山崎バニラとは、日本の活動弁士・タレントである。宮城県仙台市生まれ、東京都大田区育ち。
概要
本名は山崎雅美。父は慶應義塾大学理工学部機械工学科教授の山崎信寿、母はピアノ教師という家庭で生まれ育った。4歳からピアノとモダンバレエ、絵画を習い始める。出身校である清泉女子大学在学中は早稲田大学ミュージカル研究会に参加。その頃から舞台や声優、ダンサーなどの表現活動を行っていた。
2000年、『東京キネマ倶楽部』開店時の活動弁士のオーディションに合格して活動弁士となり、その後は活動弁士の澤登翠に師事するようになる。後に独自の活弁スタイルが話題となる。現在は活動弁士の活動の他、振り付け、声優、ナレーション、歌手など幅広く活動している。
声が似ていると話題になっている金田朋子との競演を希望しているが、今のところその機会は無いようである。
個人事務所バニラクエストを設立し、所属している。ちなみに、前事務所のスパーク・スタッフとは、契約更新を巡ってゴタゴタがあり、裁判沙汰になったが、2012年3月14日に山崎側が勝訴している。なお、現在も元事務所側は、自社のHPで山崎に対して”絶対に許さない”旨の文章を掲載している(2012年12月28日確認)。⇒スパーク・スタッフHP。以下に元事務所側の言い分の一部を記載しておく。
当社と致しましては、今後も「山崎バニラ」が芸能界の慣例を無視し“人としての道義感”、そして業界の秩序を乱した事実については真実を歪曲することなく告知、又は社会的責任を糾弾してゆく所存であります。
活弁スタイル
特筆すべきは活弁するときのスタイルだろう。独特の声質は勿論のこと、銀髪と和服を着た女性が大正琴やピアノで弾き語りをしながら活弁するスタイルで話題を呼んだ(普通の活弁では弾き語りなんぞやらない)。弾き語りでやろうと思ったきっかけは活弁の台本書きに疲れ台詞の量を減らそうとした事から。ただし、楽譜が読めるバニラは大正琴の譜面も五線譜を使用しており、『趣味悠々「大正琴で弾く!」』では大正琴独特の数字譜に馴れるのに苦心した。ただし、この番組のおかげで大正琴のミュート奏法を見に付けるなど、後の仕事に役立っている。
銀髪はカツラで、最近では地毛で出演する機会も増えている。なお、使用しているカツラは自身が似ていると言われたジュリエッタ・マシーナをイメージしている。
主な出演作品
テレビ
- 情報ワイド ゆうがたGet!(テレビ信州、映画特集プレゼンター、不定期に出演)
- 日めくりタイムトラベル (NHK BS、2007年4月~、月1回放送)
- 月曜映画 - オープニングコーナー
- ゆうがたGet!プラス1(テレビ信州、2002年~2005年) - 法律相談紙芝居コーナーレギュラー出演
- 月曜映画(日本テレビ、2004年5月~2006年3月) - オープニングコーナー『シネマサイレントナイト』担当
- スポルたん!(仙台放送、2005年4月~7月) - 出演/ナレーション
- ラジかる!!(日本テレビ、2005年10月~2006年3月) - 「速ホウ!TV視聴率」月曜日担当
- 趣味悠々「大正琴で弾く!」(NHK教育テレビ、2006年2月~3月) - 進行・生徒役
- しずおか空港バニラ味(テレビ静岡、2006年1月~3月)
- BSふれあいステージ 爆笑最前線(NHK BS、2007年4月~2008年3月、木曜日担当)
- とくダネ!(フジテレビ、火曜日コメンテーター、2007年10月2日~2008年9月23日)
- 金曜バラエティー(NHK 、2008年4月11日~2010年3月26日)
声優
- 月詠 -MOON PHASE-(ハイジ)
- ドラえもん(ジャイ子(2代目))
- ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜(ギム)
- ふしぎ星の☆ふたご姫(ティオ(初代))
- ぱにぽにだっしゅ!(メソウサ)
- 天保異聞 妖奇士(豊川稲荷配下の狐)
- 瀬戸の花嫁(アバンナレーション)
- 劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ(シェイミ)
ラジオ
CM
関連動画
関連商品
関連項目
外部リンク
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