概要
文政10年(1827年)3月15日、薩摩藩士・岩下道朗の長男に生まれる。通称佐次右衛門。「方平」の読みは「みちひら」もしくは「まさひら」。上士でありながら西郷隆盛、大久保利通らのグループ(誠忠組)に属す。
安政7年(1860年)、安政の大獄に反発して江戸で水戸藩の尊攘派と提携を模索したが失敗して帰藩。
文久3年(1863年)、薩英戦争の和平交渉において正使を務める。
慶応3年(1867年)、パリで開催された万国博覧会に使節団長として参加。薩摩藩として独自の出展を行い、幕府側の使節団と対立した。帰国後は藩主に従い上京。12月の王政復古の政変により西郷、大久保らと共に参与に任じられる。明治後は各知事、元老院議官、貴族院議員などを歴任した。
関連項目
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