川堀健蔵(かわほり けんぞう)とは、アニメ版『Another』の登場人物である。
概要
夜見山北中学三年三組のクラスメイトの一人。出席番号は10番。サッカー部所属。
原作には登場しないアニメ版のオリジナルキャラクター。
いつも制服の下に赤いシャツを着用している。その外見通り、体育会系のスポーツマンである。同じ運動部系の前島学や水野猛と一緒に行動する事が多く、直ぐ前の席の辻井雪人や米村茂樹とも親しい関係である。
初めてキャラが立ったのは7話の久保寺先生の自殺シーン。座席が最後尾だった為に一番早く脱出したが、ショックで嘔吐していた和久井大輔を救出し、廊下で項垂れている辻井を励ます等、男気を上げた。教卓から遠く離れていた事により、精神的ダメージも比較的少なかった事が、周りを助けられる余裕を持てたと思われる(勅使河原直哉も同様に、真っ先に廊下に避難した後、直ぐ戻って小椋由美を助けている)。
このまま終われば良かったのだが、合宿に参加した事が彼の運命を狂わせてしまう。杉浦多佳子の館内放送を聴いて、辻井と一緒に扇動された件については大した事が無かったのだが、咲谷記念館が火事になった際、辻井・柿沼小百合・渡辺珊と一緒に逃げる途中で、シャンデリアの下敷きになってしまう。この時も逸早く脱出したのだが、その直後に倒れてきた柱に潰されて絶命、余りにも呆気ない最期だった。この時はかなり動揺しており、周りを助ける所の騒ぎではなかったらしいが、もしここでも辻井達を助けていれば生き残っていたかもしれないのが惜しまれる。
俺はホモなんかじゃねぇ!
所で川堀は二次創作では何故かホモキャラが定着してしまっている。苗字が川“堀”だからというのもあるが、杉浦の放送を聞いた時に、彼は下半身がトランクス一丁で寛いでいたのが決定的な理由と言われている。桜木ゆかりが階段を転げ落ちて傘に刺さった時も、小椋由美がブリッ死した時も、不自然な程の鉄壁スカートだったが、『Another』唯一のパンチラ(というかパンモロ)が選りに選って野郎だったのが余程インパクトを残したのだろうか。合宿に参加した所為で命を落とし、多くの視聴者の印象に殆ど残らない虚しい死に方をした挙句、ホモキャラにされてしまう等、川堀にとって散々な結果になってしまったと言えるだろう。因みにターゲットにされるのは専ら水野か中尾順太で、何故か運良く辻井と前島は対象から外されている。
この様にすっかりホモのイメージが根付いてしまった川堀だが、本編を見る限りその様な事は一切無く、実は有田松子に惚れている可能性が高い。と言うのも、川堀が水野達と会話している時にずっと有田をガン見しているシーンがあったり、合宿の集合写真ではちゃっかり隣に座っている。7話で和久井を抱えて廊下に出る場面では、直ぐ後ろからハンカチで手を押さえた有田が付いて居るので、一緒に助け出されたと考えられる。そして最終話、川堀が圧死したほぼ同じ頃に、爆風で飛ばされた有田は意識を取り戻している。単なる偶然なのだろうか、それとも……。
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