帆とは、風を受けて帆船を進ませるための面状の道具である。セイルともいう。
帆は、船に立てられた支柱であるマストや、そこに渡したヤードやブームなどの帆桁で支持される。布製が多く、帆に使う布を帆布という。
その他の意味
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漢字として
- 意味
- ほ、ほかけ船、ほで船を走らす、という意味がある。
- 〔釈名・釈船〕に「帆、泛なり。風に隨ひて張る幔を帆と曰ふ。舟をして疾きこと汎汎然たらしむるなり」とある。〔広韻〕に「船上の幔なり」とある。
- 字形
- 形声。声符は凡。
- 音訓
- 音読みは、ハン(漢音)、訓読みは、ほ。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 帆船・帆走・帆布
異体字
䑺
- Unicode
- U+447A
- JIS X 0213
- 2-85-78
- 部首
- 舟部
- 画数
- 15画
㠶
- Unicode
- U+3836
- JIS X 0213
- 2-8-81
- 部首
- 巾部
- 画数
- 6画
- 䑺は、〔集韻〕に「或ひは作る」とある帆の異体字。〔竜龕手鑑〕には古文とある。
- 𩗋は、〔玉篇〕や〔竜龕手鑑〕に帆の古文ある異体字。䑺の異構。
- 𤖫は、〔字彙補〕に帆と同じとある異体字。〔玉篇〕などには「音、梵」とある。
- 㠶は、〔直音〕に帆の俗字とある。Unicodeに帆の異体とある。JIS X 0213第四水準。
- 颿は、〔広韻〕に帆の異体とあり、また帆の本字ともされる字。また別に馬が速く歩くという意味がある。〔正字通〕は通用の字としている。
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