小室駅とは、千葉県船橋市小室町にある北総鉄道北総線・千葉ニュータウン鉄道の駅である。
概要
1979年3月9日開業。当初の北総線の終点予定で、北千葉線(未成線)と共用の2面4線の計画だった駅。当駅より東は、終点の北総線に代わり県営北千葉線の線路のみが印旛日本医大まで向かう計画だったが、東側も北総線に転用(当時は北千葉線開通までの暫定措置予定)して1984年に千葉ニュータウン中央方面へ延伸した結果、小室駅より東は本来の北千葉線用地の為、小室駅を境に北総と北千葉線の線路の位置のズレでカーブが生じていた。成田スカイアクセス線計画時にこのカーブが直線高速運転の妨げになるため、1面2線ホームの旧上り線を下り線に変更、上り線を新規建設して線路を南に移す工事が行われた。この結果、余った旧下り線は3番線ホームとして残り、下りのみ退避可能な2面3線駅になった。この待避線は通常ダイヤでは使用されないが、ダイヤ乱れや臨時列車の運転時に退避に使用されることがある。
国道464号線の合間にある堀割の中に駅があるが、珍しく駅に繋がる橋は北側からのみとなっている。
これは最初期の計画時に駅のすぐ南の林が買収できなかった為で、以降もこの部分は手付かずの方向で市街化が定着した為、南側は全く開発されていない。南の国道16号の島田台交差点付近は直線距離では近いのだが、この橋が掛かっていない為に遠回りする必要がある。また東は窪地で最初から開発対象外の水田、西は国道16号のジャンクションに阻まれており、駅勢圏が狭い。この影響か、利用者が増加基調にある北総線の駅の中では珍しく伸び悩んでいる。
隣の駅
路線名 | 種別 | 隣の駅(上り) 新鎌ヶ谷駅・東松戸駅 ・高砂駅・押上駅・上野駅 ・都営浅草線・京急線方面 |
当駅 | 隣の駅(下り) 印西牧の原駅 ・印旛日本医大駅方面 |
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■■北総線 | 特急(上りのみ) | 白井駅 | 小室駅 | 千葉ニュータウン中央駅 |
急行(下りのみ) | ||||
普通 |
千葉ニュータウン中央駅との間に「谷田駅」を設置する計画があったが、見送られている。
関連項目
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