漢字として
- 意味
- 険しい山道という意味で、日本では埼と通じ岬の意味で用いられる。また日本に崎を含む地名、姓は多い。
- それ以外では、山道が険しいさまを表す崎嶇という熟語で用いられるくらいのようである。〔説文解字〕には見られない。〔正字通〕に、「陭、隑、埼、碕、𠀤びて通ず」とある。また敧とも通じる。
- 字形
- 形声で声符は奇。
- 音訓
- 音読みはキ(漢音)、訓読みは、さき、けわしい、みさき。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。当用漢字表にはなかったが1981年に常用漢字に採用された。
- 語彙
- 崎嶇
異体字
㟢
- Unicode
- U+37E2
- JIS X 0213
- 1-47-82
- 部首
- 山部
- 画数
- 11画
嵜
- Unicode
- U+5D5C
- JIS X 0213
- 1-54-31
- 部首
- 山部
- 画数
- 12画
﨑
- Unicode
- U+FA11
- JIS X 0213
- 1-47-79
- 部首
- 山部
- 画数
- 12画
- 﨑は俗字。JIS X 0213第三水準。
- 嵜は俗字。JIS X 0213第二水準。
- 㟢は俗字。中国の南部の方言で、丘の上の変わった形の岩という意味で使われるらしい。JIS X 0213第三水準。﨑、嵜、㟢、日本ではどれも「さき」と呼んで名字に使われる。
- 𡼋は、〔正字通〕に崎と同じとある異体字。
- 𡼭は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
関連項目
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