幻想人形演舞とは、東方二次創作ゲームである。
2014年夏コミ(C86)に体験版が、冬コミ(C87)に正式版が頒布され、初版分は当日中に完売した。
現在、メロンブックスDLにてDL版を販売中。パッケージ版委託も同店舗を皮切りに1月末から開始された。
2015年5月現在の最新パッチは1.34。
2014年4月18日(土)に公式による第一回幻想人形演舞対戦大会が催された。詳細は公式HPにて。
2015年夏コミ(C88)に、『外伝 ユキちゃんの修行』が頒布された。
現在、公式HPでフリー公開されている。
2015年冬コミ(C89)に、アペンドディスクの頒布が決定した。アペンド版のみでは遊べないので注意。
各店舗でのパッケージ版委託や、メロンブックスDLでのDL販売も予定されている。
概要
ストーリー
ふとした出来事から、うっかり幻想郷へと迷い込んでしまった主人公。
そしてその幻想郷は、「人形」と呼ばれる妖怪でも妖精でもないモノが溢れる異変の真っ最中であった。
どうやら元の世界へ戻るには、この異変を解決するしか方法はないらしい。
主人公は幻想の住民たちと触れ合いながら、かわいらしい人形たちと共に、
異変の核心に迫るべく、幻想郷を駆け巡ることになったのであった――。
内容
“ポ○モ○”風に仕立てた、東方二次創作RPG作品である。
プレイヤーは東方Projectのキャラクターたちを貌どった「人形」を操り、某ゲーム風にドット絵で描かれた幻想郷を歩きまわることができる。ドット絵のそのゲームがもう一度見たかったという人は東方ファンじゃなくても買ってみる価値はアリ?
熱心な東方二次創作フリーク諸氏は、これを聞いて即座に東方人形劇を思い浮かべるだろう。
それもそのはず、本作の制作チームはまさに東方人形劇を制作したスタッフ達である。
本作はPCゲームの為東方人形劇と異なり、ROM吸出しのための専用器具購入やパッチ適用などの小難しい手順を必要とせずともソフトをインストールするだけで楽しめるから実に合法的という利点がある。ただし、エミュレータと違いそれなりのマシンスペックを要求される点には注意。作品ページの推奨スペックはよく確認しておこう。購入前には無償配布の体験版をプレイして確かめる手もある。
なお、開発中の仮タイトルは『幻想の人形-ユメノカケラ-』であった。
正式タイトルは2014年4月にコミュニティ放送にて発表。『幻想人形演舞』としてタイトル画面が公開された。
開発中の仮タイトルはアペンド版のサブタイトルへと受け継がれることになる。
ゲーム紹介
※説明に際し具体的な単語などを使うとよろしくないアトモスフィアを感じるので、誤解のないレベルで表現をぼかしております。
ゲームシステム
- 人形を持っているNPCたちとの戦闘ではお金は一銭も手に入らず、「人形の落とすアイテムを換金する」ことで入手できる。
- 野良の人形を封印する(仲間にする)には専用のアイテムが必要。アイテムの効果が発動している間に倒すことで封印できる。
封印用のアイテムは発動に失敗したり、途中で効果が切れたりする。 - 育成については戦闘で得られるPP(パワーポイント)を各種ステータスに任意に割り振ることで一定値強化が可能。
新しいスキル(攻撃技)の習得やアビリティの変更にもPPが必要になる。 - 持ち歩いていれば戦闘に参加していなくても経験値・PPは取得できる。レベルに応じて経験値には補正がかかる。
- 封印できる人形の数には上限があり、また妖怪の山の鍵山雛に“お願い”しない限り一度封印した人形を解き放つことはできない。
これについては「愛のない行為は推奨できない」という開発スタッフ側の意向によるものである。
事実、この“お願い”はなかなか心に来るものであるので、封印のご利用は計画的に。 - 最初に入手できる人形はプロローグのフィールド中でプレイヤーが任意に選ぶことができる。
この人形のみ特別かつ固定的に潜在能力が高く設定されるため、文字通りの“嫁”として最後まで連れ歩く人形となるだろう。 - 「転生」と呼ばれるシステムが追加される。
- 一定のレベル以上になると人形のスタイルを変えることができる。
- 戦闘曲だけでも8曲実装されている。もちろん他にもフィールド、OP、EDも素敵なBGMが用意されている。
- ゲームを進めて行くことで利用できるネットワーク通信対戦機能が存在する。東方寄書板で対戦募集スレが立っているので、こちらから最新スレを検索し、申し込みをしてみよう。なお、基本TCP10800番ポートの穴開けが必要(某弾幕対戦ゲームと違いUDPではないので注意)だが、ポート開放なしでもクライアント側での接続は可能。
体験版のみの仕様
- 正式版よりも少ない、18種類の人形が仲間になる。
- また、最初に仲間になる人形は霊夢で固定(Web体験版では自由に選べる)。
- 各人形が保有しているスキル・アビリティ(特殊能力)などはすべて体験版用のもの。製品版では異なる。
- レベルキャップは20。
アペンドディスクでの仕様(予定)
- 無印のクリアデータ引き継ぎが可能。
- 夢属性の人形が登場。
- 新属性:「歪」属性の追加。
- 一部属性の相性の変更。→リンク
- 相性変更に伴い全人形の全スタイルを見直し。
- 全人形に「エクストラスタイル」追加(エクストラは既存スタイルの上位というわけではなく相互)。→リンク
- 「無」「夢」を除く全ての属性組み合わせの人形の登場。
- 通信対戦のランダムマッチが実装。
- クラ専同士のフレンドマッチが可能。
- 会話時のキャラクターの表情差分の追加。
- マップ移動時に手持ち人形の先頭の人形を連れ歩くことが可能。
- その他、マップ・イベント・BGM・人形・気象・地相・アビリティ・スキル・アイテム・衣装などが追加。
頒布
DL販売は1月6日より、メロンブックスDLにて開始。
また、HPにてWeb体験版も公開中。
体験版推奨スペックも製品版と同様に設定されているため、購入を迷っておられる方は動作確認も兼ねて遊んでみてはいかがだろうか。
ついに公式が全人形のステータスや技を網羅した攻略ページを用意してくれた。
いわゆるひとつの攻略本なので、ネタバレされてもいいという方はこちらから。
注意
2015年5月現在、バージョン1.34が最新版となっている。
頒布されたままの状態である1.01版(パッケージ版は若干修正された1.10版)には各種バグ・不具合が残っているほか、1.3世代からはタイプ相性や人形のパラメータにテコ入れがなされている。これにより、ストーリークリアのみならず対戦環境にも大きな変化が発生しているため、プレイの前にこちらのページから最新バージョンのパッチをDL→適用されることを強くお薦めする。
また、1.1バージョンより以前のバージョンの方は、先に1.2パッチを当てた後に1.3パッチを当てること。
更に、Windowsの仕様により「Program Files」や「Program Files(x86)」にインストールすると、セーブデータが作成できなかったりパッチの適用に失敗することがある不具合が確認されている。こちらはインストール先を変更することで症状を防ぐことができるため、プレイ前によく確認しておこう。パッケージ版の場合、デフォルトのインストール先はc:¥game¥と設定されているので、問題無ければそのままインストールした方が良い。
アペンド版をプレイするには「幻想人形演舞」本体が必要になるが、本体のバージョンはなんでも大丈夫で、クリアデータの引き継ぎを行わない場合は進行度も無関係である。
関連動画
↓嘘から出た真実 / 全てはここから始まった
公式PV
アペンド公式PV
関連静画
関連コミュニティ
関連リンク
- 特設サイト
- 特設サイト:アペンド版
- プログラム担当ふぉーかる氏HP【FocasLens】
- 音楽担当紫苑氏HP【a-TTTempo】
- ビジュアル担当へもぐろびんA1C氏HP【出血観察日記】
- 情報配信用ツイッターアカウント
関連項目
- 12
- 0pt