広島市とは、広島県の県庁所在地である。2012年4月1日現在20市ある政令指定都市のうちの一つである。
概要
広島市は広島県西部に位置し、南側は広島湾(瀬戸内海)に面している。また、旧市内と呼ばれている市街地は、市内を流れる太田川やその支流によってできた三角州地帯の上に形成されている。
広島市は中四国地方の地方中枢都市であり、(人口が)最大の都市でもある。また、世界的に見れば、広島市は世界で初めて原子爆弾の被害を受けた都市として有名であり、その経験から、国際平和文化都市として、原爆や核兵器の悲惨さ、戦争の愚かさを世界に発信し続けている。
昭和40年代には政令市昇格を仙台市と競り合い、付近の町村を次々と吸収していったせいか、平成の大合併以前から市域は政令市の中でも広い部類であった。
詳細
- 面積:約905km²
- 人口:117万7840人
(2011年9月1日現在の推計人口。(東京23区をひとつの自治体と見れば、)全国で11番目に多い人口である。) - 市制施行:1889年4月1日
(Wikipediaによると、「1889年に日本最初の市(36市)の一つになって以来、一貫して中国・四国地方第1位の人口を有する。市制施行当時(8万8820人)は福岡市(5万3014人)等を大きく上回り、京阪神を除く西日本最大の都市であった。」とのこと。) - 政令指定都市への移行:1980年4月1日(10番目の指定。)
- 市長:松井一實(2011年4月の市長選で初当選。なお、「かずみ」の部分は新字体で「一実」と表記されることもある。)
- 姉妹・友好都市(提携順)
簡単な歴史
広島市の発展の始まりは、戦国時代と言われている。当時中国地方一帯を次々と勢力下に置いていた毛利氏は、安芸国高田郡(現広島県安芸高田市)の吉田郡山城を本拠地としていたが、手狭で交通の便も悪く、軍事・政治・経済等あらゆる面で、本拠地を移転する必要性が生じていた。そこで目を付けたのが太田川河口の三角州地帯であり、当時の当主毛利輝元の命令によってこの三角州地帯を埋め立てて広島城が築城された。関ヶ原の合戦で東軍が勝利すると、毛利氏に代わり福島正則が広島藩主になったが、幕府に無断で広島城を修築したことにより改易。その後は、新たに広島藩主になった浅野氏の下、広島は城下町として発展していった。(なお、広島城は1945年の原爆投下により一度全壊している。現在ある天守閣などは戦後復元されたものである。)
明治維新以後の広島市は、軍都という、さらに違った面で発展する。とりわけ日清戦争においては、大本営が広島城内に移る、帝国議会が広島市で開かれるなど、約8カ月という短い期間ではあったが首都機能が移転するほどであり、このことからも広島市が軍事的拠点としての位置を与えられていたと考えられる。ちなみに、この軍都としての発展が、後に広島市が原子爆弾の投下目標に設定された要因にもなっている。
第二次世界大戦で原子爆弾投下による甚大な被害を受け、「今後75年間は草木も生えない」と言う絶望的な噂も流れたが、市民はそこから立ち上がり、急速な復興を遂げる。広島東洋カープの活躍も市民の心の支えになった。現在でも、都市高速道路が着々と整備されていたり、広島駅周辺や湾岸部などで再開発が行われていたり、新市内の丘陵地帯ではベッドタウン化が進行したりと、中四国地方の中心都市として、まだまだ発展の余地があると見られている。
2010年2月6日には、ニコニコ動画(9)の全国ツアー「ニコニコ大会議2009-2010」が広島市でも開催された。
各行政区の簡単な紹介
旧市内(昭和40年代に周辺市町村と合併する以前から広島市だった地域)
- 中区
文字通り広島の中心部。基町を中心として、県庁などの行政機関が集まっている。
また、八丁堀~紙屋町~本通りの一帯は、中四国地方最大の繁華街となっている。一応地下街(紙屋町シャレオ)も存在する。かつてはそごう・広島バスセンターの隣に広島市民球場もあった。
市民球場(跡地)と相生通りを挟んだ反対側には、世界遺産である原爆ドームがあり、元安川を挟んだ旧中島地区とともに平和記念公園を形成している。
紙屋町・本通りと原爆ドームの中間あたりにある大手町通り周辺は近年オタク街化が進んでいる。とはいえ、世界遺産の目と鼻の先にオタク街がある(しかもアニメイト・メロンブックス・じゃんぱらに至っては爆心地から徒歩1分もかからない)というのはいかがなものか・・・ - 南区
廣島驛広島駅や広島港があり、広島市の玄関口となっている。(釜山行きのフェリーが広島港から就航していた事はもはや黒歴史となっているのだろうか・・・)
さらに2009年には広島駅の近くに新しい球場もできた。
また、広島を代表する企業・マツダの工場がある。(なおマツダの本社は、市内ではなく隣の府中町に置かれている。府中町はマツダのおかげで税収がよく、そのためいくら周囲を広島市に囲まれていても広島市と合併することはまずないと思われる。) - 西区
主に横川・西広島両駅を中心とする商業エリアと、西広島バイパス沿いの住宅街エリアに分かれている。
西広島駅周辺の己斐(こい)地区は、ズッコケ三人組の舞台となっているミドリ市花山町のモデルとなっており、駅前には三人組の石像が置いてある。
また、横川駅周辺は数年前に駅前広場が整備されたり広電7号線が開業したりした結果、現在では郊外との重要な交通の結節点となっている。(余談だが、駅前にある「ゴッドバーガー」は、価格こそマクドナルドとかに比べるとゴッドなくらい高いが、その分味もゴッドなくらいうまい。)
観音地区には広島西飛行場(元・広島空港)という空の玄関口もあるのだが、広島空港としての機能が移転してしまった今となっては、マリーナホップというアウトレットモールなどの例外を除けば今やその影も薄い。
運動系の部活とかやっていれば一度は目にしたことがあるであろう、ミカサ(主にバレーボール)やモルテン(主にサッカーボール)のといったスポーツ用品を製造している本社があるのも実はここ。 - 東区
旧市内の中では最も広い区。都心に近いのにものすごく自然が多く、また、原爆の被害を受けなかった文化財も数多く存在する。
牛田の広島ビッグウェーブは(競技用)50mプールが(大会のない日には)市民に開放されている。さらに冬になるとスケートリンクになるので意外とおすすめ。
なぜかニコ動で弾幕化されるまでの人気がある矢賀駅は東区にある。
新市内(合併で新たに広島市となった地域)
- 安佐南区
西風新都などの大規模な団地が多数開発されている地域。
サンフレッチェ広島の本拠地である広島ビッグアーチがあり、市内中心部とはアストラムラインでつながっている。(でも正直サッカーファンとしてはこんな辺鄙な所に作らなくても...というのが本音なのかもしれない)
近年では、緑井地区や祇園地区に大規模商業施設が出店したことにより、新たな商業エリアとして期待がかかっている。 - 安佐北区
市内面積の約4割を占める最大の区。正直可部地区・高陽地区以外はほぼ田舎な気がする。(そこに住んでいる方々には少々申し訳ない…)
ちょっと遠出にはなるものの、市内唯一の動物園である安佐動物公園がある。 - 安芸区
ここも田舎の風景と新興住宅地が混在する地域。
安芸区に本社を持つタカキベーカリーのパンはけっこう美味しい。 - 佐伯区
「ここが広島市民のベッドタウンなのであろう」と思うほど宅地化が進んでいる区域。
その北部に位置する湯来町(「広島の奥座敷」と呼ばれている湯来温泉がある)との合併によって一気に区の面積が拡大した。
広島市観光案内
広島平和記念公園/原爆ドーム
平和記念公園は、原爆投下によってほとんどすべてが壊滅したかつての繁華街・旧中島地区を中心に建設された。公園の南側には広島平和記念資料館(通称:原爆資料館)があり、原爆投下に至った経緯や被爆当時の惨状を伝える遺品などが展示されている。
また、公園の北西には『負の世界遺産』原爆ドームがある。何度も補強工事が行われてはいるが、被爆のその『時』を今も多くの観光客の目に焼き付けさせている。
広島市民の交通事情
広島市街は三角州地帯の上に形成されているため、そのため地盤がかなり脆弱(地面を深く掘ると水が噴出しまくる程度の脆さ)である。そのため、地下鉄を通そうにも地盤対策などで建設に余計な費用がかかる(あえて通したとしても、採算を考えると運賃を高く設定することになりおそらく敬遠される)ため、本通駅~県庁前駅間が地下鉄扱いになっているアストラムラインを除けば、広島市に地下鉄は通っていない。このことは、現在でも路面電車(広島電鉄)が広島市民の足として活躍している一つの要因でもある。ちなみに、広島電鉄は全8系統、路線総延長は35.1kmであり、路面電車として日本一の運行規模を誇る。
路線バスについては、複数のバス会社が運行している。そのため、多くのバスが走る相生通りや鯉城通りは、だいたい混んでいる。広島市のバスターミナルとして機能している広島バスセンターが広島市の中心部である紙屋町に位置していることも混雑の原因なのだろう。
郊外からは、主に郊外行きの路線バス、アストラムライン、JR(通称國鐵廣島)が通勤・通学に使用される。
ちなみに、路面電車や路線バスのほぼ全線で電子マネー『PASPY』が使用できる。PASPYエリア内であればICOCA(実は國鐵廣島でも使用可能)も使える。ただし、PASPYはICOCAエリア内では使えない。
原爆と平和
概要でも触れたが、広島市は世界で初めて原子爆弾の被害を受けた都市である。(なお、広島市への原爆投下およびその被害については、広島人にここで語らせるときっと非常に長くなるため、原子爆弾の記事を参照してもらいたい。)
それゆえに、戦後60年以上経った現在でも、戦争とか核兵器とかにはとにかく敏感である。どこかの国が核実験を行えば被爆者団体が抗議の座り込みを行ったり、毎年夏になると、市内の小中学校では戦争や平和についていろいろと学ぶ機会が設けられたりと、本当に平和に対する関心が高い。(そうはいうものの、広島市が「ヤクザや不良が多い都市」としても有名なことや、市民(特に被爆者たち)の中にある被爆者意識がたびたび左翼の活動家に利用(悪用?)されていたりすることから、一概に市民に「平和」に対する意識が浸透しきっているかといえば、そうも言い切れなかったりする。)
関連動画等
関連商品
(関連商品・・・・・というよりは広島市の名産品紹介となってます。)
関連コミュニティ
関連項目
広島市出身の主な人物(大百科記事があるもの 他にもあったら追加どうぞ)
- 綾瀬はるか(女優)
- 辛い新井貴浩(阪神タイガース)
- 新井良太(阪神タイガース ↑の実弟)
- 奥田民生(シンガーソングライター 元ユニコーン)
- 金本知憲(阪神タイガース)
- 西城秀樹(歌手)
- 獣神サンダー・ライガー(プロレスラー (設定上永井豪宅出身となっている))
- 高津臣吾(元メジャーリーガー)
- 達川光男(珍プレー殿堂入り野球解説者)
- 野中政宏(声優(というよりむしろ草薙京))
- Perfume(テクノポップユニット (※ただしのっちのみ福山市出身))
- 矢沢永吉(ロックミュージシャン)
- 山本浩二(ミスター赤ヘル)
その他広島市に関連する項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E5%BA%83%E5%B3%B6%E5%B8%82


ページ番号: 3783573
リビジョン番号: 1496454
読み:ヒロシマシ
初版作成日: 09/06/23 18:41 ◆ 最終更新日: 12/04/10 03:03
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