山村達也(やまむら たつや、1961年9月21日 - )とは、大阪府出身のプロ野球審判員である。
元徳島インディゴソックスの選手だった息子の山村裕也も2012年よりプロ野球審判を務めている。
概要
経歴
元は泉州高校(現近畿大学泉州高校)から1979年ドラフト3位指名で近鉄に入団した投手だったが、目立った結果を残すことは出来ず1990年に引退。
その後1991年より10月5日の日本ハム対オリックス戦より審判としての仕事を始め、翌年アメリカ合衆国フロリダ州のジム・エバンス審判学校の研修に1年間参加する。
以後現在に至るまで20年以上審判として球場に立ち続けている。
セレモニーは二度ある
手堅い仕事が多い分問題を起こして悪目立ちすることも少なく一般知名度はあまり高くない審判だったが、そんな彼の晴れ舞台が2013年5月19日に訪れる。
この日はオリックス対DeNAベイスターズの交流戦が行われる日であり、彼が通算1500試合出場(日本プロ野球の現役審判員では15人目)したことを讃えセレモニーが行われる日だったのである。
モニターに大記録が大写しにされ両監督から花束を送られ球場の人々から拍手を浴び感無量…のはずだったが、その後大誤審が判明。
なんと、1500試合達成は次の試合だったことが試合後に判明したのである!
大々的にセレモニーをやってしまった上審判が犯すミスとしてはあまりにも恥ずかしいミスだったが、告知の翌日の同カードの試合で改めて1500試合出場記念のセレモニーが行われたのだった。
この顛末はニュースとして多くの人に知られることになったが、ここは敢えて誤魔化すことなく誤審を認めた点を評価しておきたいところである。
前述した通り知名度は高いとは言い難く、9年連続選手が選ぶベストアンパイアに選ばれている名幸一明のように選手から極めて高い評価を受けているわけでも無い審判だが、陰ながら長きに渡ってプロ野球を支え続けている『名前が上がらないからこそ優秀』な審判の一人として覚えておいて欲しい審判の一人である。
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