宮城谷昌光とは、日本の小説家である。
古代中国を舞台とした歴史小説を得意としている。
概要
1945年2月4日愛知生まれ。
出版社勤務や塾講師を経たのち、40代でようやく作家として花開いた遅咲きである。
最初は恋愛小説などを書いていたものの至って平凡。
その後、歴史小説を書き始めたことが転機となった。
1990年に『天空の舟』で直木賞候補になると、翌年『夏姫春秋』で直木賞受賞。
歴史小説家として一躍有名となった。
現在は直木賞の選考委員の一人となっている。
作品は主として古代中国の偉人を扱ったものが多い。
それも三国志の時代よりはるか昔の殷(商)や周、春秋・戦国時代という、それまでの日本ではあまり馴染みのなかった分野である。
現在でもこの時代を描いた小説は他にはあまりなく、宮城谷氏の独壇場と言える。
歴史考証にあたっては自ら原文の史書を読むほか、金文や甲骨文を独学で勉強したりするなど研究熱心で、その結果あまり一般的ではない独自の解釈を差し入れて物語構成をすることもある。
最近は三国志や日本の戦国時代を舞台とした小説にも手を広げている。
ニコニコ動画では、古代中国をネタにした動画に宮城谷昌光のタグが付けられることがある。
宮城谷作品を読んでいれば分かるネタということであり、古代中国と言えば宮城谷作品ということでもある。
関連動画
関連商品
関連項目
- 1
- 0pt