尞とは、人名である。
漢字として
- 意味
- 火を焚く、火を焚いて祭る、という意味がある。〔説文解字〕の本字は𤊽で、〔説文・巻十〕に「柴して天を祭るなり」とある。
- 字形
- 諸説ある。
- 〔説文〕は「火に從ひ眘に從ふ。眘は古文の愼字なり。天を祭るは愼しむ所以なり」とあり、火+眘の会意で、火と眘(慎む)で火を焚いて天を祭る意味とする。白川静は、この字は木を組んで焼く象形であるとする。
- 燎の初文とされることもある。
- 音訓
- 音読みはリョウ(漢音)、訓読みは、ひまつり、やく。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第三水準。JIS X 0212補助漢字。
- 声符
- 尞を声符とする漢字には、僚、㙩、撩、寮、憭、撩、潦、遼、獠、膫、璙、燎、瞭、竂、簝、繚、鐐、爒などがある。
異体字
- 𡼷は、〔説文〕の本字。
関連項目
- 1
- 0pt