移したカーボンヒューマンなどではないかと言われているが2/26現在その正体についてはられていない。後者などであった場合は彼女黒幕被害者であるという可性も挙げられるがその拠は挙がってない為、これから記する事は彼女自身が画策した事を前提とする。

彼女が劇中起こした罪はあまりに多く、

と、敵味方関係なく害悪を働いた諸悪の根源である。レクイエムの照準を変えさせた事からも普段は心のオルフェに任せていても統帥権は彼女にある為、社会的にも彼女に全責任があると考えられる。
その動機についても、同じようにレクイエムを持ち出した前作SEEDDESTINYラスボスギルバート・デュランダル世界平和の為という大義はあったものの、彼女においてはそのような描写もい事や稚拙な言動から全に私欲でこれらの悪逆非を行っていたのではないかと噂されている。
所業としては成り行きで主人公から見ると余計な事をしただけのニナ地球クリーン作戦と称して大量虐殺を行うザンスカール帝国に嬉々として所属し実働部隊として戦い続けたカテジナらと同等以上である。特に現実の情勢悪化で彼女が行った事の現実感が上がっているのも悪女としての評価を相乗的に上げていると考えられる。

一方で、ニナのように滅行動からヘイトを貯めるといったような評価ではなくっ当な小物悪役としてキャラクター造形を褒めるような評価が多い。前述二人のように自身が対となって直接男心を弄ぶような事はしてない事からも三大悪女に入れていいかは賛否が起こっている。

彼女の行く末は是非本編を確認してみてほしい。

過去にガンダム三大悪女の候補とされていた人

クェス・パラヤ

クェス・パラヤ

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場。

理想の男性像として「アムロ・レイ」に巡り会い近付くが、人であるチェーンの存在とアムロの言動に反発し、シャアとの邂逅を機に敵軍に寝返ってしまう。
ニュータイプを開させて戦いの中でを殺アムロらとも死闘を演じるが、最終的にはハサウェイの説得を聞き入れることなく爆死。その際、ハサウェイうような行動もしている。

女というよりも少女子供である点と、不幸な生い立ちと不安定な少女の感情をララァの似姿としてシャアに利用されていたということ、実際は戦闘に参加しただけで悪女としての被害がほとんどいという点が議論の分かれるところである。

小説ベルトーチカ・チルドレン」の続編にあたる「閃光のハサウェイ」では、チェーンではなくハサウェイ自身が彼女を殺してしまった事になっている為、死後数年間に渡ってハサウェイの心に憑りついており、彼女から罵倒を受け続けたハサウェイマフティー・ナビーユ・エリンとして民間人への被害も厭わないテロリストとして活動を開始している。

しかし、このハサウェイ自身の狂気罪悪感が生み出しているものとも解釈できるので、この点においてクェス悪女呼ばわりできるかは微妙なところである。

ララァ・スン

機動戦士ガンダム」に登場。

ニュータイプとしての素養をシャアに見いだされ、シャアの部下としてシャアに同行する。
富野による小説の記述や、シャアの担当声優である池田秀一演技導の際に富野に聞いたところによると、ララァシャアとの肉体関係もあったとされる。

ビームを放つ兵器ビットを操る「エルメス」を駆り、「ソロモンの亡霊」と言われる程の戦果を挙げた。その際に停泊していた連邦戦艦を多数仕留めており、戦艦の乗員からして殺数は千名は上ると考えられ後年のニュータイプ戦場で殺した者のを聞くといった描写も劇中い。
しかし戦乱しいガンダムシリーズにおいて戦艦兵士の大量撃破が視聴者などから悪とされる事はほぼく、彼女悪女とされる根拠はそこではない。

サイド6のコロニーでアムロ運命的な出会いを果たすと、その後の戦闘アムロと精的に共鳴する。が、戦闘に割って入ったシャアアムロの攻撃により命を落とす。アムロララァとの間に未来ビジョンを見つけるも自らララァを殺してしまい、またシャアは「になってくれるかもしれない女性」を失うという、お互いに大きなトラウマを背負うことになる。

一年戦争が終わった後も、2人ともララァを忘れることが出来ず、大きな存在となって心に残り続ける。「逆襲のシャア」ではアムロの中に現れシャアを「純な人」として評価しているが、アムロはこれに反発している。もこの時に現れたのがララァ本人であるかは定かではないが……
ララァ本人に冷酷な「悪」の面はほとんど見られないが、死んだ後も彼女愛し男性2人を振り回し続け、2人の戦う運命を決定づけてしまったという意味で「悪女」と見る向きもある。

しかし、そもそもララァキシリア及びシャアの意向に同意することで前線に出てきたのであり、シャアキシリアの命を軍人として愚直にむよりララァの生命を優先していれば悲劇は幾らかどうにかなったかもしれない事、そもそもアムロシャアの因縁はララァが死んでからの方が大きく生前シャア仲間行動に憤る事もあったララァに対し死後二人の間で見えるララァの像というのは二人に都合が良い事しか言わないため本人や本人の意思であるかも怪しい、と他の補より"悪"のインパクトが弱い為に最近悪女として取り上げられることはほぼい。

シーマ・ガラハウ

機動戦士ガンダム0083」に登場。通称「シーマ様」。

シーマ艦隊を率いてデラーズフリートに参加。しかし、ジオンに対する忠心はさらさらく、安住の地を得るチャンスとしてデラーズフリートを利用、策謀を巡らせた。
連邦軍の高官グリーン・ワイアットと密談を計画し、デラーズフリートを裏切る見返りに永住権を貰う取り引きを行う。ワイアット側も乗り気であり、密談が成功していればその後の歴史は大きく変わっていたと思われる。
しかし密談寸前になってアルオン隊に発見され、失敗。ここから不幸の坂を転がり落ちていく。

物語終盤、反逆を起こしてデラーズを射殺。以後、連邦との密約の下シーマ艦隊としてデラーズフリートを離脱するが、GP03デンドロビウムの猛攻によって戦のほとんどが壊滅。眼前で寝食をともにした仲間母艦リリー・マルレーンを失い、文字通り何もかも失う。自らが搭乗するガーベラ・テトラGP03メガビームキャノンにより刺しにされ、壮絶な最期を遂げる。

一年戦争時には様々な汚れ役に手を染めはしたが、軍人として命に従っただけであり、彼女自身が望んで行ったわけではないという点と、"故郷をソーラレイ改造される"、"虐殺・破壊工作などの仕事ぶりを仲間からも蔑まれる"、"終戦時にこれらの元とも言える責任者でもあったアサクラ大佐に全ての責任を押し付けられた形でB級戦犯として扱わてアクシズへの亡命も拒否される"、そのせいで宇宙海賊として生きる事を強いられる……など、とにかく幸の薄い略歴から悪女らしくない、むしろアナベル・ガトー連邦が持つ大義・デラーズフリートが持つ理想へのアンチテーゼ的な描写の為に悪女として描写されている面もあり、逆に哀れという意見も多い(むしろ「様」が付くようにニナよりも余程ヒロインらしいと言う意見もある)。ジオンへの忠心がいのも、上述の仕打ちを受けた事によるものである。また、彼女を邪魔しなければグリプス戦役及びその後の戦乱は発生しなかったという説もある。

このように同情できる…と言うよりもあまりに救いようのい要素が立ったためか、公式コミカライズ機動戦士ガンダム0083 REBELLION」では、シーマが優遇、救済されるような形のストーリーが展開されている。

フレイ・アルスター

機動戦士ガンダムSEED」に登場。

コロニー・ヘリポリスに通う学生で、大西連邦事務次官ジョージアルスターのキラ・ヤマト彼女に淡い憧れを抱いていたが、彼女は同じヘリポリス学生サイ・アーガイルの婚約者でもあった。
ザフトヘリポリス襲撃の際に救命ポッドで脱出、アークエンジェルに拾われる。その後はキラサイと共にアークエンジェルに身を寄せる。
ザフト軍に父親の乗る艦を落とされたことからコーディネイターへの憎悪を抱き、また父親を守りきれなかったキラにも怒りの矛先を向ける。アークエンジェルから退艦し戦争から離れようとしたキラ色仕掛けをし、戦いのへと戻す鬼畜の所業に手を染めた。同時に戦闘で疲弊していくキラ体的な慰めを与え、ガンダムシリーズとしては初の地上波での(しかも未成年同士の)性行為シーンが放映されることになった。(もっとも、SEEDシリーズキャラデザインとして未成年でも16歳程度なら大人びて描かれているため成年並みの格を表していた。)その反動のようにサイへは冷たく当たるものの想いまでは捨て切っておらず、おかげで両者は体で繋がりつつも心は離れているというアンバランスな関係に陥ってしまい、キラは精に変調をきたし更に戦いへのめり込んでいくこととなった。

男を惑わし戦いに駆り立てたという意味での「悪女」ではあるが、行為に及んだのは父親を殺したコーディネイターへの復讐心の結果であり、動機としてはある意味まともである。
またアークエンジェルから降りた後もザフト拉致され、クルーゼより戦争継続具を持たされて宇宙を漂流させられる、連合軍に復帰するも戦艦から脱出した際に脱出艇を狙撃され非業の死を遂げるなど、最期まで戦禍にされ続けたことから戦争被害者として同情的な見方をされることも多い。
戦火に巻き込まれて以降、およそ幸福とは言い難い生涯に終わった彼女であった。

ちなみにキラを騙した件については罪悪感があり、このためキラが帰投した時に謝罪しようと決意していたのだが、その戦闘キラ行方不明になってしまう。
その後は一貫してキラと出会う事が出来ず、謝罪する機会がいまま死んでしまった。
討たれた直後にキラが見た精世界でようやく相対する事が出来、キラと対話して「ずっと謝りたかった」と謝罪の意を見せている。死後とはいえきっちりと反省し、和解が描写されたという点は大きいだろう。
そして「私の想いが方を守るわ」とキラを抱擁して消滅。フレイの死と和解は、黒幕クルーゼを討つ原動となるのだった。
ただし、監督自身は「キラフレイの言葉は聞こえていない」と発言しており、実際二人の会話は噛み合っていないので、アニメ本編では二人が和解したと言えるかは微妙である。一方、漫画版や小説版などではフレイが聞こえている描写がある。

と、放映時から擁護出来る描写があった事、そもそも中盤彼女悪女の手腕を振るう時期においてもキラを利用しようと彼に注するフレイより穏健的な思想のクルー同級生たちの方がキラ自覚に差別発言をしてフレイはそれに引いているという描写がある事、同シリーズでより相対的に"絶対悪"としか断じえない女性キャラも出てきた事からも悪女として取り上げられる事は少なくなった。

ラクス・クライン

機動戦士ガンダムSEED」「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」に登場。

プラントの導者、シーゲルクラインであるが、平和歌姫としても有名であった。地上で負傷したキラを匿い、キラザフト軍の最新鋭機であるフリーダムを与えたことで、ザフトからは国家反逆罪で指名手配される。その後父親が謀殺されたこともあり、バルフェルド、ダコスタと共にザフト軍の戦艦エターナルを奪取、アークエンジェル、クサナギと合流しいわゆる「三隻同盟」を結成、ヤキンドゥーエ戦役に参戦する。
戦後は表舞台には立たずキラオーブで隠遁生活を送るが、何者かに暗殺者を差し向けられたこと、自分のニセモノであるミーアザフト歌姫としてプロパガンダに参加していたことなどからデュランダル議長へ疑念を向ける。アークエンジェルオーブを脱出した後、エターナルと合流、ファクトリーにおいて新MS開発をひそかに揮するなど、デュランダルに対する戦増強を図る。デュランダルデスティニープランを発表したことで戦いを決意し、オーブ連合艦隊らと合流、デュランダルを打ち滅ぼす。戦後ザフトの最高評議会議長になる。

する相手にザフト軍の最新鋭機体を渡した反逆行為、自ら戦へと赴き武行使も厭わない行動SEED後に導者としての自覚なく隠遁したことで争いの火種を生み出した結果、クラインの暗躍により却って戦争を悪化させたというやった事のみを列挙すれば公式の謳う「平和歌姫」というフレーズからは程遠い人物像である上、その悟りを開いたかのような素振りから単に視聴者のラクスへの好き嫌いで悪女と判断している意見も多かった。

しかし、リマスターDESTINYの脚本・演出の拙さや世界観として彼女がそうでもしてなければレクイエム核兵器といったような大量虐殺兵器がより多く行使されコズミック・イラはさらに地獄の様相を呈していた事は想像に難くない事、そもそも彼女としては隠居生活からの脱却も出自自体も被害者的な立場である事からも近年では再評価され、特に続編の「SEEDFREEDOM」ではそういった立ち振る舞いはかなり理をしていた、といった人間味ある描写もあった事からも悪女として取り上げられることは今やほぼい。

ロマリー・ストーン

機動戦士ガンダムAGE」第二部に登場。

主人公アセム・アスノとそのライバルであるゼハート・ガレット同級生
卒業式ヴェイガンによる攻撃を受け、その最中にMSに乗り敵対するアセムゼハート撃する。
卒業後はアセムと同じように連邦軍に入隊、戦艦ディーヴァのオペレーターを勤める。

学園時代からゼハートに好意を寄せていたようで、時折そのことをめかしている。
戦場アセムゼハートが対峙したことを聞いて「ゼハートに会えて)良いなぁ……」という失言をしてしまったり、3人が再会した際、を向けてアセムを射殺しようとしている最中のゼハート告白しようとしたり、を奪い軍に通報しろというアセムの言葉を無視してゼハートい、結果的に逃走の手助けをしてしまっていることなどが問題点として挙げられる。
それらの行動が上記のニナ・パープルトンにかなり酷似しているため「酢豚」と呼ばれる事も。

さらに問題なのが、アセム息子であるキオ髪色髪型ロマリー似(本作は三つの世代を描いた大河ドラマ的な構成であり、世代ごとのキャラクターデザインが放送開始以前から開されていた)であることからロマリーアセム結婚する可性が高く、端的に言ってしまえばロマリーは二人の男を弄んだ挙句、後からアセム乗り換えるのではないかという予測が批判の原因となっていた。

しかし、アセム編最終話にてロマリーは「自分はゼハートアセムに憧れて軍に入った」「子供のように振舞っていた」ことを反省して謝罪。その後アセムプロポーズを受けてこれを承諾、結婚した。第三部ではアセムの失踪という不幸に見舞われつつもシングルマザーとしてキオを育てており、第四部でアセムと10数年ぶりの再会を遂げた際にはを流して喜んでいる。

結局ゼハートとは一線を越えた関係になっておらず、アセムとの謝罪や和解結婚後の苦労などが描かれた事もあり、現在では悪女として取り上げられることは少なくなっている。

関連動画

関連静画

関連項目

被害者

宇宙世紀

アナザー

【スポンサーリンク】

  • 24
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

ニコニ広告で宣伝された記事

熱情の律動 (単) 記事と一緒に動画もおすすめ!
提供: かふぇお~れ
もっと見る

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

宇宙世紀3大悪女

1020 ななしのよっしん
2024/04/17(水) 23:42:02 ID: 6JCrftO/rv
ミオリネアンチはどこに出てもよくえる
👍
高評価
1
👎
低評価
0
1021 ななしのよっしん
2024/04/17(水) 23:48:51 ID: lsj41FguQJ
違う物を同じじゃないですかーっつってブーメランにもなってない物をまるでブーメランであるかのように繰り返して見せて
喋れば喋るだけ勝手に自分の発言の信用値を落として言ってくれるの、こっちから何を言うまでもなく自分から堕ちていってくれるから楽でいいね

とは言え流石にここまで露荒らし愉快犯ですと行動自己紹介してくれてるに付き合うのもね
同じ言葉の繰り返しとオウム返ししかレパートリーがないのは流石に相手のし甲斐がない
ツイッターインプレゾンビの方がまだバリエーションある
👍
高評価
0
👎
低評価
3
1022 ななしのよっしん
2024/04/18(木) 00:06:13 ID: IVo1z5s2o8
ミオリネダブスタ父親に反抗しながらその実やっぱ子だわってなるのは作中でよく分かる
でも悪女扱いはまるで分かんねーわ
作中のモブ地球民のロールプレイでもしながら書き込んでるのかな?
👍
高評価
2
👎
低評価
0
1023 ななしのよっしん
2024/04/18(木) 00:11:49 ID: Y2mL+YEsES
水星悪女言うたらニューゲン様だろがよ!
👍
高評価
0
👎
低評価
0
1024 ななしのよっしん
2024/04/18(木) 02:13:57 ID: kkyBYvhpsy
具体的なミオリネやらかしエピソードってプロスペラに騙されてが焼けたぐらいしか思いつかないんだけど、理過ぎだろ
プロスペラえてミオリネが逆立ちしてもナシだよ
👍
高評価
1
👎
低評価
0
1025 ななしのよっしん
2024/04/18(木) 05:11:46 ID: kqb6EX+Ias
まず発端のプロスペラ悪女説でSNS大盛り上がりしてたとかいうコメが大ウソなんだよな
根本としてガンダムキャラ悪女かどうかってマイナーな議題でSNSは盛り上がらん。盛り上がってたのはラスボスになるかってだけで。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
1026 ななしのよっしん
2024/04/18(木) 05:16:10 ID: kqb6EX+Ias
ミオリネ悪女説ってのは聞かんけどしいて言えばシャクティとかそっちのなんじゃね。本人に悪意はないパターンのやつ。まぁその手のやつは入れんでいいと思うけど
👍
高評価
0
👎
低評価
0
1027 ななしのよっしん
2024/04/18(木) 05:24:11 ID: rLZ3zYsw94
駄に言い合いしても意味ないし、水星なんて放映中も悪女説なんて見ないし放送後には言われてないんだからプレの人に消してもらえばいいんじゃね。
同時にいまだ基本的には悪女扱いって意見が多かったフレイも復帰してもらったほうがいいかもね
👍
高評価
0
👎
低評価
0
1028 ななしのよっしん
2024/04/18(木) 08:57:29 ID: befBlT1A01
なんかC.E.の悪い所だけを寄せ集めたようなすげー出てきちゃったな
👍
高評価
0
👎
低評価
0
1029 ななしのよっしん
2024/04/18(木) 09:01:27 ID: befBlT1A01
ニナ:まごうことなき悪女
カテジナ狂人
アウラ/ネーナ:吐き気を催す邪
ってイメージ
シャクティは3大悪女から解放されたんだなクエス同様子供だからなって感じかな


👍
高評価
0
👎
低評価
0