宮原健斗単語

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宮原健斗とは、全日本プロレス所属のプロレスラーである。
1989年 2月27日生まれ
身長 186 cm。体重102kg（2018年 5月時の公式データ）
2008年 2月デビュー

概要

プロレスキャリアのスタートは健介オフィス。中嶋勝彦は先輩、マサ北宮は後輩にあたる。2013年から全日本プロレスに参戦。翌年、全日本所属に。
2014年に鈴木鼓太郎とアジアタッグ、2015年に潮﨑豪と世界タッグ奪取と着実に実績を積み、2016.2.12に最年少(当時26)で三冠ヘビー級王者となる。
その後8回連続防衛。防衛戦の相手には大森隆男・秋山準・諏訪魔と全日本のベテラン上位陣も名を連ねていることから、現時点の全日本のヘビーでは唯一世代越えを果たした選手ともいえる。

ファイトスタイルは、相手の技を十分受けた上で終盤の畳み込むような攻撃により相手を撃破するスタイルで、ファンからはそのスタミナを称える声が多い。
三冠戴冠後は、格下と思われる相手には明らかに突き放すような試合をすることもあるが、これはエースとしてのプライドの表れだろう。

得意技

スネークリミット：飛びつき式三角締めからの腕ひしぎ逆十字
ブラックアウト
：ランニングニーアタックだが、フェイントを一つ入れるような動きとスネで首を刈り取るような当て方が特徴。技名は航空用語から
2段式ジャーマンスープレックスホールド
：抱えたあげた後、いったんタメを作って投げるジャーマン。通常の抱え方（デッドエンドと同型）とダルマ式（相手の両腕ごと抱え込むようにホールド）の二種あり。ダルマ式はシャットダウンスープレックスホールドといわれ宮原の切り札となっている

個性

まず、2020年 5月のTV マッチ内で放映された宮原健斗への一問一答が面白かったので抜粋してみる。
あこがれのレスラーはハルク・ホーガン。好きな映画はスタンドバイミー。元気をもらえる曲はYUIのfeel my soul。有名人で一番影響を受けたのは矢沢永吉。前世は多分、牛。来世はもう一回宮原健斗になりたい。プロレスラーじゃなかったら農家。カラオケで得意なのは森山直太朗のさくら（独唱）。馬場さんは永遠のあこがれ。全日本プロレスは伝統と歴史の行き着く場所で、さらに発展させていくのが僕の使命、とのこと。

元々マイクパフォーマンスが得意なタイプとは思われていなかったが、2015年の最強タッグ開幕戦後、主要選手の離脱に揺れるファンに対して「明るい未来への針はもう動いています！」と発言したあたりから、マイクでもファンを巻き込む魅力を発揮し始める。
三冠王者になってからは、メインの後に
　宮原「全日本プロレス！最高ですか！!」
　ファン「最高！」
のコール＆レスポンスに近い締めを行うようになった。
当初は、特に地方のファンの反応は微妙だったが徐々に浸透。今では地方でもファンが宮原締めを要求するほどになっている。

入場時に拍手を強要する様（健斗クラップ）、ベルトを誇示するようにガウンを開く様（御開帳）など、癖の強い入場を行うためか、熱心なファンもいると同時に、アクの強さを嫌うファンもいる。
この状況に対して、全日本では諏訪魔と同じユニットで活動している佐藤光留は「嫌うということは、ファンの入り口に立ってるってことだから(笑)」とオモシロがって擁護している。
好悪はあるにせよ、堅実ではあるが地味と言われていた全日本プロレスに、若く明るい風を吹き込んだ宮原が新風景を刻んだことは間違いない。

秋山体制になり徐々に集客力を増やしている全日本においての宮原の存在は、かつて暗黒期にあった新日本プロレスに、常に明るい風を吹かせてファンを引っ張った棚橋弘至をほうふつさせると評するファンは多い。
なお宮原は棚橋について「唯一リスペクトしている存在」と公言。初対戦は2019.2.19ジャイアント馬場没20年追善興行（両国国技館）のメインイベントにて行われ（棚橋弘至＆ヨシタツ vs宮原健斗＆関本大介）、興行の最後には
宮原「プロレスを最高に」
棚橋「愛してまーす！」
と締めの言葉の共演も見られた。

三冠ヘビー級戴冠・防衛歴

単純な戴冠記録はWikiPediaにあるが、各防衛戦の相手と日付は記述されてないので、ここでまとめてみる

日付	相手	備考
2016.2.12	ゼウス	諏訪魔負傷欠場による王者決定戦.後楽園
2016.3.21	大森隆男	博多スターレーン
2016.5.25	関本大介	後楽園ホール
2016.6.16	真霜拳號	後楽園ホール
2016.7.23	秋山準	博多スターレーン
2016.8.27	崔領ニ	名古屋国際会議場
2016.11.27	諏訪魔	両国国技館
2017.1.15	大森隆男	博多スターレーン
2017.2.26	ボディガー	大阪府立体育館第2
2017.5.21	石川修司	敗戦.後楽園ホール
2017.8.27	石川修司	奪還.両国国技館
2017.10.9	諏訪魔	敗戦.後楽園ホール
2018.3.25	ジョー・ドーリング	奪還.さいたまスーパーアリーナ(コミュニティ)
2018.5.24	丸藤正道	後楽園ホール
2018.6.12	ディラン・ジェイムス	後楽園ホール
2018.7.29	ゼウス	敗戦.エディオンアリーナ大阪第一
2018.10.21	ゼウス	奪還.横浜文化体育館
2019.1.3	KAI	後楽園ホール
2019.2.24	諏訪魔	横浜文化体育館
2019.3.19	野村直矢	後楽園ホール
2019.5.20	石川修司	後楽園ホール
2019.6.30	ヨシタツ	後楽園ホール
2019.7.28	ゼウス	エディオンアリーナ大阪(第2)
2019.9.3	野村直矢	後楽園ホール
2019.10.24	ジェイク・リー	後楽園ホール
2020.1.3	ジェイク・リー	後楽園ホール
2020.2.11	青柳優馬	V10達成。後楽園ホール
2020.3.23	諏訪魔	敗戦。後楽園ホール