宮城県護国神社とは、宮城県仙台市青葉区にある護国神社の一つである。
概要
1904年に創建され、明治維新後に戦死・殉職した宮城県の日本軍・自衛隊関連者の英霊を祀っている。
1939年に内務大臣から護国神社に指定された。
1945年に空襲で社殿を焼失、戦後に連合軍占領期に「宮城神社」として仙台城二の丸に遷されたものの、1958年に移築されて復興された。
伊達政宗と当社の関係
仙台城(青葉城)にあるため伊達政宗ゆかりの神社のように見えるが、伊達政宗との関連性はない。
仙台城は戊辰戦争で官軍に占領され、仙台藩関連者は全て賊軍とされていて、仙台藩主などは祀られていない。
伊達政宗ら仙台藩関連者を祀っているのは同じ仙台市内にある「瑞鳳殿」の弔魂碑に祀られている。
…のだが、実際現地に行ってみればお分かりのように、観光要素としては伊達政宗を利用する気満々。
明らかに政宗らしきキャラが裏面に描かれた絵馬まで売っているくらいである。
政宗を祀る青葉神社も青葉区の東昌寺に移転させられており、当社が仙台城址の収益を独占していると批判する声もある。いろいろ事情があるようだ。
護国神社と「戦国BASARA」
「戦国BASARA」で伊達政宗のファンになった歴女などが政宗のゆかりの神社だと勘違いし、この神社に訪問し、絵馬に同作の政宗を描いている傾向が見当たるようになってしまった(痛絵馬)。
これにより、伊達氏統治を批判した当社が仙台城址観光上に成り立っている矛盾を露呈させた。
宮司は「ここは戦没者などが祀られている場所。ある程度の理解を示してほしい。」などと取材に応じている。
「らき☆すた」と「戦国BASARA」の違いは、「らき☆すた」の舞台の一つとなった鷲宮神社が柊姉妹の住む場所として設定されていており、関東最古の神社と商工会がこのアニメを生かし、街おこしをするきっかけとなった。
しかし、「戦国BASARA」の場合、宮城県と仙台市が制作協力をしているものの、”聖地”として絵馬が掛けられていた場所が仙台城址ではあるものの”間違った場所”に掲げられていたからこういう事態となった。
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