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山谷地区とは、東京都台東区と荒川区にまたがる地区である。概ね台東区東浅草、清川、日本堤、荒川区南千住に該当する。
かつて東京都には他にも山谷という地名が存在したが、この記事ではこの台東区・荒川区の山谷地区について解説する。
概要
東の山谷、西のあいりんと呼ばれ、東京のドヤ街（日雇い労働者の集まる地区）であった。江戸時代から木賃宿があり、近くには小塚原の処刑場、吉原遊郭があった。戦前戦後も日雇い労働者や困窮者のテントや住居があったりした。ようするに大阪のあいりん地区のようなもの。山谷暴動と呼ばれるドヤ街の住人の暴動も60年代に起きた。
しかし、最近は安いホテルや簡易宿泊施設ができ、外国人旅行者や若い旅行者に利用されるようになり山谷も変わりつつある。また、独特の町並みを見に来るものもいる。このように最近は治安が良くなった。
あしたのジョーの聖地でもある。なお、丹下段平の名言「泪橋を逆に渡る」で有名な泪橋は現存しない（かかっていた思川が暗渠化されたため）。
なお山谷地区という名前は2008年まで山谷地区交番（現・日本堤交番）の名前に用いられていたほか、清川にある山谷地区交番前交差点の名前に使用されている。
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関連項目
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