家族のうたとは、2012年1月より6月までフジテレビ系列の日曜日21時より放映されていたドラマである。
概要
オダギリジョー主演で家族の絆(きずな)を描いたドラマ。脚本内容が「パパはニュースキャスター」に類似しているとして脚本内容の変更が行われた経緯がある。
ドラマの方は、2000年以降のプライムタイム時間帯(19時~23時)のドラマにて過去最低平均視聴率(ビデオリサーチ社。以下同)をたたき出し、第4回目を迎えた時点で打ち切りが決定。全11話を予定していたが、3話を短縮し全8話構成となる。
全回の平均視聴率が3.9%となり、プライムタイムにおけるドラマの平均視聴率としては2000年以降過去最低を記録した(それまでは2003年に日本テレビ系列で放映されていた「メッセージ」の4.4%)。
あらすじ
主人公の早川正義は超人気ロックグループ「under cloud」のメンバーとしてナンバーワンの人気を獲得、絶頂期にはミリオンセラーを記録し、ルックスも申し分なく、トークも軽妙洒脱、“抱かれたい男ランキング”の1位を獲得する才能とセクシーさを兼ね備えたまさに申し分のない男…だった。が、13年前にメンバーとのけんかをきっかけにバンドを解散して以降、世間から忘れられた存在に転落。自分を貫くあまりに解散後の楽曲は独りよがりなマニアックな曲となったためだ。
今では早朝5時からの30分のラジオ生放送とたまに行うファンイベントだけが彼のレギュラーの仕事の場となっていた。
そんな正義がある時、突然“家族”というものを背負うはめになる。
突如スタートした“ロックンロールな家族”の生活は、それまで自分勝手な考えで生きてきた正義に徐々に変化をもたらす。それは“家族”を通じ、次第に周囲を思いやるようになるという人間的な成長で、やがて曲作りにも影響して…。
失敗
同時間帯におけるドラマには、TBS系列で中居正広主演の「ATARU」があり、そちらに視聴者を持って行かれてしまっている。「家族のうた」初回視聴率が6.1%だったのに対して、「ATARU」の初回視聴率が19.9%と、初回から明暗は分かれていた。
フジテレビ社長である豊田皓は「主人公のキャラクター設定が、典型的なロックミュージシャンとしたが、気持ち的に優れない。キャラクターの態度や口調が、視聴者の共感を得られなかったのでは」との見解を示している。
インターネット上での不評も大きいと考えられている。
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関連項目
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