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幼年期の終り (Childhood's End) とは、アーサー・C・クラークによるSF小説。人類の霊的進化を描いた古典的名作であり、作者の代表作でもある。
別訳題に『地球幼年期の終わり』、『幼年期の終わり』。
概要
1953年に発表された、クラークの第5長編。1950年にFamous Fantastic Mysteries 4月号に掲載された短篇『守護天使 (Guardian Angel)』を下敷きにしている。
日本国内では1964年に福島正実による訳が『幼年期の終り』のタイトルでハヤカワSFシリーズ (後にハヤカワ文庫SF) に収められている。1969年には創元推理文庫から沼沢洽治訳が『地球幼年期の終わり』のタイトルで刊行(後に創元SF文庫に移動)、長らくこの2種類の訳が版を重ねていった。そのため、公共の場でうっかり『幼年期の終わり』と書くと、性格の悪いSFファンから「そんなタイトルの本は存じ上げませんが……」と嫌味を言われるのが恒例だったとか。
21世紀になり、早川・創元のどちらの訳も40年近く経過したということでか、2007年には池田真紀子による新訳が『幼年期の終わり』のタイトルで光文社古典新訳文庫から出版されている。ちなみにこちらは1990年に出た新版を元にした訳で、冒頭部分がちょっと変わっている。また、これで『幼年期の終わり』と書いても間違いではなくなった。
2024年現在、上記3邦訳はいずれも容易に入手する事が出来る。書店で比べ、自分に読み易い訳文を選ぶといいだろう。
また、上述の『守護天使』もハヤカワ文庫SFから刊行された短編集『ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク1 太陽系最後の日』などに邦訳が収録されており、現在も新刊での入手が可能である(南山宏訳)。
小説が出版されてから半世紀後にドラマ化され、2015年12月にアメリカのSyfyチャンネルで全3話(1話約120分)が放送。日本では海外ドラマチャンネルAXNで第1話が2016年1月に初放送され、全6話(1話を前後編に分割)が2016年5月1日に一挙放送された。
あらすじ
……おや!? 人類のようすが……!
おめでとう! 人類はオーバーマインドにしんかした!
関連項目
- アーサー・C・クラーク
- 小説作品一覧
- 2001年宇宙の旅
- オーバーロード
- SF
- 伝説巨神イデオン
- 新世紀エヴァンゲリオン
- ゼノギアス
- ウルトラマンジード
- 絶対魔獣戦線バビロニア
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