左手法とは、迷路などで困ったときに使われる攻略法の一つ。逆に右手に沿って進む右手法も存在する。
概要
迷路攻略法の基本であり、その内容は「壁に常に左手をつけた状態で前進する事でゴールまでの道を見つける」というものであり、中世ヨーロッパで起こった迷路ブームの時に考案された迷路攻略法である。創作作品などでも、迷路などで迷ったときにはこの手法が用いられる事も多い。
例えば以下のような迷路に使用できる。Sがスタート、Gがゴールとする。左手法は赤色の壁をたどってゴールを目指していく探索アルゴリズムである。
G
┌────┬─┬┘│
├─── │││─┤
│ ───┘│└┐│
├─┬── └┐││
││├─── │││
│││┌ ┌┘│││
││││ └─┘ │
│├─┴─────┘
S
利点
- アルゴリズムが極めてシンプル。
- 迷路の地図が不要。マッピングも不要。
- スタートとゴールが壁で繋がっていれば迷路の長さに関係なく確実にゴールできる。
- 壁を認識さえできれば目が見えなくてもいつか必ずゴールできる。
欠点
- スタートとゴールが壁で繋がっていなければならない。図の緑のような独立した位置にスタートやゴール、または鍵など立ち寄る必要のあるマスがあるとゴールに永遠にたどり着けない。
- 壁を左右で分類できない場合は使えない。複数階層に分かれていたり立体的に曲がりくねっているとゴールにたどり着くのは難しい。
- 最短経路を探索するアルゴリズムではない。最悪の場合目の前のゴールを無視して脇道に入り込み大幅なロスになる。
左手法が使えない迷路はマッピングや一度通った道は通らないなどの別の攻略法が必要となってくる。
関連動画
関連項目
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